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叫べ、その名前を

やあ、やあ、月末になって、いろいろ発売になってますねぇ!
いやぁ、どれも楽しみにしてたんだよなぁ!


orz

買えねぇ・・・。

来るとこまで来てて、もはやネタにもならない気がするが、
ここんとこ毎月、"金欠度下限"を更新しているように思われる。
この下降率を続けると、
半年以内に無職浪人時代と等しくなるのだが・・・。


というわけで、景気付けに、

突撃型宇宙戦艦

コナミ"超星艦隊セイザーX"超星合身シリーズ
『グレートライオ』

・・・・・・何故、今コレ!?

いや、そこに転がってたんですよ。
コレ、お気に入りなので、
いつもゼノンバインといっしょにそこらにポンと置いてある(笑)。


というわけで、何となくその場の気分でレビュー開始。

ライオキャリアー


突撃型宇宙戦艦 ライオキャリアー
全長50M 全幅35M 全高22M 総重量750t
搭載兵装:セイザー砲/ライオキャノン

以上のようなスペック。
調べようとしたら、実は公式にもウィキにも書かれておらず、
パッケージにしか記載が無い情報と判明・・・。オイオイ。

と、いうわけで、この形態は『ライオキャリアー』と呼称
その名の通り、
艦首には非常にインパクトのある、ライオンの顔を象った巨大な船首像。

金色部分は、俗に"黄土色"と言われてしまう、成型色による再現ですが、
個人的にこの色、キライじゃない(笑)。
ただ、パッケージでは金塗装仕上げだったので、ギャップは確かに大かも(苦笑)。

このライオンの口が、
劇中でも艦隊中最強の兵器として扱われていた『セイザー砲』砲門です。
僚艦が時間稼ぎしている間にチャージして、発射、
みたいな演出もあったりしたなぁ。

"艦隊"っていう響きが燃えた"超星艦隊"でした。
まぁ、劇中演出では、あんまり"艦"らしくなかったですけど(笑)。

確か、顔の脇の3連装のモノが、ライオキャノンだった気が(うろ覚え)。

ライオキャリアー艦尾

後方。
艦尾にスラスターらしき造形あり。
なんだかこれら写真だけ見ていると、どんな形か良く分からないかもですが、

舷側

こんな側面型です。
ライオン顔のインパクトに流されがちですが、
結構スリムにまとまったプロポーション。

"戦艦"と銘打っていますが、上記の通り、全長50Mと、
地球の常識に照らせば、かなり小型の艦、という事に。

ていうか、突撃型宇宙戦艦って何ぞや・・・。

また、"キャリアー"という名の通り、
甲板上には艦載機、コアキャリバーを搭載!

テイクオフ!

コアキャリバー、テイクオフ!
甲板上面の固定ボルト・・・、と勝手に思っている(笑)、丸ボスにて係留。

コアキャリバー

中型戦闘艇 コアキャリバー
全長20M 全幅18M 全高12M 総重量300t
搭載兵装:コアレーザー

艦載機、と言い切ってしまうには巨大な機体。
ググってみたら、設定上は"中型戦闘艇"らしい。出典不明。
設定本とか実はあるのだろうか・・・?

この、"空母"に"艦載機"、というギミックが、個人的に激・燃!
大メカに小メカ搭載、というのは、やはり良い。

コアキャリバー艇尾

"宇宙艦"というイメージからか、箱・塊感のある母艦ライオキャリアーに対し、
いかにもSF的戦闘機然としたフォルムのコアキャリバー。
中央胴体に、左右に張り出した兵装ベイ、
2股のフレームに懸架された、スラスターモジュール、という構成が、
独特のフォルムを形作る。

後尾部のディテールは、スラスターか。

飛行甲板

ちなみに、母艦側の甲板。

係留用のボルトがある以外、特に艦載機用の構造などは無し。
まぁ、妄想で補う(笑)。

上面の平らな灰色の部分が、窓らしきディテールもあるので、
多分、ここが艦橋では?とか思っていたり。

そう思うと、

ボーディングブリッジ

コアキャリバー搭載時、
コアキャリバーの機首にある、やはり窓らしきディテールの部分と、
この艦橋っぽい部分が、丁度上下に重なるのが、
あたかもボーディングブリッジがこの間に有るのでは?
とか妄想できて良い。

防空戦闘

コアキャリバー、発進!宇宙(そら)を制圧せよ!
みたいな。

変形!

そして、変形!

