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せめて最後は子守唄で

というわけで、土壇場も土壇場になってバタバタとコミケに行ってしまいましたが。

いやぁ、今回は、初日はかなりヘタを踏んだにもかかわらず、
企業だけ、しかも2件のみ、と目標を絞り込んだお陰で、
どうにか全達成したものの・・・、

なんか、企業しか行かないっていう行為が、余計に寂しさをかき立ててしまい、
ガマンしきれず、3日目も突撃

しかし、3日目は1日目よりもよほど準備があったにもかかわらず、
負け戦でしたね。

いやはや、こちらも、本命は2件のみ、と絞りこんでの行動だったのですが、
この2件、というのは、当方なりの経験則で、
ファンネルを持たないオールドタイプが、
外周を含む人気サークルを攻略可能な限界ではないか、と設定した値で。

しかし・・・、
しかし、やはり当方は情報に疎いのか、それとも極端に運が無いのか、
よりによって、その2件が2件とも、極端に列のハケが悪かった!


今回はここ3年くらいでは結構早めに着いたな、という時間には・・・、
そう、夜明けの写真を撮る余裕ぶちかます時間には待機列に居たのですが、
それでも、1番目のサークルさん到着時には、もう長列。

まぁ、こちらは元々、個人志向のところなので、列がハケない、物が少ない、
でも、近年人気が上がってきて、人がいっぱい来てしまう!
というのは見越していたので、あえて一番最初に持ってきた、かつ大本命だったのですが。

しかし、本は買えたがグッズは買えず。

・・・まぁ、このグッズというのが、DS-liteのケースなんで、

「オメェDS持ってないし買う気も無いだろ!」

という、神の声だと解釈して諦めるとして・・・。

しかし、やはりこちらは時間が掛かってしまった。
ここを抜けた段階で11時前・・・。うわぁ。
だがしかし、まぁ、それも見越して、2件目は、ある程度数を用意してある、と予想した、
かなり大手さんのところなので、
時間は掛かるだろうけど、11時なら並べば多分いけるだろう・・・、

と、油断したのがデスマーチの始まり

まず、列が外

・・・・・・、OK、それも予想していたさ。
水分&新聞紙の用意は万全。


あ、今回、新聞紙万能道具(ユニバーサルアイテム)であることを、
改めて認識させられました。

場所取りに良し!(ちょっと存在感薄いのでペットボトルとかと併用しよう。)
敷いて良し!
被って良し!

"読んでも良し!"かどうかは、取ってる新聞による。ていうか基本使い捨てるので、
読み終わった古新聞推奨。

ちなみに、
寝具に良し!
護身に良し!
・・・、と、思いつく限り続くのだが、その辺は皆様のイマジネーションにオマカセ。

断熱性もそこそこで、形もそこそこ変えられるのに、それなりに型崩れしにくい。
そして、なにより廉価。なんなら駅で拾ってもOKだ!
夕刊1部とかだと心許無いけど、朝刊が2部もあれば、その汎用性は限りない。


というわけで、屋外購入列に、新聞紙を笠にして被って並んでいたのですが・・・。

これが、さっぱり進まない。

ええ、進まない

もいっぺん書こう、進まない。

ここで、並んでいる諸氏は、ある覚悟を決めたことと思われます。

この列は動かない

まぁ、コミケ経験者の方々なら、察しはつくと思うのですが、
"超"を付けるかどうしようか、な大手さんにもかかわらず、
会計のラインがとてもか細いんですよ。

ちなみに、最後にたどり着いたとき確認したら、会計窓口は2ラインでしたが、
回転速度が全く足りていなかった・・・。

結論から。

その列には、2時間並びましたが、
モノは売り切れ

はい、惨敗です。

そして、この一戦にこういう形で敗れた段階で、
この場は撤退する手しか残されていませんでした。

前にも書いたかも、ですが、
コミケなりワンフェスなりで多少差はありますが、この手のイベントは、
開場から1.5時間で決着、というのが、個人的な経験則。

それが、2時間半を過ぎ、一般参加列が崩された後、
しかも、脱水症状だか熱中症だかで、
意識を切らしたら膝を突いてしまいそうなコンディションでは、
これ以上戦いようもありませんでした。

