リベンジ!さらにリベンジ!
あー、さて、のっけから注意書きです。
今回ご紹介の処理は、ホントに製品を破壊しかねないので、
くれぐれもご注意の上、自己責任にて・・・、というか真似しないように!
いや、何って、前回ご紹介した、リベンジ版 メガトロンですけどね。
文中でも書いた、変形時、左足だけ何故か固定が甘いってのが、
どうも気になってきてしまって、どうにも気になってしまって、ええ、気になって。
で、まぁ、瞬着、もしくはプラ版貼り込みか、はたまたプラリペアとかで、
"パッチン"とまでは行かずとも、引っ掛かりを増強してやろうか、
とか思って、どう料理しようか、と、マジマジとエイリアンタンクを眺めていたら、
「・・・・・・、なんか、左足、ちゃんと真っ直ぐ付いて無ぇんじゃね?」
・・・気付くなよ!んな重箱隅!
いや!ホントに、ちょっとだから!
定規で測ったら、ああ、そうかもね、ってレベルだから!
写真だと全く分からないし!
普通、気にしなくて良い部分ですから!
・・・・・・だから、万が一、この記事見て、気になってきてしまった方、
ホント、ゴメンナサイ。
気になっちまったモンはしょうがねぇ!
ぜったい、手間のが効果を上回るぜ!と思いつつ、
オラァ!と思い切り良く分解。
メガトロンの胴体内部構造、ご開帳!
こんなのWEBに載るの、世界でも10指の最速じゃなかろうか。
懸念していた、複雑な"メックアライブ"構造部品が、
開いた瞬間"バッカーッン!バラバラバラ~!うわぁもう元に戻せない~!"
になる事は避けられました。
というのも、
さすがに組立てが難しくなりすぎるのを避けるためでしょう、
メックアライブ機構部分だけ、胴体前面に全部組み付けてフタをした後に、
ライト&サウンドや手足といっしょに組付けている構造になっているから。
なんかの間違いで開けてみよう、という方、ちょっと安心しましたか?
(居ねえよ。)
さて、開けて、足の固定部分をあてがってみたりして、
即座に原因が判明。
えー、ぶっちゃけ、設計ミスの範疇じゃないかと・・・。
左肩側、矢印のあたりにご注目。
スピーカーが入っているのですが、このスピーカーのおかげで、
右肩側の固定部のような、ガッチリした固定ジョイントが入らなくなってしまった模様。
で、左肩の方だけ薄いジョイントになっているのですが、
黒いジョイント基部パーツの、赤い四角で塗りつぶしてある部分。
ここ、基部の強度を増すための形状なのですが、
ここがきれいに干渉していて、足側のジョイントが深く入りません。
うううむむむ、これは悩む・・・。
ここを切り飛ばせば、ジョイントが入るスペースが復活しますが、
設計上想定された部品強度よりも明らかに弱くなりそうです。
写真撮り忘れたのですが(苦笑)、
L字の角をリブで補強したような感じなんですよ。
そのリブが丸々邪魔、と。
ううううううむむむむむ・・・・・・。
切りました。
ジョイント基部パーツが、胴体外殻に結構がっちりはめ込む構造なので、
あっさり"メリっ!"へし曲がったりはしないだろう、という、
当方の独断により。
組みなおした感じ、強度の低下は感じられないと思います。
しかし、万が一、後々の商品展開で、ここに何かが!
となったら、ちょっと困るだろうなぁ。
というわけで、左右のキャタピラがしっかり真っ直ぐになった上に、
ジョイントが深くはまるようになったので、強度も増したエイリアンタンク!
んー、まぁ、手間とリスクと効果とを、真面目に天秤に載せたら、
バラすの好きな人はくれぐれも自己責任で、としか言いようが無い。
とりあえず、当方的には、「ああ・・・、スッキリした・・・。」
余談。
今に始まった事じゃないけど、ホンットにバラすの辛い構造ですね・・・。
打ち込みピンのある個所、今回は当方の腕と設備ではムリ。
どうも、かなり強く圧入の上、接着剤も併用しているようで、尋常の力では抜けない。
某2chによると、
ピンかと思ったら頭を落としたネジだった、なんていう、
極悪な組み方をしている商品もあったようで。
今回のメガトロンの胴体は、
幸い、ピンは抜かなくてもばらせる構造だったので、そこはひと安心。
しかし・・・、
ネジの種類、多すぎ!
3規格、長さ違いで5種。
しかも、1本だけ1mm短い、とか、
良く似たタイプを同じ組立工程の隣り合った穴に使用、
とか、もうちょっとねじ種減らそうよ!と言いたくなる有様で・・・。
家電製品なんかとは、それこそ生産数も設計思想も違うのでしょうが、
これ、せいぜい2種類までは減らせるんじゃないかと、半素人は思うわけですが。
まぁ、タカラトミー殿の設計陣のタフさは、今や誰しも知る所ですから、
決して、気付かなかったという事は無いと思うのですが、
モノ的に、そこまでケチった設計は求められてないのかもしれませんね。
しかし、前後間違っていても全く干渉せず組めるパーツてのは、
コレはいただけない。ポカ避けしておいてくれよぉ!
ネジ12本全部締めてから間違いに気付いたときのオレの落胆を!
どうしてくれる!
しかし、まぁ、なんだ。
そういった、庶民的な小うるさい所をいちいち省みるヒマに、
どんどん面白い設計を盛り込んでゆくから、
こんな面白いトイが生み出せるのかもしれません。
似たような職の人間としては、実に羨ましい限り。
しかし、気付けば、最近、切った貼った開けたが、増えてきた。
というか、なんかあんまり抵抗を覚えなくなってきた。
パンが無ければケーキを以下略のノリで、
ダメなら直せばいいじゃない!
とか思えてきてしまった当方は、何かいけない方向に突っ走っているのでしょうか。
でも、多少は直すけど、それムリ!な場合もあるから、
メーカー各位、なにとぞよろしくでございます。