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もう二度と、失わない

旅ネタの途中でなんか更新が止まったなぁ、まぁ、いつもの事か、
と思った御来訪の方々、毎度どうも、八端です。

今回はちょっと、いつもと一味も二味も違う理由で更新が止まってましたよ。


ぅあい、これじゃあ!

GX200

リコーGX200 VF KIT
早い話、高いコンパクトデジカメです。

いや、前置きが長いのですが手短に言うとですね。

当方の表稼業の職場の上司は、
まぁ、なんだ、ちょっと、ほんのちょっと、
マニアックな趣向をお持ちで、どんなマニアックかというと、
職場で資料写真を撮ったりするカメラが欲しいよミスター、って話になったら、
LUMIX DMC-LX3を買ってきちゃうような。

で、少数生息する、ソレがどんな代物か分かる趣味人が、
打ち合わせの議事録とかふやけたビニールとかの写真を、
こぞって芸術的に撮ったりしてましてね。

まぁ、三脚も付かねぇカメラで喘いでいた、不肖ながらもブロガーとしては、
かなーり刺激されておりまして。

でもまぁ、その三脚も付かねぇサイバーショットDSC-T1も、
いい加減、特性が見えてきたし、
うーむ、そもそもカネも無い事だし、もうちょっと頑張るかねぇ・・・。

と、思った矢先に旅行でしてね。

旅先の写真を見返していて、
兄者の一眼の破壊力!(創造力じゃね?この場合?)、
まともにパラメータ触らせてくれる上位コンデジの使いやすさ!
あと三脚が付くカメラってやっぱ必須という事を再確認!(苦笑)

もう、だんだんと、ぐらんぐらん来てしまって。

日を追うごとに、寝ても醒めてもカメラ。
だんだん、気になって気になって、
今日は量販店、明日は中古屋、と、カメラ屋めぐりを始めてしまい、
そして、今日に至る。


繰り返すがカネは無い。
ありがちなオチなので先に出しておくと、

お値段、64、800円

12回ローンである。


正味の話、ここまで金を出すなら、
中古のエントリー向け一眼が、レンズ付きで手が届くレベル。

と、いうか、実はそっちを主眼に検討し始めたのですよ、最初は。
ええ、一眼の破壊力(だから創造力では、と)を思い知った直後だったので。

しかし・・・、ネットで調べるに調べるほど、
いやー、諸先輩方、シロウトを脅しまくってくれまして
小心者の当方としてはビビる事この上無し。

改めて、一眼買って、まず何に使うのか、と考えると、
まぁ、現在同様、トイ・フィギュア撮影が主なウェイトになる事は必定。

というわけで、"一眼 マクロ "とかで検索してみると・・・。

いわく、

「マクロは、一眼の苦手分野である。」

いわく、

「とりあえず、マクロレンズを一本。」(3~5万円前後・・・。)

いわく、

「オートフォーカスは当てにならない。拡大ファインダーとマクロスライダーを・・・。」

・・・・・・、

コンデジしか触ったこと無い初心者でしかも貧乏人はおとといきやがれと?


一眼ユーザーの兄者にも勿論、相談に乗っていただき、
そんなに手間も金も掛けねばならない難行では無いのでは?
というご意見もいただいたものの、もはやこの時点では、

"一眼=経験と莫大な金が必要"

という先入観がすっかり増強されてしまい、
そのうえ、フットワークのデメリット、
(文字通り。一眼持って一日中イベントを歩ける人は中々のタフガイ。)
サプライ関係などの維持コスト、
つまり、カメラのもう一方の要素である、手軽さが気になりだしてしまい、
ここらで話がこじれ始める(苦笑)。


そして、結果。

「あ、ありのままを(略)一眼レフにあこがれていたら、
いつのまにかハイエンドコンデジを衝動的に買っていたんだ・・・!
(略)もっと恐ろしいものの片鱗を(略)」

みたいな成り行きになってしまったわけで。

結局、最後の決め手は、

実際に触りに行った秋葉ヨドで、
操作感覚とホールド感に惚れてしまった上に、ちょうど最安値だったりで。

いちおう、"ハイエンドコンデジ"方面での機種選定もしたのですがね。

職場でさんざ触っていた"L3"はブランド的好みもあって除外、

今代でハイエンドというと、もう1機種、ニコンの"P6000"があったのですが、
これはスペックと画質への評価はネットではかなり高かったものの、
個人的には、まず使わなさげな割に、コストを吊り上げていそうな(苦笑)、
"GPS内蔵"とか、"有線LAN"(何故だ!)とかが付いているのと、
絞り切替の動作がややもっさり(?)しているのが今ひとつだったり。

