教会で少女人形を写すの巻
はい。
というわけで、一歩踏み込んだ方向にやってまいりました。
その一歩が、人の一歩なのかゴッドマーズの一歩なのかは定かではありませんが。
あとですね、逆に(?)期待している方には大変恐縮ですが、
当方、 ドール方面は完全なシロウト、
カメラ方面は、マイナス補正掛かる位ド素人、
ですので、もう、動物的カンで写しておりますので、
過剰な期待はしない方向で一つ(苦笑)。
むしろ、
「・・・なっちゃいねぇ、なっちゃいねぇなぁ。(ちっちっちっ)」
と、人差し指振りながら突っ込んでいただけたら喜んでご教授願いたいくらい。
では、モデルさん紹介。
アゾン "えっくす☆きゅーと"シリーズ
みう / Classic girl (クラッシック ガール)
ハイ、ほら、そこ!
「・・・そっちいっちまったか・・・。」
って顔しない!
まぁ、普段の、蛮族的な当方の素行をご存知の方的には、
テメエそのツラでドール店に出入りするのか、と言われそうではありますが・・・、
いやはや、なんというか、ダメです。ガード不能です。
みうさん、私の精神に48ヶ所ほど存在する"急所"を、
同時に13ヶ所くらい直撃してしまっていてですね。
この、"砂糖菓子的"容姿には、当方、生物学的に抗えないようでして、はい。
ちなみに、うしろはこんな。結構なボリューム。
あと、着付けとか髪とか全体的にちょっとヨレってるのは、仕様ではなく、
ひとえに当方の不徳の致すところ。
エプロンから数えて、"5枚目"まで着てる本格的な構造なので、
スカートなんぞ、はいた事無い当方は、背中に冷や汗浮かべながらの作業(苦笑)。
髪なんて、"切る"か"固める"しか知らん蛮族が、
いざ、ドール用の櫛を手に、手、震えそうになりながら梳いているので、
難航する事、しきりにて。
この辺り、もちょっと修行を積まないと、みうさんに枕元に立たれてしまいますね(怖)。
スペック的には、アゾンオリジナルの、"ピュアニーモ"素体によるドールで、
ご存知の方はご存知と思われますが、
この素体は、全身が特徴的な間着構造でビルディングされており、
(イメージとしては、ソフビフィギュアみたいな。)
軸関節を有さない、今時珍しいコンセプトです。
そのため、可動に関しては、そのつど、ポーズ別のパーツに入れ替える、という、
大変手間なことが必要ですが、その分、フォルムが実に滑らかな事が利点。
で、いまメーカーさんでは可動素体が開発中とか。ありぃえ~?
この"Classic girl"版は、結構初期のモデルなのですが、
組み換えの際の利便性を考慮して、全身を近年の"アドバンス"素体に換装済です。
ソフビ製の初期素体の、"柔らかそう"な質感に若干未練もありましたが、
正味、初期素体で組み換えなんて、したくない(苦笑)。
アレの組みばらしし辛さは、私が知る模型類の中でも五指に入る。
そ・し・て、今回の撮影行程に合わせて、演出度の高いドレスを用意!
アゾン・ピュアニーモオリジナルコスチュームより、
"シフォンリボンワンピース"(白)を着せてみたり。
足元は、思うところあって、裸足。
決して予算が尽きたわけでは無い。
素体も、腰掛姿勢"C-TYPE"に換装・・・、
というか、現地での"着替え"対策もあって、首から下、全交換。
気分は功殻機動隊またはアラレちゃん。
そして、腕のポーズ付けのため、実は先の立ちポーズも、
"アドバンス オプションパーツ"を使用して肩の角度と手首を変更。
わかっちゃいたが、
ポーズ変更にかなり金と手間が掛かるのがこのシリーズの特徴(苦笑)。
頭が情報量的に寂しい気がしたので、
1/6ドール用のそれっぽいヘッドドレスを付けてみたり。
黒の編み込みがアクセントになってくれたか?
