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破壊のジェネレーション

気付くと、コミケがらみのリアルタイム更新に埋め尽くされていて、
写真が一枚もトップページに無い状況。

3日目終了から、はや1週間。
色々まぁ、あって(邪笑)、ようやく、当方のコミケ78は決着といったところで、
そろそろ平常運転に戻すべく、レビューを一発。


MEGATRONは、絶え間無く自らを再構築している。

最初の戦争がCYBERTRONで始まったとき、
彼は気取られる事無い用意の元に、
AUTOBOTSを捕らえるべく、常に最新の変更を適用した。

いまそこにある破壊者

彼のスパイは、彼の体を完璧な戦闘機械に最適化するべく、
常に新しい技術に目を光らせている。
MEGATRONは、CYBERTRONの技術の最前線である。
そして彼の敵は、それを阻止すべく、対価を要求されるであろう。

それは『破壊大帝』

というわけで、
"ジェネレーションズ"
『セイバートロニアン メガトロン』
です。

最新モードのメガ様!キター!

デラックスサイズながら、ムービーやアニメイテッドなどの変化球以外では、
実に久しぶりの新作メガトロン様なのでは。

当ブログでは、あわやネタ要員で終了かと危惧されましたが、
やっぱりこの格好良さはネタでは終わらせられない。


というわけで、まずはビークルモード。

セイバートロニアン・タンク

聞いたところによると、海外で発売中の、
セイバートロン星を舞台にしたゲームに登場のバージョン、とのこと。

俗に謎ビークルなどと呼ばれがちな、セイバートロンモードのタンク形態。

アニメイテッドのセイバートロンジェットにシルエット的にも似ているので、
てっきりまたジェット形態だと思い込んでいた当方。

セイバートロニアン・タンク背面

フラットな装甲面の組み合わせできれいにまとまった上面に、
長大な融合カノン砲。
モチーフ無しとはいえ、カッコ良くまとまったビークル形態。

セイバートロニアン・タンク上面

平面的とはいえ、まっ平らではなく、カノンの設置部に窪みが設けられた、
中々に凝ったデザイン。

そして、ちょっと小さい(苦笑)キャタピラ。

まぁ、気にしなければ気にならないが、
車体に対して申し訳レベルのサイズだけど、しかし、

ホバーモード

キャタピラは下面に折りたたみ、ホバーモードにすることが可能。

この状態でも違和感全然無いので、キャタピラは降着装置とか、
精密射撃時の砲安定機構だとか妄想で補完すればOK。


では、トランスフォーム!

トランスフォーム!

融合カノンは一度取り外す。
おや珍しい、と一瞬思い、はっとなる。
TFって、武器が余らないどころか、最近、外さない、の領域がデフォになりつつある・・・。

手が真っ二つ

変形は簡単な部類だけど、手のひらごと真っ二つの下腕部は個性的。


変形完了!

セイバートロニアン・メガトロン

メガトロン、ロボットモード。

か、カッコいい!
非の打ち所の無い、見事なプロポーション!
引き締まったボディ、がっしりした四肢!

セイバートロニアン・メガトロン背面

そして、この後ろ姿に惚れろ!

背筋?の盛り上がった、実に逞しいフォルム!

侠の背中

細かく施された背面のディテールが、顔に見えるとか見えないとか・・・?

セイバートロニアン・メガトロン前面

やはりシンプルながら小気味良い情報量にまとまっている。
胸部装甲にはクリアパーツもあしらわれ、異世界メカの雰囲気を盛り立てる。
また、左肩の隙間のパーツの重なり合う場所や、
背面などに設けられたスリット状ディテールが更にメカニカル感を演出。

前述の背面などにも、ヒザ裏などに至るまで施された、メカディテールが気持ちいい。

外装はシルバーはやはり無理だったのか、ライトグレー。
最近見慣れてきたのか、コレはコレでありに思えてもいるけど、
パケ裏写真が見事な銀塗装で、ああ、やっぱ全塗装版も欲しいなぁ、とか。

しかし、塗装無しでも、今回、主要な表面は全てシボ加工が施されており、
中々これはこれで見栄えがして良い。

破壊大帝の相貌

メガトロン様のご尊顔。
G1デザイン基調のメットに、赤い目!
今回は、歯食いしばりも叫びも無しのキリリ顔。
これがまた、カッコいいのですよ。

目は、最近何故か多い、
"クリア成型で集光窓もあるんだけど、塗装で塗りこめてある"仕様。
ホントに、何故だ・・・?

セイバートロニアン・メガトロン脚部

クリアパーツは、ヒザ下にも用いられ、ここは真後ろが素通しになっているので、
角度によっては背面から入った光で発光して見える!
これ考えたひとエライ!


ギミック!

・・・といっても、ロボットモードでは特に無かったりして。

いや!あるんだ!実は!

