エイリアン
この見たまんまの簡単ながらまとまりの良い変形に、惚れた。
コックピット部、ソーサーの分離ギミック、
スタンドのネームシールが妙にシュールで笑えてしまうのですが。
システムインジェクションで、関節部完成状態という恐るべきバンダイテクノロジーによる、
パイロット・・・、というかケロン人(笑)。
ソーサー着座姿勢はもちろん、ぺたん座りやら、あんなこんな、それらしいポーズが
実に簡単ながら巧みな構造により良く決まる。
マスプロもののケロン人では、費用対効果の点で最強かも。
後は、伍長さんらしい手持ち武器があれば完璧だったなぁ。
もはや当然と言わんばかりに、本体の可動もバッチリ決まる。
ていうか、ヤダナニコレ、本気でカッコヨク思えてきちゃったんですが・・・!?
もう、ドキドキです。
このアングルの密度感が実に美味しい。
簡単組み立て高品質仕上がりで、
可動、変形、パイロットフィギュア、そして集めれば合体(!)までこなす、
実にハイスペックな内容をぎゅうぎゅうに凝縮されたワンパッケージ。
オイオイ!これで600円台だったらBB戦士の立場無いだろ!
・・・と、思ったら、定価は840円だった。
さすがに結構高い(苦笑/小学生基準)。
しかし、こういう心躍るプラモは最近中々無いですね。
やはりおなじみ、老舗にして現役の『BB戦士』や、
比較的若い年代なら、『ワタル』『プラクション』あたりを思い起こさせる、
遊べる遊べる、遊び倒せるスタイルですね。
個人的には、30代前後かそれ以前のホビーファンの方なら良くご存知と思われる、
『オモロイド』の方が近いと感じたり。
デザイナーとエンジニアが、好き放題にガチになって作った、という感じがするのですよね。
今だったら、やはり、というかカトキ氏か。
すっかり、ガンプラデザインのご意見役の立場に据え込まれてしまった感がありますが、
もうちょっと若い頃のぶっ飛び加減で、今のこなれた技術を好き勝手に使って、
ニヤニヤしながらカッカしつつ、やりたい放題な商品作ってくれないだろうか。
ああ、また『オモロイド』欲しくなってきてしまったなぁ。
再販話が流れたのが残念至極。
ここはひとつ、正に現代版オモロイドといった趣の、
この『ケロロ』シリーズでも集めてみますか。
・・・暮れに合体大箱セットとか出そうで、今買うのはちょっと恐いけど(苦笑)。