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DIE・・・

はい、皆様お待たせしました。
ズル休み含む三連休、最終日にして、ステキなネタを提供できそうです。

・・・・・・ぶっちゃけ、死んでやろうか、というくらいのステキネタです。


警察に捕まりました

ネタ的には”残念ながら”、という所でしょうが、
釈免していただき、前科者になる事無く帰ってこられましたが。


全容。


土曜は新宿にて、某チャロンの大会に参加してボロ負けして凹むために、
朝から体調を整え、ついでに前日行けなかった秋葉に買物に。

秋葉の方は、いやぁ、後述できればしたい所ですが、
実に色んなケシカラン、まったくもって実にケシカランモノを色々と調達できて、
とってもシヤワセ~な気分だったのですが、
その後のバーチャ某大会でどん底まで突き落とされたのはお約束。
ネタ的にも全然面白くは無いので割愛。

その後、自分的に納得行かぬと、結局6時間ほどゲーセンで粘った挙句、
更にどん底になり、ヘタヘタになった体を、とりあえず休めるべく、車へ戻る。


さて、せっかく休むのなら、ちょっとしたボウケ・・・、否、
ひとり車上品評会でもしでかそうかなぁー、っと、
秋葉での収穫物その1、
”パケ説付属品無し・現状渡し”の、『ギガトロン』様をいじってたり。

ご存知の方はご存知だと思われますが、
『6段変形』が売りのこのアイテム、
私も昔はアッパーバージョンたる『デビルギガトロン』を
所持していたので(手放したのが今はひたすら悔やまれるが)、
うろ覚えで変形できるだろう、と思っていたら甘かった。
どこがどう動くのかさっぱり分からん。

ジェットモードにした時に、腕の位置が決まらないけど、仕様なんだろうか・・・、






とやってる正にその時、運命はかく扉を叩く

ジャジャジャジャーん、というSEは付きませんでしたが、はい、職務質問ー。

後は、某著名漫画家氏がつい最近被った災難と全く同じコースです。

トランクに、よりによってエアガンの入ったバッグが積んであり、
エアガンのメンテナンス用に、ウェンガーが一緒にあったからさぁ大変。

ただし。

この時点では、任意の提出。

つまり、持ってますか?と聞かれたので、はい、持ってます、と答えただけ。

で、その後、身体検査も車内家捜しもされなかったので、

「いいえ、何もありません。」

と答えていれば、それで何事もなく終わりだった話。

この事実が、今では臓腑が煮殺される程に悔やまれる。



さて、

「これは銃刀法には当たらないし、あなたが逮捕されり後々処罰されたり、
という事は全く無いけど、こういうものが出て来た、という記録を残す必要があるので、
お手数ですが署までご同行願いたい。」

とのこと。

後々思い返すと、某漫画家氏もほとんど同じ事を言われたみたいで、
我ながら対応が甘かった、とつくづく臓腑が煮える。


で、署に到着すると・・・、



まず、エアガン大人気(笑)。

現職の警察官の方が、「すごくリアルだ、本物そっくりだ」と仰るので、
エアガン開発者の方、喜んでください。

「でもこのリボルバーなんてプラグリップですし。」
「いや、本物もプラなんだよ。」

へー。

さすがに、本職の警官の方がホルスターまで締めると、
私も「ああ、本物っぽいなー」と感心したり。

「コレ、どうやって操作するの?」
「えー、おまわりさんの方が詳しそうですけどー。」
「いや、サブマシンガンなんて撃ったこと無いヨ。」

と、何しに深夜の新宿署を訪れたんだ、オレは、というやり取りしばし。


何か、モデルガン専門の鑑識の方がお出ましになり、
ちょっと見て、
「・・・まぁ、ダイジョブじゃない?」
との事でこれらは無事返却決定。
略式ではなく、本格的にやると、性能の検査が大変面倒だそうです。

ちなみに、その専門の方は、
正に刑事ドラマに出てくる”古株敏腕捜査官”みたいな容貌で、
凄みのある痩身長躯のオッちゃんでした。
うわ、ホントにこんな人が存在するんだ、みたいな。


楽しいのはここまで。


その後、
「じゃあ、調書を作るから。」

調書?と思いつつ、案内された部屋は、
はい、正にあのカツ丼の部屋でしたよ。

うわー、と思いつつ、お約束どおり”奥の席”に座る私。

あ、手前に座ったら、”奥へどうぞ”だそうです。


さて、お出ましになられたのは、先程私を案内してくれた方の上司という方。

そして、本日のハイライト。

「銃刀法違反じゃないけど、軽犯罪法違反なんだよ。」

・・・?

