ULTIMA RATIO (2/3)
【ULTIMATE OPTIMUS PRIME レビュー】
その時が来た・・・。
究極と呼ばれる力を見せるときが!
トランスフォーム!
コンテナが展開開始!
平面状の外板が分割され、その秘めた機構が明らかに!
このバックパック部分の移動が、実は超シビア。
個体差とか初期出荷分の調整不足だと思いたい。
引っかかるエッジをひたすら削って微調整。
ウィングの付け根は、破損防止でわりとすぐに外れるようになっているけど、
当方の個体はちょっと外れ易すぎだったので、引っ掛かりを補強。
やりすぎると今度はホントに破損するので加減しつつ。
いまのうちにぶっちゃけておくと、
コンテナの変形は、かーなり大味
多少合いの悪い部分もグイグイはめ込んで矯正、
ちょっと干渉気味の部分もバッチン!と押し込んでオケ!みたいなノリ。
キツい部分が途方も無くキツい場合があるので、調整をおススメしたいところ。
まぁ、自己責任で、ですが(邪笑)。
そして、コンテナ後部が真っ二つに分かれ・・・、スタンダップ!
変形完了!
『オメガ・コンバットアーマー』!
エンクロージャー・リリース!
アーマー内部。
サドル、腰骨、背骨部分にジョイント。ガッチリ固定される。
ちなみに、腰骨のボスはビークル時のカプラー部分にはまる。
「・・・コンバイン!」
まるで日本古式の勇者ロボのような収納型アーマー合体!
展開した装甲が激しくロマンを掻き立てる。
「ROLL OUT !」
いま!ここに 轟 臨 !
『ULTIMATE OPTIMUS PRIME』!
すごい。
恐ろしいまでの存在感。
巨躯を誇るオメガコンバットアーマーとの装着合体!
という、最高に燃えるアクション!
そして、重厚にして長大な四肢、折り重なり青く輝く巨大な翼!
なるほど、この迫力は、確かに"究極"を名乗るだけはある。
"最大のオプティマストイ"という触れこみどおり、単体では最大サイズ。
まぁ、無差別級で最大、といえば、
リベンジのリーダー2体合体が不倒の金字塔ではあるし、
今シリーズではジェットウィングオプという、これまたバケモノ的トイが存在しているものの、
この、
"階梯を超えた"
感を匂わせる佇まいは、思わず息を呑むものがある。
背面。
後ろから見ると、コンテナの外板そのままなのがダイナミックというか。
アーマーの脚部背面のディテールも中々力強い。
ただ、またもや今のうちにぶっちゃけておくと、
正味のところ、大味感はまさに今シリーズ共通のアレそのまま。
モモからふくらはぎまで、このサイズにして一体成型。ううむ、ダイナミック。
やはり強度の問題か、ヒザは固定、モモ脚付け根と足首が左右に開くのみとなっている。
大胆なポージングは無理ではあるが、強度と安定感はバツグン。
モモ付け根、足首、共にクリックで2段階程度に調節可能。
脚を最大まで開くと足裏は浮いてしまうが、すっ転んだりしないので、まぁ気にならない。
スネから下を少しだけ回転できる。ポーズにちょっとしたアクセントが付く。
オプティマス本体足首が固定されているプラットホームごと動く感じが正に外骨格な感じ。
回すときに、スネのアーマーのフチが微妙に干渉して音が出るのはご愛嬌か・・・。
肩部の方はちょっと凝った構造。
ヒジは上腕回転はしないものの、曲げ方向は本体と同軸でスムーズに可動。
肩装甲は多重の関節フレームで懸架され、
本体手首でグリップされる他に固定部は無く、見た目より妨げのない可動域。
腕部を前に上げた状態。
腕部を側方へ回転。後ろから見たところ。
前後左右方向には、可動軸が本体と同軸で、深く考えずにぐいっと動かせる。
肩部フレームとの接続部もさらに回転させる事が出来るため、
さらにひねったポジションも可能。
さすがにちょっと考えながら動かす必要があるが、
こうやって腕をぐいっと内側にひねったポーズにも出来る。
腹部から腰部を覆う強化ユニット。
段々と細くなってゆくオプティマスのプロポーションの凹凸に合わせてはめ込むことで、
巨大アーマーの上半身に似合うガッチリしたプロポーションに変化させている。
腕部から肩部
面白いのは、オプティマス本体の肩アーマーのタンクや下椀の前輪など、
特徴的なディテールは覆わずに露出していること。
オプティマス本体の肩アーマーは、板状に展張して、
オメガコンバットアーマーの肩アーマーのラインと一体化している。
コンバットアーマー側に固定はされておらず、やっぱり可動時には逃がす構造。
ややなで肩だったオプティマスが、
記号的ディテールを再配置され、いかり肩に変化した印象となっている。
改めて、オプティマス本体とアーマーの重なり合った脚部。
ここもオプティマスのスネやタイヤ部分といった記号的要素は残しつつ、
ヒザから下が延長され、末端肥大なフォルムに変化している。
コンテナ外板の一部が、
尾翼のようにも、長衣のすそのようにも見えるフォルムになっているのがカッコイイ。
壮大なフォルムを作り出す、背部の2対4枚の翼。
板状のコンテナの外板を、そのまま板状の翼にする大胆なアレンジ。
展開すると、ますます巨大なシルエットに。大迫力!
