さだめは無情
さて、ヤクト・ドーガを買いに、意味も無く秋葉原まで車を飛ばしたわけですが。
・・・エライものを見つけてしまった。
いや、まだ買うかどうかも定かで無いので詳細は伏せますが。
全く、歯をむき出しにして本気で探し回っているときには尻尾すら踏めないのに、
何となく興味が薄れて乗り気の無い時に限って、どうして出てくるのだろう。
あと、金が無いときとか。
たとえば、タカラ製『メタルジャック』シリーズのハイパーレッドジャックとか。
おもちゃ好きの方には説明に及ばない、名作(らしい)。
シリーズ最終作に相応しく、高い完成度を誇る(みたい)、傑作トイ(だそうです)。
何故か、出てくるタイミング、売ってるタイミング、
いつもいつも、メシ代を削ったり借金をこさえたり、
盗んだバイクで走り出したり(ウソ)しているような、絶妙な貧困時ばかり。
お陰で、ワタクシ、もうこのトイを10年近く欲し続けています。
・・・ああ、手に取りたい。遊びたい。欲しい。
というか、今日もコレが入っていないか定点観測のつもりで店を覗いたのですよ!
コレがあったら2秒で購入決定だったのに!
まぁ、こちらも、同じような年数、探していたアイテムではあります。
見つけてしまった以上、検討せねば仕方が無い。
ううむ、ここ最近になって、ようやく市場に再び出回るようになったし、
何しろ、実はソレを夏頃に一度、絶好の好物件を買い逃して、
歯噛み地団駄空中ダッシュのコンボを決めたばかりだったりします。
しかも金は相変わらず無いけど、
今ならボーナスをあてにしてカードを使えるタイミングだし。
いや、これはどうでも良いのだが(苦笑)。
こんな時、先人たちの行動に従ってみるのも悪くは無いでしょう。
かの元海軍軍人、山口多聞氏は、こう仰っていたそうです。
『見敵必殺』
と。
ウソです。言っては無いかも(笑)。
行動としてはそうなんですが。
まあ、とにかく、これは我々のような趣味人の不文律。
欲しいと思ったら、気になったら、即行動に移すべきである!
と、強く強く、背中を押してくれています。
でも、ほんとに今、乗り気じゃないんだよなぁ・・・。
地味に欠品ありだし・・・。
しかし、その欠品個所も、個人的に、そんなに気にならないし、
その気になれば、その部品くらいは入手できそうだし・・・。
なにしろ、その欠品のお陰で、現実的に悩む程度の値段になってるし・・・。
ああー!もう!
悩む工数が惜しい!
オレの時給はコンビニ深夜バイトよりは高いんだぞ!
(何気に自虐的な台詞だ)。
私は、このような事態を解決するため、
上の山口多聞殿の教えのほかに、経験から一つの掟を設けています。
著名なアニメ作品、『戦闘メカ・ザブングル』の中には、
”三日の掟”
という、これもまた有名な掟が登場します。
いかなる犯罪も、3日逃げ切れば、罪に問われる事は無い、というようなルールですが、
名付けて、
”三度の掟”
三度、気になって手に取った品物は、
もう気になって手にとってしまう工数が惜しいので、
物理的制約(金とか)が許す限り無条件で買っておけ!
という、無頼な香りがぷんぷんする(?)ローカルルールです。
これに照らすと、もう3度どころでは無い気になり回数なので、
見たら即!その場で即!
買っておかねばならなかったのですね。
しくじったぜ、オレ。掟破りだな!
・・・とりあえず寝よう。
明日、まだ気になったら、会社を早上がりして買いに行く。
さて、どうなることか。
・・・最悪のオチとして、
起きたらすごく欲しくなってきて、
意気揚々と買いに行って売り切れ!
というのは全く以って勘弁願いたい。
それは正に夏の悪夢の再現だ・・・。