少々フィット感が甘いのは、当方の不徳の以下略。
仮想空間じみた白バックばかりも何なので、居間で写してみたり。
思いっきり甘々な仕草は、当方の不徳(以下略)。
さて、改めて。
今回のロケーションは、明治村。
その名の通り、明治期のものを中心に、建築物やら乗り物やら、
重文クラスのものまで含め、わんさか建ってる、という夢のテーマパーク。
園内そこら中が、雰囲気のあるロケーションだらけなので、
恐らく、写真関係の趣味の方には有名なスポットと思われますが、
今回、縁あって、遊びに行く機会があったもので、当方も、まぁ、しでかしてしまったわけで。
で、やっぱり選んだ場所は、教会な訳なのですよ。
『聖ヨハネ教会堂』からまずは一枚。
彩度の落ち着いた内装に、
背後のステンドグラスの大窓から白い光が差し込む静謐な雰囲気。
その大窓を背景に。
(Pentax Optio 750Z 8mm F/2.8 1/40 ISO80 露出+0.3 マクロ)
(Photoshop Elementsにてリサイズ、アンシャープマスク)
わりかし狙い通り、ひらひらドレスのお陰で、ちょっと非現実的というか、
幻想的な雰囲気になってくれて良し。
・・・しかし、
暗い。
コレでも、10枚近く写した中で、比較的見れるものをチョイス。
薄暗い礼拝堂内の撮影を甘く見ていた・・・。
さらにスカートのめくれ具合が変。
この構図で写したもの全部、無駄にスカートのすそが持ち上がってしまっている事に、
だいぶ後になって気付き、凹み。
どうせならもっと自然にめくれて(以下自粛)
背景も、もうちょっとピント入れても良かったですかねぇ。
ステンドグラスは、ほんとはこういう感じなのですが、
人物にピント合わせるのに必死で、背景まで注意が行ってなかった。
撮ってる最中は、何しろ他の観光客がやって来ないかとビビっていたので、
細かい所、全然目に入ってなかったらしい。
反省点、多すぎ。
写真の場所は、礼拝堂の2階なのですが、
1F入り口に兄者を斥候として配置し、人が近づいたら即座にアラートを出す!
・・・、という、非常に往生際の悪いマネで撮っていたので、
色々とやっつけ気味になってしまったのが、後々見返して残念至極。
いやー、何しろ、趣味属性の無い方々から見たら、
相当に変態的な光景では無かろうかと思われましてですね、はい。
撮ってる最中、始終、1Fにある遊戯室から
キャッキャウフフとはしゃぐ声やらドタドタやらが響いていて、
いつ2Fに上がってくるのでは、とホントにビクビクしつつ。
帰り際、どんなお子がいるのやら、と覗いてみたら、高校生(苦笑)。
オマエラ・・・。
ちなみに、使用したOptio750Zは、兄者の持ち物をお借りして撮影。
さすがに、手持ちのサイバーショットDSC-T1では太刀打ち不能。
コレももらい物なんで、あんまり悪口言いたくないが、
絞りをいじらせてくれないとか、露出補正がメニューの奥とか言う以前に、
三脚が取り付けられないという、ロクでもない仕様。
手ぶれ補正もまだ無いバージョンなので、暗所やズームは絶望的・・・。
なにしろ小っさいので、懐からひょいと出して何も考えずにパチパチ撮れるし、
明るい遠景なんかはオートでもきれいに撮れるので、
明治村の他の場所なんかはこいつで十分だったのですが・・・。
しかし、Optio750Zも、使ってる人間が人間なので、
性能を出せたとはとても言えない。
さてお次。
所変わりまして、
『聖ザビエル天主堂』へ移動いたしました。
こちらは、とにかくステンドグラスの壮麗さが圧倒的。
こんなのとか、
こんなスゴイ色彩と幾何学模様が出迎えてくれます。
心が天に召されそうです。
というわけで、神に感謝しつつ撮影開始。
・・・なのですが、さすがにこの天主堂、明治村内でもかなりの有名スポットだけあり、
閉園間際の時間になっても、完全な無人状態になんてなりません。
ちょっとの隙に、モデル(みうさん)を取り出し、
髪を整えつつ台座にセットして構図を・・・、なんてやってるうちにお客が・・・!
このへんで吹っ切れました。
斥候に立っていた兄者にも一眼レフで参戦して頂き、
やれ、「構図は」とか「絞りが」とか、それっぽい用語ガンガン言い合いながら、
堂々と撮影開始。
何しろ、普段からモデルさん(生身)連れ込んで写真撮ってる方がひと組ふた組は居る、
という、この天主堂、
開き直って堂々としてしまえば、アラフシギ。
なんか、へぇ、こういう趣向もあるのですね、的なスルーされっぷりでOK!