機首を折り畳む意外は、えび反り状態を真っ直ぐにするだけだったり。
が、この"機首を畳む"アクションの感触が、単純だけどちゃんと"変形メカ"に思える。
足首部が、折り畳んだ位置でちゃんとピンに挿して固定できるのも良い。

真上or真下から見ると、顔が丸見え、というのは、まぁ仕方が無いか・・・。
首を上なり下なり、好きなほうに向けて緩和すると良し。

コアブレイバー

変形完了!
これが、コアブレイバーです。

全長45M、全幅21M

でかい。何気に、ガンダムの倍以上の身長ですよ。

実にシンプルなプロポーション・・・、
というか、まるで特撮ヒーローのようなデザイン。

と、いうか、特撮番組なんだってば(笑)。

非マッシブアレンジとでも言うか、
胴体のサイズといい、手足の長さのバランスといい、
ほんとに人間っぽい。

狙ってやったのなら、ある意味で良いセンスだと思う、個人的に。

このプレーンなデザイン、ロボットとしてはかえって新鮮かも。

コアブレイバー背面

武装は、両碗手甲部の"コアレーザー"。
しかし劇中では、装備よりも、
そのプロポーションに相応しい軽快な運動性能で、敵と渡り合ってましたね。

戦え!コアブレイバー!

そして、劇中での活躍を反映するが如く、動く!動く!

えび反り変形のため(笑)以外にも、一通りの関節はアリ。
肩がやや横に開けるだけ、とか、下腕、手首に回転軸が無い、とか、
ちょっと物足りないスペック・・・、にもかかわらず、
これが中々、よく動いてくれるように思われる。

ゆけ!コアブレイバー!

その秘密?の一端は、この足首じゃないかと。
左右には全く動かないので、ガンプラ的に言う所の、
"接地性"はダメダメ、という事になるのでしょうが、
前後共にかなり深く曲げこむ事が出来、そのため、
足回りのアクションにかなりの融通が利くようになっている。
やはり、足回りは重要、という事か。

また、テンションもしっかりしており、バランスは取れたものの、
関節強度が負けて徐々にくずおれる、という事も無し。
コレ、地味に優秀です。

コアバスター!

さらに、発光ギミック!
胸部中央は、コアブレイバー時に使用可能になる必殺兵装、
コアバスター
(たぶん)

頭部がスイッチになっており、押し込むと、胸部レンズ部がLEDで発光!
中々の光量で、レンズ部の拡散効果も中々上手い。

コナミ殿は、発光ギミックに技があるように思われ、光り物(?)については、
同時期の他社製品を大きく引き離しているように思われる見事さ。

男玩やらなくなっちゃったのが、ホントに惜しい・・・。

Get!Ride!

というわけで、ゲットライドさせてみる。

僕らの問題作っぽくなった(笑)。

何気に、甲板上部の形状が実に立たせ辛くて(苦笑)、
安定させるのに苦労したり。

コレは、普通にやりたくなるプレイなので、コアキャリバー係留ボルトが
足裏穴に入る、とか、もう一工夫欲しかったところ。

しかし、ホントにコナミ殿、男玩に復帰しないかなぁ・・・。
『アムドライバー』、久々に王道、という感じで、すごい好きなんですよねー。
一応、『武装神姫』が技術を継承しているようですが・・・。

実はコアブレイバーも、触っていて抱いた印象は、
"構造を簡略化・堅牢化したアムジャケット"といった感じ。
アムドラ(の技術)がこんな形で帰って来たー!と思って、嬉しかったですねぇ。

と、いうわけで、

X-フォーメーション、開始!

バイザー宇宙戦艦と合体!
X‐フォーメーション!

ライオキャリアーを艦首側と艦尾側に前後に分離。

艦尾変形

艦尾ブロックを変形。
スラスター部を後方に展長。
引っ張って伸ばすだけながら、しっかりとロックが掛かる。
つま先も展開。ここもクリックがあり、ロックされる。

コアブロック変形

そして、コアブレイバーも変形!
コアキャリバー時同様に脚を折り畳み、腕部を腰部側面のボスで固定。
頭部は首付け根から後ろに折り畳む。

艦尾と合体

そして、コアブロックへ変形したコアブレイバーを、艦尾に合体!

ちなみに、各ユニット間の接合は、クリップ型ジョイントにて。
勘合精度は、中々で、ストレス無く分離・接合できる。

艦首、変形!

そして、艦首も変形!
艦底部の突撃戦用衝角?が付いた、降着ユニット部?を、左右に展開。

艦首を合体!

そして、コアブロックの上部に被せるように、合体!

手首展開

下腕部のハッチを開き、手首を展開。
この手首展開軸にもクリック有り。
しかも、どうも金属ばねみたいな感触。む、ムダに凝ってる!

