-GATACK-
ムゲンバインは小休止で、今日の買物。
先々週の買物と、先週の買物のネタがまだまだ残っているのですが、
今週はあと、『装着変身・仮面ライダーオーディン』とか、
『キーボッツ・ライシャンマオー』とか、
『トランスフォーマー・スターウォーズ』とか買ってしまっていたり、
ぶらりと覗いたまんだらけで、ちょっと、いや結構面白珍しいものがあったので、
衝動買いしてしまった、とか、もうぶっちぎりです。
会社で仕事をしているフリをしつつネットで玩具サイトを見ていて
(いつ仕事をしている・・・。)、
何か無性に欲しくなってしまった、
『キャストオフライダー(COR)シリーズ』最新作、
『仮面ライダー・ガタック』と、その専用車両、『ガタックエクステンダー』。
秋葉原でも立川でも、特に『エクステンダー』がそろそろ完売してきている、
というのが背中を押してくれました。
要は、無いと欲しくなるのです(苦笑)。
それにしても、玩具サイトを見ていると、散財が増える。
上に書いた品目、ほとんどがネットでレビューを見て欲しくなった物ですよ。
まぁ、お陰様でこれだけ出回る商品が増えても、
間接的ながら、かなりの品目をチェックできるので、
かなりありがたいことではあります。
それにしても、玩具レビューサイトはほんとにありがたい。
いや、このシリーズ、バイクの方が小さい、小さい、と、言われていて、
まぁ、事実、ちょっと小さいバランスで立体化されているのは確かで、
買う前から覚悟はしていたのですが、
あんまり、小さい、小さい、と再三言われ続けたお陰で、
「・・・アレ?コレはコレで良いんじゃない?」
と思えてしまったり。
どこかのレビューで"子供の自転車に大の大人が乗ってる感じ"と
評されていましたが、私的には、それほど違和感は覚えなかったですね。
いや、良かった良かった。
キャストオフ。
バイクに乗ったまま、全く無干渉でギミックが作動するのはおもちゃ的に実に気持ちが良い。
噂には聞いていましたが、マスクドアーマーが、飛ぶ飛ぶ。
"脱衣"(笑)時の隙を無くすために、散弾のようにぶっ飛んでゆく、
という劇中の設定通りのイメージを見事再現。
国産の発射モノ玩具にしては、実に上出来。
必殺攻撃・ライダーカッティングのポーズも可。
俗に言う、植木屋さんですね。(いや誰も言ってないが誰かに言われそう(笑)。)
もしくは、"猟奇・ハサミ男"。
ギミックの都合もあってか肩が一軸回転のみであることと、
首の回転が左右にほんの20度程度である事を除けば、全身、いや、良く動く動く。
正直、これ程とは思っていなかったので、大満足。
指まで可動で、"ガタックダブルカリバー"もしっかり保持できる!
これでポロリポロリと落ちるような保持だと、いっそ指なんか可動しなくても!
と言われてしまうところ。
スペックのみ高レベル玩具になっていない所が大変よろしい。
このダブルカリバーが、"とても小さい"という評価を受けているようですが、
まぁ、これも、バイクと同様、こういう物と思ってそれほど違和感無いように・・・、
・・・ワタシってもしかして、極甘ですか?