(Pentax Optio 750Z 13mm F/7.8 1 ISO80 露出-1.7 マクロ)
(Photoshop Elementsにてリサイズ、レベル補正、アンシャープマスク)
おおう、美しい!
今度は、暗さと逆光が上手く効果になってくれたとか思ったり。
髪にステンドグラスがちょっと写り込んだのが、しめしめな感じ。
しかし、少々暗すぎか。ステンドグラスは白飛びしてるし・・・。
夕方に行ったら、太陽の位置の都合で、かなり入ってくる光が強く、
ダメダメなりに、かなりの枚数試行しましたが、結局上手くいかず、
フォトショ上でかなり修正しています・・・。
ところで、
さっきから、あおり気味のアングルですね、ずっと。
ええ、すいません、狙いました。
わざわざ、足が付け根まできれいに見える服を選びましたとも。
逆光に勝てずに写真作品としてはダメだったのですが、
今度は、構図とか光の入り方とかに凝れたので、自分的には結構満足。
なにしろ、開き直ったあたりからホントに燃えてきた。
写真、楽しいですねー。
いい景色に、いい被写体があると。
お召し換え。
(Pentax Optio 750Z 8mm F/5 1/2 ISO80 露出-0.7 マクロ)
(Photoshop Elementsにてリサイズ、レベル補正、ゴミ修正、アンシャープマスク、
人物に光彩拡散適用)
デフォのメイド服でも写してみたり。
扉を開くと、こんなメイドさんがいる教会があるなら、ついフラフラと入ってしまうが。
・・・教会にメイドさんは居ねぇ。
何気に、この一枚で、かなりフォトショップの使い方を学ばせていただきました。
ええ、置きっ放しにしちゃった部品袋とか、台座とか、
合成で消せるんだな、というのを初めて実感。
あと、フィルタ類をちょこちょこ使って、背景に埋没してしまった被写体だけを
浮き立たせる、とかやってみたり。
・・・要は、写真としては失敗しちゃったんだな、と(苦笑)。
ところで。
先程から、話題の端々に出てきている、兄者。
カメラに関しては、当方よりも一段と深いところに足を突っ込んでおられる兄者、
前述どおり、今回は一眼レフ装備にて。
というわけで、兄者の一眼レフで写したシリーズ。
(Pentax ist D 85mm F/5.6 1/15 ISO1600 露出±0 )
(Photoshop Elementsにてリサイズ、アンシャープマスク)
(Pentax ist D 28mm F/4.0 1/30 ISO1600 露出±0 )
(Photoshop Elementsにてリサイズ、ゴミ取り、アンシャープマスク)
(Pentax ist D 28mm F/4.5 1/60 ISO1600 露出±0 )
(Photoshop Elementsにてリサイズ、アンシャープマスク)
・・・・・・、
うおお!あっとうてきなじつりょくさをみせつけられた!
あ、兄者ぁあ!
一眼レフはずるいぜよ!
なんというか、カメラ方面の人のよく言う、"ボケ味"とか、
コレで初めてめて理解しましたよ。
広角の範囲とか、空気感とか、圧倒的・・・!
正味の話、この後のカメラ騒動は、この写真が原因。マジで。
というわけで、
"良い建物があると、女の子を写したくなる"
を実現(・・・?)してきましたの巻。
色々と、気軽に"オススメ!"とは言い難い行動ですが、
カメラ+建造物+フィギュア(ドール)に関心のある方なら、楽しめる事必至。
今回、見られなかった建物もあるし、写真の出来にも未練があるし、
何しろ、新しい得物も手にしたからには、
さて、次のチャンスは何時になるかと、腕とカメラを磨いて待つばかり。
おまけ。
明治村の食堂でOptio750Zの調整時にパチリ。
カメラの広告っぽくなった。
被写体が私のサイバーショットDSC-T1。
サイバーショットに写っているみうさんは、
旅行前に試しに写しただけ、という"適当X適当"写真のはずが、
なんか、礼拝堂で四苦八苦したやつより、よほど良く写っている気が(苦笑)。
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