頭部展開!

そして、背部ハッチを開き、艦橋部(?)を回転させ、頭部を展開!

X-フォーメーション、完了!

合体完了!

流星神・グレートライオ

"流星神 グレートライオ"
全高52M 全幅40.3M 総重量1050t

戦艦とコアキャリバーが合体し、巨大ロボット形態、"流星神"へと変形!
シンプルなコアブレイバーから一転して、実にマッシブで重量感のある形態へ。

グレートライオ背面

変形自体は実にシンプルながら、
コアキャリバーを仲介する事で、
スリムにまとまった戦艦形態から大きくシルエットを再構築している。

前から見ても後から見ても、上半身のボリュームがすごい。
一見人型、実は異形、こういうの、好みですよー、カッコイイ!

グレートライオ頭部

頭部アップ。
こ、怖い!
割とシンプルなシルエットながら、まるでオールバックのような造形と、
鋭い目付き、牙のようなマスク、
ううむ、コレは凛々しい、とかより、やっぱり怖い!
・・・・・・だが、そこが良い。

ライオカッター

また、この形態での専用装備を内蔵!
腰部側面アーマーとなったライオキャノン部(たぶん)は、
大型刀刃ライオカッターの鞘になっており、
抜刀可能。

そして、この"ライオカッター"装備時こそが、
近接格闘型ロボット・グレートライオの真骨頂!
この形態でも、、この形態で更に、動く!動く!

近接格闘型流星神

肩、股関節には金属ばねクリック内蔵でガッチリポーズが決まる!
ヒジやヒザもクリックあり。こちらは、何か感触的にプラかも?
上腕や太ももの横ロール、手首の横ロールもあり、
ずんぐりしたプロポーションながら、ガシガシ動かせるのです!

切り裂け!グレートライオ!

ただ、コアブレイバー時に威力を発揮していた、つま先の可動は、
こちらには無し。残念。
ぶっちゃけ、大きくポーズを付けると、中々安定させるのは大変・・・(苦笑)。

咆哮!ハウリング・クラッシュ!

叩き込め!必殺のハウリング・クラッシュ

ライオジャベリン?

ちなみに、劇中では、2刀を繋げて、柄を延長し、
長大な薙刀状の"ライオジャベリン"としても用いていましたが、
トイでは、まぁ、こんな感じなんですかね(笑)。

吼えろ!

ライオンの口は、少しだけ開閉可能。
ちょっとだけながら表情が付くのが嬉しい。

「胸にライオンの顔が!」
「カッコイイからだ!」

それはもう良い(笑)。

そして、ライオンの額に位置する、衝角状の突起を押し込むと・・・、

コアの輝き

この形態でも、ライトギミック発動!
ライオンのの口内が真っ赤に光るのは、中々迫力!

何気に、衝角の押し方向と、コアブロックのスイッチの押し方向は
90度ずれていて、位置も決して近くは無く、
上半身の内部の、レバーとカムを使った機構で、操作を伝達してたり。
ただ光るだけと言えばそれまでのために、なんと凝ったギミックか・・・。

ちなみに、ライオンの口を開くともっと"ぐわっ"と光る!
・・・と、思いきや、口を開くと下あごのパーツ形状が、発光部を遮ってしまう。
オイオイ・・・(苦笑)。


と、いうわけで。
突発的な思いつきで、
『グレートライオ』をご紹介いたしました。

トイとしての出来は、正味の話、非常に大味。
いや、タカラトミー殿よりも大味、といえば、
大体味付けが想像できるのでは(邪笑)?

肩アーマーと上腕が実は干渉気味で、角度によっては回転し辛いとか、
前述した発光部をアゴが隠してしまう点、とか、
設計的な煮詰めの部分で、まだまだ甘い部分を露呈してしまっている印象も。

しかしながら、
逆に、タカトミ殿や、バンダイ殿すら、時には上手く行かないこともある、
可動部のテンション調整や、固定部の強度や安定感など、
手にとって動かすことにつながる部分の仕上げの丁寧さは、
これは見事と言うより無い。

手にとって、といえば、全体の手頃なサイズ感も、実に気持ちよく、
遊ぶのに手頃。

実に、"エンドユーザーの顔が見えている"という、いわば大基本を、
確実に実行できている事を感じさせてくれるのが、感動すら覚える。

そして、その中に込められたプレイバリューの、豊富なこと!

百獣の王となれ、X!

近年の商品が様々の事情で埋没させてしまいがちな、
男玩の男玩らしい楽しさを、ぎゅっと凝縮したような一品です。

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