不安の影を何度でも裂いて
帰還
帰途の那須SA。
深夜だったし、警察のバス部隊が居ないせいか、ガラ空き。
さて、ひと月ぶりの東京にして、被災地域から脱出しての東京は。
・ガソリンがいつでもいくらでも手に入るじゃねえか!
どこでも、というわけではないけど、どこか探せばセルフが開いてる。
しかもハイオクが買える!ぬあー!
くやしいから、都内に居る間はリッター9kmくらいの走り方してしまった。
・ラーメン屋が!深夜でも開いてるじゃねぇか!
な、なんという贅沢な!
よく国道沿いにあるような、行列が出来ない系の(邪笑)ラーメン屋が、
深夜でも店を開いてるよ!
ていうか閉まってる店が無いよ!
・コンビニに!パスタとかデザートが売ってるじゃねぇか!
うああああああ・・・。
やっぱ宇都宮越えると別の銀河系っていう噂は本当でした。
つうか、ラーメン保存食の棚が空っぽでも、
ティラミスとかカルボナーラとか生食は豊富にあるって、何だコレ・・・。
で、
那須の手前辺りまではSAで普通に給油できたので、帰途のガソリンも豊富に手に入り、
最後の懸念だった、
秋葉と引き換えに通勤手段を失う
は避けられた次第で。
そんなリスクと引き換えに。
当方が。
何を得たかって。
やづまがやづまを救援物資。
ハハハハハ!やりやがった!
やっぱり生活費まで使いやがったよ!ハハハ!
いや・・・、まぁ、うん。
しかし、電子レンジ2万円は緊急に必要だったからしょうがないじゃないか。
だからと言って他も全く自重しなかったが。
あの震災による、ほぼ唯一の直接被害。
電子レンジが落下して全損。
いやー・・・、会社からもらった救援物資の半分がレンジで暖め系で、実に困ってた。
1万円クラスでガマンしようと思ったけど、いまどき"ダイヤル回してチン"は、
ちょっとしょんぼりしてしまうので、ダイヤル回さないクラスの中で、
出力と値段のバランスのいいシャープ製を選択。やっぱり国内メーカだね。
予約していたブルーレイと、某"幻の"イベント同人誌は覚悟していた出費だけど、
勇者主題歌集とか、レア食玩とか、スルー不能物件がゾロゾロ・・・。
というか、雑誌をまとめ買いしたら、軽く6千円越していてゾーっとした・・・。
しかも、生存報告に顔を出したアメトイショップで、
なんかタガが外れて大盤振る舞いしちゃったり、
ぶっちゃけ、なんか金銭感覚おかしくなってた。
終盤、いよいよ必要買い(水食料電子レンジ)って段階で、
本能が危険を訴えるんだけど、もうどうにもならないよって・・・。
さぁてさて。
というわけで。
救援物資のつもりが息の根を止めてしまいそうになってるやづまでした。