それにしても、今年の『仮面ライダー カブト』は面白いですね。
いや、正直、ここ数年では一番良い印象かも。
この『ガタック』というキャラクタに目を付けたのも、
『エクステンダー』のギミックが玩具的に非常に面白かった、というのも理由の半分なのですが、
今回はいわゆる"キャラ買い"の要素も大きいです。
主人公・カブトこと天道総司の、"天上天下オレサマ独尊"なキャラクター性と、
そのキャラに恥じぬ強さ、
対して、ガタックこと加賀美・・・、
いわゆる、熱血ヘッポコヤラレキャラ(うわあ)。
人一倍の正義感があるものの、ただの一般人なみの能力しかない彼は、
オレサマ天道の活躍のスパイス程度にしか扱われていなかったような、
いや、普通なら、というか例年のライダーなら(苦笑)、
正に、そういう位置付けで終わってしまうようなキャラである加賀美。
しかし、汗まみれ、泥まみれになっても諦めず、
悪に対する純粋な怒りを燃やす彼が、こうして物語半ばで、
ついに、ヒーローの力を、しかも最強クラスの力を得る、というのは、実に見ていて爽快でした。
もう、"ヤラレキャラ"は返上です。どことなくヘッポコなのは抜けませんが(笑)。
加賀美、イイヤツです。ヴァッシュ・ザ・スタンピード並にイイヤツだと思われます。
さて、話を戻しまして、最後のギミック。
バイクの開きです。
ある種の笑いすら誘うほどの簡潔なギミック。
しかし、正味のところ、コレが"バイクの開き"であると、ぱっと見た瞬間には
気付かず、結構大胆な変形をしているのか?と思わせてくれたので、
これは正に、シンプルにして効果大、デザイナーさんの勝利でしょう。
クワガタのアゴ状の衝角は、ほぼ全て車体内に格納されており、
"開き"と同時に、スプリングで"シャコっ!"っと滑り出てきます。
これがまた気持ちが良い。
この"COR"シリーズ、ギミックの作動感の良さが売りであると、
改めて思った次第。
玩具的にちょっと残念なのが、やはり、ガタックを上面に騎乗させた際、
固定する術が無いこと。
足をぴったり乗せられる"足形"があるのですが、ちょっぴり滑りにくい・・・かも?
という程度で、劇中よろしく、ぎゅんぎゅん飛ばすイメージで振り回して遊ぶには、
全く耐えません。
ううむ・・・、ライダーの足は軟質樹脂のムクみたいだから、
くり抜いて、磁石でも仕込んでやるか。
エクステンダーの方は、フタを開けて、"足型"部分の肉厚を削いで、
こちらにも磁石を仕込めば、相当強力になるはず・・・。
結構簡単に出来そうな気が。
明日、材料を買ってきてみるかな?
あ、そうそう、劇中で大変印象的だった、
"ライダーキック・エクステンダー落とし!"(今、適当に考えた呼称(笑))
の再現写真は、
こういうモノを空中固定できるスタンドを、実は当方、
一個も所持して無いので、諦めたり。
アレはすごい技だった。
ライダーとエクステンダーの合体技を妄想~、
する前に先手を打たれてしまった(苦笑)。
というわけで、唐突にガタックでした。
購入前は、なんと言うか、『装着変身』に対して廉価版の、
ローターゲット向き玩具、という印象で、価格に割高感を感じましたが、
手に取って評価一変。
確かにローターゲットはローターゲットだけど、全く廉価版では無いですね。
むしろ、スペック玩具的な傾向に陥りがちな『装着変身』より、
パフォーマンスは良いとすら言えそう。
『マスクドフォーム』から『ライダーフォーム』の移行を
曲がりなりにも再現しているのは、このトイだけだったりもします。
全体のディテールにも密度感があり、
武器の柄の細かい刻印や、装具のマーキング類等も細かく再現され、
アーマーの裏までメカディテールがあるのは非常に好印象。
エクステンダーの車体の塗装は非常にきれいで、満足感あり。
特に青がきれい。
そして、やはり、キャストオフや変形のギミックの作動感の良さ。
玩具は斯く有るべし、と言いたくなってくる出来です。
その他の関節可動などのギミックも、概して安定した印象で、危なっかしさが無いのも嬉しい。
バイクのスタンドにまでスプリング入りクリックが入っているのはちょっと感動。
劇中における色々のアクションの起点となる、ベルト部『ガタックゼクター』が
完全無可動、など、細かい欠点は挙げれば幾つか有りますが、
何より、全体のパフォーマンスの良さを評価したい玩具です。
ガタックゼクターに関しては、作動レバーである角が閉じた状態の単品がおまけで付属。
本体にも取り付かないし、手に持たせるのも何である、商品的に謎アイテムですが、
"形だけは造ったんだ!"というスタッフの意地の発露かも(?)
バイクと両方揃えると、値引きの大きい量販店でも三千円は越えてしまう、
というのはやっぱり改めて割安感は感じませんが、
劇中の勇姿を思い浮かべつつ、ガシガシ遊ぶには実に良いアイテム。
今年度のライダーにハマったなら、一つ手に取ってみる事をお勧めいたします。