付け根はクリックで角度を保持される。
内側のディテールと、メタリックブルーのグラデーションが、実にセイバートロニアン!
力強さを発散するかのごとく、かなりいい雰囲気。
やもすれば間延びしそうな大きな板物を上手く処理している。
コンテナ時のメックテックポートやCジョイントは、全てこの翼に配されている。
外側のウイングは、付け根の角度によっては前後に傾けることもできる。
合体により胴の厚みが2倍近い分厚さの、人間離れしたシルエット。
重心がきれいに脚に掛かった、すらりとしたS字立ちのシルエットを作っている。
オプティマスのバックパックやら肩部のアームやら、何かと情報量が多いボディ。
メカメカしさが心をくすぐる。
バックパックからは、ナゾの金色のブレードを備えたマストが一対。
基部がボールジョイントでグリグリ動く。
何となく、アニメイテッドのスペースブリッジを思い起こさせるので、
ジェットファイアやフォールンが使ったような空間跳躍機構を搭載しているんだぜ!
とか妄想・・・。
さぁ・・・、圧倒せよ!
脚の開きと肩の動きだけしか動かない、最近のトイとしては、かなり置物に近い。
しかし、存在感のあるフォルムは、ちょっと動きが付いただけでも迫力満点。
よく考えると、オプティマス本体にクリックが一切無かったのは、
外骨格の動作に干渉しないためか。
もはや、ぶん殴ると核爆発が起きそうな巨拳。
「Let's ROLL!]
制圧開始!
最大の力を!
――MECH TECH WEAPON――
――『ULTIMAX SUPER CANNON』――
メックテックウェポン展開形態!
『ULTIMAX SUPER CANNON』起動!
この巨躯にしてなお、肩掛け・両腕で支える、驚くべき巨砲!
正に最大最強のメックテックウェポン!
ビークル時は、こんな感じ。
床下にガッチリ。
アームは、背部のカプラージョイントとその基部にはめ込まれる。
かなりガッチリ取り付けられる。
当方所持の個体はガッチリしすぎて取り外しに難があったので、ちょっと削った。
2段階のヒンジで背面から前面へ展開。
アームにはクリックが仕込まれていて、確実な動作感と強度。
アームと機関部、砲身からなる長大なユニット。
ここにもワンポイントのシルバーエンブレム。
他にカラーリングは無いものの、形状、ディテール共に、セイバートロニアンメカニックそのもの。
ディテールの一部となっているスリットは、後述のサウンドギミックのスピーカー開口部。
大口径、長砲身。
砲口部分全体と、上部の赤いサイト部分はクリアパーツ。
上部と先端部ジャケット側面には5mmジョイント、Cジョイントと、さらに拡張武装も可能。
グリップ部分はいちおう5mmジョイントなので、他のTFも装備・・・、
出来ないだろうなぁ。
メックテックウェウェポンとしては反則技の、ほぼ専用武装。
サイズ的に軸を折らないか心配だったけど、分解した際に、軸に鉄芯が通してあると判明。
見た目よりはかなり頑丈なので、普通に扱って大丈夫かと。
懸架アームの2段目全体がヘッドアーマーになっている。
頭部全体が前後に長くエイリアンチックな異形に。
前面は透明なバイザーになっており、照準レチクルを投影!
対閃光・衝撃・熱放射防御シールド、なんだぜ・・・、とか妄想。
形状がG1コンボイモチーフという説もあるみたい。
懸架アームの上部には、二つのスイッチ。
左のスイッチで・・・、
砲口&上部センサーが発光!
同時に、機関砲のような連射砲撃音&爆発サウンド!ダダダダダダン!ズガアアン!みたいな。
右のボタンで、側面のランチャーが発光&ランチャー発射音!
こちらは押し続けている間、発射音が継続する。
――全てを制圧し、そして統べよ――
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