隠し札登場。

さっきは特に罪ではない、とか仰ってたんですがね。

ここで、鈍い上に疲労でぼんやりしていた私、
ようやく事態がおかしな方向に向かっていて、もうベクトル偏向不能である事を悟る。

ただ、この上司の方、某漫画家の方を”お世話”した方よりも、
だいぶハートフルな対応をしてくださって、

”悪いことだって知らなかったんデスマジで!ごめんなさい許してください!”
という書面を作るから、今回は罪に問わない、との事。
うわあ、すっごく有り難いデスネ・・・。


インタビュー、スタート。
氏名住所血液型身長体重足のサイズ、
生地職業学歴家族構成家族の職業、
趣味と今日は何故そこにいて、何故捕まったか。

いやぁ、路上で私を捕まえた方が、
「2時間くらいいただくかと・・・。」
と言っていたのはこういうだったのか、と納得。

で、この”調書”でしばしば揉め事になる、
被疑者の供述と調書の食い違い、というのが何故起るのか、
漠然と分かったような。

コレ、私は聞かれたとおりに答えるだけなんですが、
おまわりさんは、その供述に基づいて、
口語調で、ストーリーが分かりやすく伝わるように、
述懐して書いてるんですね。

当然、人間一人のプロフィールが、そんな分かりやすいものになるわけ無いので、
もう、何と言うか、二人顔をつき合わせて、編集作業

ただ、今回は簡易的な書面だからこんなもんだけど、
逮捕した被疑者に対するものは、電話帳みたいな厚さになる、との事。

「ひと一人逮捕するってのは大変なんだよ・・・。」

ご苦労様です。


「で、アナタはおまわりさんに最初何ていわれたの?」

「・・・”こんばんは”、と。」

「・・・挨拶は抜きで。」


ありのままを話す私。

悩むおまわりさん。

「・・・・・・・・・いいや、そのくだりは略。
いいトシの男が夜中に車ン中でロボットいじってニヤニヤしてたんじゃ
格好つかんだろ。」

お気遣い痛み入ります。


途中、おまわりさんのタバコ休憩が二度ほど入りつつ、
午前四時ごろ、調書完成。
プリントアウトされた”二人の共同作業の結晶”を読み返し、

「(ああ、おまわりさん頑張ったなぁ、
 でもオレに書かしてくれれば半分の時間でもっと分かりやすいぞ。)」

なんて罰当りな事思いませんでしたとも、ええ、決して。


その後、写真撮影。

正面・斜め・側面、眼鏡有無2バージョンと、別に服装の写真。

そして、指紋・掌紋採取。

「ちょっと面白い機械だよ。」

との事で、実際、大したものでしたね。いや、日本のテクノロジー天晴れ。

スキャナーのガラス面に手やら指やらを押し付けると、モニターに
リアルタイムの読み取り状況が表示される、という代物。

両手5指の正面と側面まで含む2パターン、
両掌、両側掌、と、細かく採取。

「お・・・、きれいに取れるね・・・、
いや、こんなにきれいに取れる人、中々いないよ、おー、右手もきれい取れる。」

それはどうも。


所持品返却でカツ丼部屋に戻る私。

そこで、ウェンガーは証拠品として押収され、戻らない事を告げられる。
正直、ショック。ちょっと”いわくあり”のものだったので。

「どうしても取り戻したいなら、検事の下に出頭して簡易裁判を起こす必要がある。」

ああ、もういいです。

エアガンは出来れば捨てていってもらいたい、との事でしたが、
”出来れば”レベルだったら断固持ち帰る、と言ったら、
その警官の方の責任で、うちに持ち帰るまでは、
もし帰宅中に他の警官の方に言及されても連絡すれば保証してくれる、とのこと。
おかげで得物までもを失わずにすんだようです。


余談。
ウェンガーは、即日、代わりを買いました。
何か無性に悔しかったので。


ようやく全て終了。
時刻は午前4時30分。

裏口の車庫に収容されていた愛車”お嬢”R2sを引っ張り出す。
見送りに出てきてくれる最初のおまわりさん。

「くれぐれも事故に注意してくださいね。」

眠いです。すごく。


結果的に、注意のみで済んだわけですが、
以後、同様の事を起こすと、今回のデータがすぐに参照されるそうです。
いやはや、『軽犯罪法』っていうのは、何とも恐ろしいように思えます。


さて、そういうことがあった私。
休日に思いっきり水をさされ、もう”早起き”もクソも無い時間、
流れてしまった翌日の予定を思うと、どうにも刺々しい気分になり、
首都高に乗って急ぎ帰宅。


ここに、本日最大のワナが、
ええ、実はここまで前座だったんですよ。
ここにこそ最大のワナが潜んでいたのです。















オービスに撮られたようです。
赤いストロボにはっきりと照らされました。

135Km/h、55キロ超過。免停ですね。


まぁ、俯瞰してみれば、『自業自得』の一言でお終いでしょうね。
何も私に反論できる余地はありません。


私が大好きな小説家、峰隆一郎氏が作中でしばしば語っていたことを何となく以下に。
残念ながら、今手元に出てこないので、記憶頼りに要約、といういい加減なものですが。


”立場の弱い人間は、善人では生きられない、生きるには、悪事を働くしかない”
”悪事を働く者は、悪人にならねばならない。善人が悪事を働くと、命を落とす事になる”


せめてコミケ、ワンフェスの時までは車を使えるといいのですがね。
さて、いつ”来る”やら・・・。


追記

お気付きとは思いますが、車ごと連行された際、
車中には、秋葉原で仕入れた、前述の”ケシカラン”モノが一杯積んであったり。
案内(&逃走阻止)で助手席に座ったおまわりさんの足元の紙袋には、
それこそ逮捕されそうなブツがごっちゃり入っていたり。

いやぁ、任意提出のみで済んで、ほんっとに良かった。

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