体が鈍っていたんでしょうかねぇ。昔はもうちょっと保った気がするのですが。

結局、入場待機列含めて、日が昇ってから4時間近く、
"熱線放射"みたいな直射日光の下で立ち尽くしで、
すっかり耐久力を削りきられ、
そして持ち時間も削りきられ、
実質、この列に並んだ段階で全て終わってしまった。

というわけで、今年のコミケ3日目は、
攻略サークル数1件で撤退。

帰途。

やぐら橋付近をぼんやり歩きつつ、

「まぁ、大本命のサークルさんは買えたしなぁ、ここ委託も無いから来て良かった・・・。」

とか、ポジティブ方向に思考しようかと思いつつ・・・、

目の前を、買い逃したソレを持った人が、颯爽と通過して行く。

・・・・・・(ぷちっ)。

何かが壊れた。

「・・・ではこれより、追撃戦に移行する。」

急ぎ、レインボーブリッジを渡り、午後早々には秋葉原到着。

・・・そう、質流しを待つことにしたのです。

まぁ、ソレの是非についてはあえて見送るとして、
世には、そういう物を換金対象としてのみ買う人等も居るんですよね。
また、その気は無くとも、いわゆるファンネルした結果、

「うっそ!余った!?」

てな場合もあったりで、結果、現地ではロストした目標が、
秋葉原で発見できたり、ってな場合は非常に多くありうるのです。

そして、水分補給しながら路肩にくずおれつつ、
8時間、張り込み、
"ソレ"が店に並ぶのを淡々待ち・・・、

・・・・・・来なかった。

orz

もー、絵柄自体は、本(本だけは買えた)に収録されてたんだから、
それでいいじゃじゃない、この時間となにより金を、もっと楽しいことに使おうよ!

・・・と、前向き思考になろうと思うと、中央通りで、"ソレ"を持った人とすれ違って、
ふたたび、暗い復讐心にも似た炎が燃え上がる、みたいな。

結局、意思消沈しつつ、帰途につくのがイヤで、
行かなかった2日目の人気サークルさんのフルセット3,150円也を衝動買い。
むりやり気分をハイにしていられるうちに、帰途。

・・・途中でむりやりが効かなくなって、中央道で意識失いそうになり

「ああ・・・、こんな最期か・・・。」

みたいな思考がよぎったりも。

体力ゲージ数ドットしか残ってない上に、そういえば前日は徹夜だった。


いやー、負け戦でした。

しかし、こういうことがあると、オールドタイプの限界をつくづく思い知らされます。

いや、ぶっちゃけ、もうひとりでも戦力が居れば、
手分けできるだけでなく、
途中で列変わってもらったり、水買ってきたもらったり、
会計の様子を斥候してもらったり、
その価値は計り知れないわけですよ。

実際、複数人数でチーム組むのが、"勝ちに行く"なら基本みたいですからねぇ。

かといって、こんな恐ろしいイベントに参加する人間は、
当方の周囲には居なかったりする。

・・・つまり、当方、そのあたりの人の中では、

最もダメ

な人間ってことか。うわー。


さて、あとは、恒例4日目、5日目・・・、
つまり、委託販売と中古販売ですね(邪笑)。

結局変えなかった"ソレ"も、
たぶん、買うなり、目の当たりにしたうえできっぱり諦めるなりしないと、
この先何年でも根に持つことは、自分のことだからよくわかる(苦笑)。

ま、そもそも、先立つものが全く無い、という前提は変わらないのだから、
ほどほど、ほどほど、と、念仏を唱えておきますか。

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コメント

おつかれっしたー
>恒例4日目、5日目
またランデブーいたしましょうや師匠
とりあえず明日火曜あっしも行く予定