融合カノン

融合カノン砲から、弾丸を発射可能!

・・・なのはいつもの事なのですが、その際に。

融合カノン、装填前

マズル?の後ろの部分の開口が、装填前はクリアパーツが見えていて、

融合カノン、装填後

装填するとスライドしてメタリックパープルに塗装された部分が見える!

・・・分かり辛い。

どうも、"エネルギー充填!"みたいな演出らしいが、芸が細かすぎて地味だぜ!
しかし、これに気付いてしまったばかりに、
いつもは"無くすから"とすぐに仕舞ってしまう弾丸を装填したままにしてたり。
ううむ、悩ましい・・・。


アタァーック!

ディセプティコン、アタック!

可動はそれなりに中々。

足回りが秀逸。
股関節がよくあるボールジョイントではなく、
きちんと軸関節で構築されているので、実にカッチリ動くし、
あらかじめ可動のことを考えたと思われる変形機構のおかげで、
ヒザ曲げ180度余裕、足首も前後に深くスイング、

さらに、ヒザの位置も下の方だし、足首には、変形用関節以外に、
左右へのスイングも仕込まれていて・・・、

破壊者、征く

早い話、よく動くよ!コレ!ってこと!

セイバートロニアン・メガトロン腕部

対して、腕部はちょっとアレ?な仕様だったりで。

肩が水平まで開けなかったり、何より、上腕の回転が無いのが残念。
ヒジ曲げは、足同様"可動の事を考えたと思われる変形機構"のおかげで、
二つ折り近くまで曲がるものの、実際取れるポーズは結構制限されてしまう。

・・・が!

フュージョンカノン!

その制限されたポーズの中に、
この"カノンを肩タメでがっしり構えるポーズ"が含まれてるってのは、
もうコレだけでオッケーじゃねぇ!?

フュージョンカノン砲撃体勢

肩が、前方にスイングできるのですよ、少しだけど!
それプラス、手が平手なので、融合カノン両手構えが出来ちゃうのですよ!
そして、このポーズの時の後姿が、また、もう!
ていうか狙ったな!コレ作ったヤツ!チクショウ!よくやった!

とまぁ、ちょっとクセがあるものの、
首も"可動の事を(略)"で、アゴを引くことができるので、細かい表情は結構多彩。

破壊大帝のたたずまい

"融合カノンをどっしり構え"
そして、"偉そうに直立"がしっかりと決まるだけで、
不思議と不自由は感じないのが、メガトロン、というキャラ性なのかも。


「破壊だ!破壊してくれる!」

破壊の顕現者

"破壊を冠せし暴帝、新たな世代を刻む・・・"


というわけで、欧米でスタートの新シリーズ・ジェネレーションズより、
セイバートロニアン メガトロンでした。

破壊大帝、現臨

いやはや、今は日本でも、アニメイテッドがローカライズ版でスタートし、
トイもほとんどのもの、どころか、日本初登場のものまで販売され、
タカトミによる"2010"展開もあって、今!TFは日本が熱いぜ!
・・・と、思いきや、
本国のほうでスタートした、完全新作シリーズ・"ジェネレーションズ"が、
負けじと熱い!というかうらやましい(苦笑)!

"クラシック"、"ムービー"以来の、急進したTFトイの技術と、
新たにリライトされたセイバートロニアンの世界観で再構築されたTFキャラクターが、
実に魅力的な当シリーズ、ホントに、日本でも正規展開されないものか・・・。

破壊者

そして、待ってましたの、メガトロン!
やはり、オプティマスプライムと並び、TF世界を代表するこのキャラクター、
彼がいなくては始まらない!とすら言える、個人的にも、指折りで好きなキャラ。

今なら、それほど入手難度は高くないはずなので、
手に入る環境の方なら、オススメかも。

常に進化を続けるメガトロンの最新形態を、目撃してみてはいかがでしょうか・・・?

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コメント

コリャかっこいいですわ。G1基準にうまく鋭角的なデザインを融合させた、馴染み深くも新しい暴帝に嫉妬(笑

威風堂々な素立ち、カノン構え、最後の“獲物を担いだメガさま”…。ううん嫉妬!

そう、まだ買えてない私。止まらない店よ、店頭にはたくさんあるのに予約組は9月半ばとは生殺しはマジで泣くぞ(汗

しかもココのレビューみちゃったし…辛抱たまらん、買っちゃおうかな

いや、ほったらかしにして申し訳ない。

このレスもらってからずいぶん時間が経ち、
日本国内販売も決定しちゃったり。

というか、買えた?

”止まらない店”は、秋葉からは近くて良いのだけど、
営業時間の短さと、予約組みの扱いがナニなんだよなぁ。

兄ちゃんもスッゲエぶっきらぼうだし(笑)。