« "寒中見舞い" | メイン | あけましたね »

年頭ご挨拶(2009)

今年、当方、喪中の為、
例年の派手なご挨拶は控えさせていただいておりますので、
その旨、ご容赦頂けますよう。


御来訪の皆様におかれましては、
旧年中は、"SD戦国伝考証サイト"・『八紘輪』ならびに、当ブログ、『余剰部品』を
ご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

新年も変わらぬご愛顧を賜れるよう、努力致したい所存です。


ここには、『SD戦国伝考証サイト 八紘輪』の『近況』としての
立ち位置にて、旧年を振り返り、今年の方針をお話したいと思います。


さて、親サイトの『近況』としての立ち位置に帰ると、
旧年の活動に関しては、大変心苦しいご報告となってしまいます。
結局、掲示板上にて投稿頂いた、月刊誌の読み合わせ以外、
なにも無かったと言うに等しい状況でした。

強いて言えば、『関節構造考証』なる記事を立ち上げようとしたものの、
結局、前置き説明程度の段階で頓挫してしまい、
もはやリンクを付けるのもはばかられる、
大変、情けないこととなってしまっており、
御来訪の皆様には大変申し訳ない状況となってしまっております。

よって、新年度においては、この『関節構造考証』の立て直しと、
確かな成果の確立を主目標とさせていただく方針です。


ごく個人的見解ながら、
こと、"考証"という次元で見た場合、
SDキャラクターの体構造という問題は、
全く手付かずのまま、積み残しの問題となっている、
というのが、近年の私の見解です。

"烈伝""三国伝"と、プラモデル製品におけるデザインの変化や、
ガレージキットと、それをベースとしたハイエンドトイ"SDXナイトガンダム"を見た限り、
大変僭越ながら、真面目に可動を検討している方々には、
10年位前に通過したポイントで、
しかもそれといった焦燥感を得ずに停滞しているように思われます。

もし、バンダイ社やホビージャパン誌の諸氏が、
この意見を聞き"小賢しい"と思うぐらいならば、私としては、むしろ安泰です。
近日中に"違和感無く良く動く"SDが手に入る事は期待して良いでしょう。

前述の『関節構造考証』にて当方が示そうとしたのは、
その10年分の試行錯誤の結果、というべきものであり、
それは、問題解決の方向性や取捨選択という点で、
恐らく全ての方の支持を得るものでは無いと心得ております。

SDは時にシリーズそのものが凍結しつつも、
いざ再開時には、極度に先鋭的な進歩を遂げた"ガンプラ"の基盤を
そのまま流用できる分だけ、
模型という見方では、
"どうしようもない停滞を打破しようとした経験"
が希薄なように思えます。

対してガンプラは、かつて幾つもの"墓標"を打ち立てつつ、
とうとう、"アニメそっくりのRX78ガンダム"が
内部構造の考証を加えつつ自在に可動する、という、
もはや不気味とすら思えるほどの先鋭的プロダクツを完成させています。

それと同等、いや、さらに先の事をSDにおいてさせるには、
そろそろ、"ザクの肩をハの字に切って"満足している過程は、
終わりにしなければならない。

さもなくば、一部のガンプラが陥りつつある事態と同様、
表面記号のみの変化に終始し、自らを消費して尻すぼみになるのは
避けられない事と思われます。

"MSフレーム"の如く、
"正解とは思えないけど、試行としては確かに有意義と言える"
ものを作り、提示する事が出来れば、
長くSDを愛好しているものとしては、これ以上ない有意義と言えるでしょう。


これらの言葉が、壮言に終わらぬ事を、自身に厳に言い聞かせつつ、
2009年の抱負とさせていただきます。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://hakkourin.serio.jp/yojo/mt-tb.cgi/367