かなり個人的嗜好に傾いてはいるが、純粋に"カメラ的"操作系という事なら、
上記三機種なら、"GX200"が最も練り込まれていると思われますがどうでしょね。
まぁ、一つ、画質に関して非常に"難"なウワサもあるのですが・・・、後述。


今回はパスしてしまったけど、一眼ならペンタックスの
"ハイパー操作系"積んでる連中が恐ろしく使いやすかったなぁ・・・。
重いけど(苦笑)。

で、まぁ、"やっぱコレしかないのかな?かな?"と、ウロウロしてたら、
販促員のおっちゃんもね、"こいつ買う顔"って一発でわかるみたいで、

「今ね、他店競合でちょっと下げてるけど月曜には戻っちゃいますよ。」

「あと、リコー祭(ホントかぁ?と今にして思うが)でポイント5%多く付くし。」


とか押してくるしで、(笑)

「・・・・・・、ぅ、え、あう、ちょっ、ちょっとかんがえてきますぅー。」

(ああ、絶対戻ってくるな。)

1時間後。

「すいません、戻ってきました。」

となるわけで。


ニヤリと、凄惨な笑みを浮かべて、

「12回払いで!」

と言ったら、レジのお姉さん、なんかいっぱいオマケ付けてくれた・・・。
ううう(泣)、ありがと、ありがとー。

でも、

このクラスのデジカメに

コレは使わないと思うんだ(笑)。面白いけど。


しかし。

実はこのあとひと悶着あった。

激務に追われる兄者にたびたび相談に乗ってもらった挙句、

「そんだけトイ写真取ってれば、たぶん使える。やはりこの機会に一眼を。」

という兄者のアドバイスに背を向けてしまった愚かな弟者への当然の報いなのか、

ぜんっぜん撮れないのですよ、買ったその日に。

こ、コレなんて長門・・・!?

コレこんな感じのザラザラ、ナニコレ写真が連発。

ここで、このカメラに関する悪い噂(というかまぁ事実なんだが。)がフラッシュバック。

いわく、

「低感度域から、かなりノイズが見られる。」

うわあ!コレの事か!
と、いきなり思い込んでしまった初心者の浅はかさ。

何しろ、今回は値段(というか返済への心理的圧力)に
かなりピリピリしており、それゆえ期待というか脅迫感に近い
プレッシャーがあったのですよ(泣笑)。

ひとりキレそうになったりオロオロしたりした挙句、

ほんとに激務に追われている兄者を、
月曜っから呼びつけて、泣きついたりして。

部屋に押しかけ、比較のカメラを出してもらったり、
スペック見てもらったり。

数時間後、結局、まだまだこのカメラの特性を掴みきっていないだけ、と判明。

一時は、さぁ、返品か、返品するしかないのか?
と、どんどん目が据わってきてヤバかったので、
このカテゴリに詳しい方がすぐそばに居て、ホントに良かった、と。

週頭から仕事をほっぽり出すハメになった兄者に改めて感謝。


で、深呼吸して、茶でも飲んで、改めて写した長門さん。

ふたりは、長門

・・・うわぉ。

いや、写真方面の方から見たら、全然ヘソからヨガファイヤーな出来ですが。
それにしても、デジカメ三代目にして、
ようやっと、フォトショ編集前提じゃ無い写真が撮れた!

(まぁ、リサイズは必須なわけですけど。)

大ゲンカから始まった、コイツ、GX200との付き合い、
どうして中々、面白いものになりそうかもしれません。

なに、受け入れたからには、12ヶ月はバリバリ働いてもらうがな!

クッククク、返品されて実家に帰りたいなら今のうちだぞ・・・、

心せよ!

これから貴様が、貴様のその7群11枚の眼が見る事になるものは、
艶やかな山野でも、たおやかな女性でも、深大なる大空でもない!

こういうトイとか!

ロボっぽいゴリラ

こういうトイとか!

ザ・宇宙人ズ

こういうトイだ!

WARS・・・!


まぁ、結構

きっみっとなーらー

こういうのも写すから、それでカンベンな。

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