デウス・エクス・マーキナー (2/3)
>デウス・エクス・マーキナー (1/3)
~前ページから~
では、いよいよ、変形!
前後に分離した左右胴体部分が、前にスライド。
そして、左右胴体を接続する白いフレームが中央に引き寄せられつつ、
下部砲塔と錨の付いた装甲カバーが被さり、フトモモに。
ビークル時はなるべく細く、ロボ時は太く、という要件を満たしつつ、
機構としての説得力も保っている、良い構造。
さらに、下にスライド!フトモモと一直線になって、スネに。
動作として、"回転"はよく使われるけど、"スライド"は珍しい上に、
惜しげなく2方向にスライドする事で、ユニットの位置をガラリと変えている。
艦首部を開き足首に、プロペラはシャフトごと引き込んで収納。
この脚部のダイナミックな変形だけでも、
変形トイ好きなら一度見て損は無い、と言える圧巻っぷり!
そして、中央胴体を変形開始。
上部のマストを、8枚羽を重ねて4枚に畳み、倒す。
中央胴体の中心から後ろを、180°回転。
艦首のセンサーマストを収納、底面の降着脚を折り畳んでおく。
この時点で、水平方向を90°シフトし、倒立。
先ほど分離した左右胴体後部から関節部分を引き出して展開。
中央胴体接続部と、下部の黒いブロックを45°ずつ回転させて、位置を前方に。
脚部も、この腕部も、ビークル時の左右胴体を高い位置にするための一工夫。
個々のアクションは、どれもクリックにより確実に保持され、動作感も良好。
一部、クリックが固すぎる部分もありますが、巨大さゆえの強度保持でしょう。
これはなんとも、良い変形メカ。
変形完了!
オフィシャルではありませんが、この段階でこうして立たせておくと、
何となく、"神殿"とか"門"といった印象があり、
タイタンと絡めて置いておくと、何かそれっぽくて良い気がしたり。
あと、単なる偶然?ですが、この部分にタイタンの足がきれいにはまって、
こうやって立たせておける。
「ひれ伏せ!」
みたいな。
さて、ここで・・・。
とりあえず、背中のスイッチを"ON"にしておく。
そして、タイタンと向かい合わせて、
トサカの発光スイッチをON!
すると、胸部『ヘルツゲート』が自動展開!
おお!?
実は、タイタンの胸部の丸い飾りは赤外線LEDで、
腰部の発光と共に、信号を発しているのですよ。
元々は、主役メカ『グラディオン』との"会話ギミック"の副産物。
グラディオンには、テレビに接続できる端子と赤外線受信部があり、
シリーズのキャラごとに、異なったメッセージを表示できる、という、
凝った、というか金の掛かったギミックなのです。
んで、このダイタリオンには、わざわざモーター駆動で
胸部ゲートのロックを解除するギミックが備わっており、
赤外線を受光部(胸部中央下)に当てる事でロックが外れ、
ばねの力でゲート開放!というわけ。
また、電源を入れなくても遊べるように、手動解除レバーも備わっていたり。
(胸部中央右側)
電池が、単三2本使うので、飾ってる時とか抜いてある事の方が多いので便利。
ちなみに、別に信号を認識してるわけではないので、
正味のところ、何か赤外線を当てれば、作動する。
リモコンとか。
携帯の赤外線通信とかだと様になる?
『ヘルツゲート』からダイタアックスを取り出し、展開!
実は、ビークルモードだと、微妙に左右船体が干渉して、ゲートが全開に出来ない。
ゴリって感じに押し広げれば、いちおう開くは開くけど、
どうもビークル時のゲート開放、アックスの展開は仕様外みたい。
アックス取り出し後のヘルツゲート内部。
こういう内側部分のメカニカルなモールドは何気に嬉しい。
改めて、『ダイタアックス』。
"斧"と呼ばれているものの、
"鍵"、"エンジン"、"歯車"みたいなモチーフの複合体であると分かる。
"時の神"という二つ名や、
"ヘルツゲート"という名称などと絡めて、色々と裏設定有りそう。
満を持して、タイタン、変形!
足は後ろに畳み、巨大な肩アーマーを畳んで上下反転。
至ってシンプル。
合 体 !
"時の門"が今、"時の神"に!
完成、ダイタリオン!
ううむ、でかい!ゴツイ!
スマートで色男のタイタンから打って変わって、
ゴッツリした体躯に、無機的なフェイス。この変貌っぷりがたまらない。
ほとんど"四角"なプロポーション、実に重量感があり、大迫力!
リア。
光背のような4枚翼が特徴。
ビークル時の砲塔はフトモモ裏面で、このモードの時は使えないみたい。
まるで建造物の如きボディ。
塗面や塗り分けは、やはりきれい。
ボディ中央のシルバー部分は、メッキ処理でワンポイントになってますね。
ただ、前述どおり、ビークル時はここが地面と擦れるんだ・・・。
両肩がまるで塔のよう。
ボディの分厚さにも注目。重量感、というか、言うなれば要塞感!
さっきからでっかいでっかいってどんだけでっかいんだって、
このくらいでっかい。
うわー、でっかい。
「ほわぁー!でっかーい!」
この「ほわーっ!」って表情パーツ、ネタに使いたくてコレ買った・・・、
ってわけでもないですが、アオシマ殿、初投入製品にしてはよくやったと思う。
顔面。
あのスマートなタイタンが、このゴッツイ面相に・・・!
口の部分に赤外線レンズ、っていうのが、無機的印象をさらに強めている感じ。
肩アーマーが閉じた兜?にフェイスが埋もれた立体感のある構造が素敵。
頭としては大きいけど、顔面は結構小さいので、意外と引き締まって見える。
そして、頭頂部のトサカを押し込むと・・・、発光!
タイタン時の発光ギミックは、ダイタリオン時でも健在。
ちゃんと、両形態用に2個所にスイッチがあるのが芸が細かい。
デジカメ通すと、赤外線LEDも発光してるのが確認できますね。
そして、この発光部、前述の船体側面とかにも刻まれている、
"横を向いたバイキング"のエンブレムになっているのですが、
発光状態でよぅく見ると・・・、
分かりますでしょうか?
"正面を向いたバイキング"を象った、"ウェブマーク"!
クリアパーツ裏面に塗装されており、発光させると透けて見える仕組み。
シリーズ共通ギミックの、
"エンブレムの内側にウェブマークが見える!"ギミックです。
多分、エンブレムの絵柄が変化する、的なイメージではないかと。
光るだけ、ではなく、もうプラスワンを求めたあたり、中々面白い。
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://hakkourin.serio.jp/yojo/mt-tb.cgi/492