伝えたかった、言葉がある
モタモタしているうちに旬を外してしまったけれど、
トランスフォーマーアンコールシリーズ・『メトロフレックス』。
かつて、不本意な別れをしたコイツと、よもや新品でまた出会えるとは、
喜びで胸いっぱいなアイテム。
どんな不本意な別れって、パーツ失くしてなんかもうイヤになっちゃって。
いや、何しろ、どの形態でも余剰パーツが出る、という、
ある意味、私に嫌われる為に存在するような(邪笑)仕様のトイなので、
ガキャに扱わせると、まず、何か失くす!
おかげさまで、中古市場では常に弾数不足。
在っても、"パーツ紛失"とかがほとんど。
で、再販されると聞いたときには、嬉しさ反面、ちょっとためらいもしましたさ。
「我、余剰を許さず!」
なもんですから。
しかし、だから故に、私は伝えねばならない!
実は、ちょっと強引に余剰無しに出来るということを!
まずはコイツ。
・・・いや、そんなに違和感無いですよね?よね?
で、更に、
これで、"失くすパーツ群筆頭"の支援ロボ『シックスガン』の胴体は、
完・全・収・納ですよ、ダンナ!
単体で成立してるけど、なんか居場所なさげな戦車『スレマー』も、
この向きにすれば足の格納に収まる!
(向きが違うと砲塔が干渉する。外しておけば入るけど・・・。)
これで、ロボ形態は、完全余剰無し!
お次はこの形態。
開いた甲板が空母っぽくてカッコイイ、移動基地形態。
先の、『シックスガン』胴体に加え、
地味ぃ、に始末に困る、"コブシ"をどうするかっていうと・・・。
外さない。
悪いか。
い、いや、こんなの、わざわざ外さなくても、っていうか、
そもそも出っ放しでも機能的になんら支障も無いし!
そうだよ!わざわざ収納する方が非合理じゃないか!ねえ!
・・・・・・えー、先の、シックスガン胴体収納をやらなければ、
脚収納庫内に放り込んでおく事も可能でした。昔持ってたときはそうやってました。
ええと、
これで移動基地も、完全余剰無し!
さて、最後にして最難関、スクランブルシティ形態!
"都市"に変形、という、画期的なモチーフが、
ガキャ時代の私にはクリーンヒットで、むちゃくちゃ惚れ込んで、
考えてみれば、初めて発売日チェックまでしたアイテムだったなぁ・・・。
武器類に関しては、パッケ裏の"活躍予想イラスト"でもやってる通り、
ヒザ部の装甲に空いた穴とかに付けておけるので、両肩の武装架も合わせて、
何とかさばく事が可能。
しかし、今回は、コブシの穴には、戦車が変形したタワーが突き刺さっている為、
外さない、は許されない・・・。
その上、右肩のは収納できるのに何故か収納できず、
都市形態では取り外さなくてはならない左肩のアンテナ!
(何故かっていうと、左腕の凝った移動機構が干渉するからみたい。)
どうなる!?
・・・こうなった。
わ、わわ、悪いか!
都市形態の、平面的に展開した足の部分は特に固定は無くてぶらんぶらんで、
なんというか、持ち上げて振り回して遊ぶような造りじゃないんだから、
物陰に変形用の資材(コブシ)のひとつふたつ押し込んであってもいいじゃん!
という、ひらきなおり的解釈。(解釈って・・・。)
問題は、付け根の径が武器とも何とも互換の無い、肩のアンテナ。
まぁ。上の論法なら、
どっかすみっこに転がしておけよ、となってしまうのですが(苦笑)、
まぁ、なんだ、
あんまり散らかった都市ってのも、なんか駄目じゃんというか。
で、写真の場所の丸ボスっぽいモールドの部分のみ、
かなりムリヤリ、入れて入らないことも無い、という程度に、
はめ込む・・・?事が出来て、見た目もなんとなくそれっぽい。
ここだけは、寸法の個体差で駄目かもしれないレベルなので、
お試しの際には、くれぐれもご自身の責任にて、ということで。
ここ、肉厚も薄いからヘタすると割れる。
ちなみに、コブシが置いてあるだけってのが許せん!
という、ハードコアな方には、
こんなプランもあったりなかったり・・・。
ん、まぁ、なんだ、
これで、スクランブルシティ形態も、完全余剰無し!
と、いうわけで、
見事、完全余剰化を達成した、
メトロフレックス!
十と余年の時を経て、わだかまりも解け、ますます惚れ込んでしまいますね。
アンコール版では、余剰を減らすような追加仕様が!、と聞いて、
バンザイ!と思ってて、いざ公開されてみたら、
別に昔っから処置に困った事の無い戦車の砲塔が余らない、だったりで、
それよか都市形態以外で盛大に余る『シックスガン』の胴体はよ!?
と、タカトミ方向に向かって吼えたものですが、
いや、なんとかなって良かった、良かった。
ちょっとクリックに負担が掛かるけどハの字立ちもいけるんだぜ、みたいな。
精悍なディテールにずんぐりプロポーションで、
アクションすると意外なくらいにカッコよくて、また惚れたり。
こういう、芯まで惚れたけど、訳あって手放して・・・、
みたいなアイテムが帰ってきてくれるのは、ホントに嬉しいアンコール。
ここまで来ると、いよいよ残るはヘッドマスターか!?
あるいは、日本未発売軍団か!?
トイ市場が寂しくなりつつあるからこそ、
良いトイがどんどん帰ってきて、活気も戻ってきて欲しいところ。