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灼熱の火を燃やせ!

助手席に屹立

ライオブレイカー。

ビックカメラで超星艦隊投売り開始で980円を買い逃したときには、
さすがに肝が冷えたが、予感に導かれるように突入した閉店間際の入間ザラスで獲得。

さすがザラスだ。なんともな 最終捨て売りモードで、
『完全装着セット』が1000円!残り3つ!


いや、しかし、直感には従ってみるものですね。

思い立ったのが、まだ仕事をしている19時過ぎ。
20時過ぎで急いで切り上げて、車に駆け込み、

圏央道に乗って青梅から入間へ。

到着したのが閉店8分前だったりして。

うむ!
身内では
”ラスト5秒の逆転ファイター!”
を名乗っているだけの事はあるな、自分!

というか、たまには余裕をもって計画的に行動したいものだ。


で、出来としては、十分に満足。
いや、ちょうど、最近になってこの手の『なりきりトイ』を集めまくってしまっているのですが、
同時期に展開している(そして、つい先日買ったばかりの(笑))
『ゲキリュウケン』や『ゴウリュウガン』と比較すると、
シリーズごとの特色、狙いがよく分かって実に面白い。

ぱっと見の外見は、はっきり言って同価格帯の『ゴウリュウガン』より地味。
メッキやクリアパーツを多用し、突起のあしらいも派手な『ゴウリュウガン』に対し、
この『ライオブレイカー』は、実にシンプルな外観です。
クリア素材も、目立つ使い方はしておらず(刀身に埋め込まれた発光部のみ)、
メッキなども無し。
しかし、落ち着いた、まとまりの良い存在感、というような雰囲気があるのです。

取り回した印象も、また同じく。
コンパクトにまとまっていながら、程よい重量感があり、
突起や装飾が無いシンプルなデザインは、実際に振り回して遊ぶのに何のためらいもありません。

いや、ためらえよ。いいオッサンが。
まぁ、それはそれ(苦笑)。


そして、ギミック。
『コスモカプセル』装填機構!
ちょっと感心したのが、カプセルホルダーのリリースボタンが、刀柄を握ったままで
無理なく行なえる位置にレイアウトされている事。

構える上では困る事この上ない『ゲキリュウケン』に比べて(苦笑)、
実用アイテムである事への配慮がうかがえます。

そして、必殺技。トリガを引いて”溜め”、離して”放つ”、というアクションは、
なりきり度が高くて良いですね。
カプセル内のシンボルが、小型モーターで走馬灯よろしく回転するのが、結構面白い。
ただ、思ったより回転が穏やかに思えたり。

贅沢を言えば、もっとぎゅるんぎゅるん高速回転してくれると、
「パワー!充填!」
という感じがするのですが、まぁ、回る、という、光や音とはまた異なる
物質的なアクションが、十分なインパクトを持つことは確か。
カプセルを照らす4色のLEDが、各々単灯なのにやけに明るく、
やたら派手に見えるのは、コナミ玩具のお家芸だと個人的に思っていたり。

(余談ですが、『アムドライバー』シリーズにも
この要素の導入を勝手に期待をしていて、一人、勝手にガッカリした事も(苦笑)。)

総括すると、豪華絢爛な分、どこか”装飾兼用”と割り切っている『魔弾』シリーズに対して、
どこまでも、”実用”であるのが『超星』シリーズ、と言ったところでしょうか。

実際、ギミック面でも、どことなく危なっかしい印象のある(苦笑、別に悪気は無い。)
『魔弾』シリーズに対し、『ライオブレイカー』の各ギミックは、
少なくとも私の個体は、実にガッチリした印象です。

正味のところ、ぶっ叩いて遊んでも大丈夫そうな気すら。


惜しくも、『魔弾』シリーズに対して及んで無いと思われる点が二つ。

まず、遊ぶ上での拡張性とでも言いますか。
これは、バンダイ玩具などでも最近は強調してきていますが、
”武器”というだけでは、遊びの幅が広げにくいのですね。

『魔弾』シリーズは、基本的に、ワンアイテムで万能、
同梱されているキーだけでも、”変身””戦闘”はこなせるのに対し、
『ライオブレイカー』は、あくまで剣である、という点。

そこいらへんは、『超星』では、各用途毎のアイテムをマメに作ってくれているので、
しかも、それらが結構凝った出来なので、あるいは、こちらの方が良いのかも知れませんが。


もう一つ。
個人的には、こちらが重要だったり。

コスモカプセル、かさばって持ち歩きにくいんですよ!

いや、笑いごっちゃないですって!
魔弾キーだったら、ポケットに3、4個は放り込んでもおいてジャマにならないですが、
コスモカプセルって、ジャケットのポケットに入れると、
ぷっくり膨らんでしまって目立つ目立つ(苦笑)。
2つ、3つはムリですよ、コレ!

ほんとに、冗談抜きで、これが『魔弾』と『超星』の差異を述べる中で、
一、二を争う重要事項では、と思えるのですよ。

実際、魔弾キーは、単体でも折り畳んでおけて、
それを、展開するアクションだけでも”なりきり”が成立し、
しかも、装飾性の点で勝っている分、コレクション性も高い。

そして、『マダンキーホルダー』というアイテムによって、
携行すること、取り出すこと自体にもなりきり性を盛り込んでいたりします。

とにかく、魔弾シリーズは、
”たくさんキーを所有し、持ち歩く”
”キーによってどんどん機能が増える”
事を、とことん意識した構成になっているのです。

この辺が、あらかじめ”12個”という設定まで作っていながら、
結局、全部リリース出来ず終いになってしまった最大の要因では、と思えたりします・・・。


しかし、チャンバラ推奨!(ちょっと違う>?)
というアドバンテージは、なりきり玩具としては実に有効。

なにしろ、メーカー殿からして、
「家族で遊ぼう!」
と称して、チャンバラを推奨したり(してはいないが)。

悪役に扮したお父さんが、お母さんを押し倒しに襲い掛かり、
ライオブレイカーを掲げた少年がそれをやっつける!
というちょっとほのぼのしたCMは、
終了してしまった今もまだ記憶に鮮やかです。

(しかし、このお父さんがメチャクチャ強くて、全然倒せなくて、
やけにシビアなごっこ遊びだったらヤだなぁ。)

・・・その象徴たる、添付付録・『ギグファイターのお面』!
さて、これをどう使おうか、というのが、目下の所の楽しみだったり。

飲み会にでも付けていくかと半ば本気で思っていたり。

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