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潜れ!飛べ!(そして落ちるな!)

ス ペ ラ ン カ ー !

はい、虫歯の痛みについに気が触れたか、と思われたかもしれませんが、
別に人は痛み以外にも正気を失えるという判例にすぎません(笑)。

数年ぶりに、あの『スペランカー』をプレイする事ができました。
ああ、もう、こんなに恋焦がれているのに、
なんでこんな苦労しなけりゃならないんだ!ってくらい紆余曲折がありましたが、
その辺はグレーゾーンな手段が多々含まれるので割愛。

・・・昔々は、ソフトを買ってきたらまず、
バックアップを取って親ディスクは大事にしまっとくもんだったのですがねぇ。

というか、最近は、ファミコン互換機がお天道様の下に出られるようになったので、
わりと簡単かつ安価に買えるので、
実はそんなに困らないっちゃ困らないのですがね。

久々にレッツプレイ!
あー、やっぱクソオモシレェや、これ。

誰デスか、クソゲーと言うヤツぁ!容易に否定できないじゃないか(笑)。


まぁ、ほんとのところ、比較的敷居の高いムズゲーではあるものの、
同時代、そもそもクリア不能とか、バグで一瞬でクリアできるとか、
色々スヴァラシイ仕様のソフトが大量にリリースされていた中では、
そもそも(慣れれば)きちんとクリア出来る、という段階でまず一定の評価を(オイ!)

と、それはまぁ、それとしても、
テンポの良いアクション性が気持ち良い、良作だと思えるのですが。

・・・・・・まぁ、3周目4周目以降の難易度は正にクソゲーと言うに値するらしいですが、
逆にそこまでいける人は、もう今更クソとは言わんのだろうなぁ。


ところで、元々考察屋の私としては、
(ええ!そうだったの!?と言われてしまうと容易には否定できないのですが。)
ミスター・スペランカー(仮)が虚弱体質と言われてしまう事に、
あえて異議を挟んでみたくなったりするのですよ。

そもそも、同時代に一躍スターダムへの道を踏み出した配管工
”スーパー”マリオ氏と比較してしまう事が間違っているのですよ!
彼は地球人とサイヤ人ほど、とは言いませんが、
地球人と天津飯くらいには別種の生命体ですよ絶対!
キノコを摂取して巨大化!って超人ハルクとかポパイの同類ですよ!

そして、彼の足腰は決して弱くは無いと思ったり。
確かに、”身長分の高さを落ちる”と死ぬ。
しかし、身長の3分の2の高さを飛び続けても死なないのです。
彼がまだバリバリの10~20代だとしても、そのうち腰を痛めそうだと思うのですよ(邪笑)。

時には機関銃(?)を構え、
大量の装備を背負ったまま縄を上り下りし、次第に薄れる酸素(たぶん)にも屈せず、
深遠なる地底を駆け抜ける彼は、恐らく人類の基準ならば
十分なタフネスを備えた探検者に申し分ない人間なんではないでしょうか。

じゃあ、

なんで死ぬのか。

一つ思ったのです。

彼はもしかすると、非常に諦めが早いのでは!?

前述の”超人”マリオ氏は、
どのくらい落ちると死ぬのか良く分からないくらいの肉体的耐久力を有すると同時に、
落ちて死ぬその瞬間まで、決して臨戦態勢を解こうとはしない!のです。

我々プレイヤーは、彼が「落ちて」死ぬ瞬間を決して目の当たりにしません。
彼は、画面から消えるその瞬間まで、あの右手を力強く掲げたファイティングポーズを
崩したりはしないのですから・・・。

対して、ミスター・スペランカー。
彼の場合、踏み外して、ある程度落ちると、
下が仮にマシュマロだろうがマシュマロマンだろうが、
あー!死んだわこりゃ!
で、もう全てを放棄してしまうのではないでしょうか。

いや、放棄ならまだ全然マシなんですが、ショック死してないか!?

彼に、最後の最後まで諦めない、心の強さが宿ったならば、
某ジョーンズにも負けない、不屈の冒険野郎になるに相違無いであろう。


ついでに。

未踏査の遺跡とはとても思えないほど、エレベーターやらトロッコやら、
人手の入った形跡の色濃い、舞台となる遺跡ですが、
アレは、なんと言うか、最高峰クラスの雪山登山みたいに、
いろんな探検家チームが、少しずつ前へ前へと進んでいった痕跡、
なんじゃないだろか、とか思ったり。

エラい深部に、都合よく爆弾やら酸素(?)やらがあるのは、
前のチームがデポした(?)からなんじゃないかなぁ、とか。

いや、実際、2面3面あたりの奥に行くと、もうせいぜい梯子くらいしか
それっぽいものが無かったりするし。

そして、それらをフル活用し、
取ったもん勝ちで財宝を手にするミスター・スペランカー!
アンタ、あとで国際問題になるぞ!


ところで、当の私は、まだズル無しでは、一面の途中までしか行かない初心者。

おおよその人が投げちゃうであろう、落ちると死ぬレベルを
まず越えないと、ゲームとしての難しさが味わえないというのが、なんとも。

とにかく、”縄”。
掴まっている位置から左右に移動可能、だけど、その幅が著しく狭く、
縄からどこかに移るには、横にジャンプするしかない。
たいてい、ここで死ぬんだわな。滑り落ちちゃって。

上級者になると、縄から縄へと滑らかに移動したりするらしいですが、
とりあえず、縄から死なずに下りる技術を身に着けると、
とたんに面白くなってきますよ、このゲーム。

個人的には、オバケのが怖いと思ったがな!
足元に急に出られたりすると対処不能。

・・・上級者は、オバケの出現抑制もしているらしい。
もう、驚嘆の域です。

もう、語られつくしてどうでも良くなりつつあるが、
オバケって機関銃で死ぬのか!?
とか、
あの機関銃、どこに撃っても効くんじゃあ!?
とかですが、
なんか実は機関銃じゃなくて、呪術的用具なんじゃないか、とか
一瞬思ったり。

銃だとしても、弾は聖別された銀に違いない(笑)。


極めつけ。

どこでもいっしょ!

ポケットスペランカー。

感 無 量。

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コメント

作品と登場キャラ、特に主役というのは、意外と時代に左右されやすいものですし。

あの頃の風潮だと、確かに、弱い主人公というイメージを強調されやすかったというのであれば、確かに沿うかも。

今だったら、意外と、ありふれた主人公みたいなタイプ埋もれていた可能性が高いですし、そういう意味では、時代を先取りしすぎたのかも?

せめてコウモリのフンで死ぬな!

どうもです、ノイシュタタタット様。

人間臭いリアルな挙動のゲーム、確かに増えてきましたね。
そのぶん、死因もリアルになってきて、「うわあ!」と思うこともしきり。

”ターゲットを追跡中、道路を横断しようとして車に轢かれる暗殺者”

とか(泣笑)。