無銘の天使、または神名を双肩に担いし断罪者
やぁっとできたー。
バンダイ HG『トランザムライザー グロスインジェクションバージョン』
組んだだけ&シールという、今時小学生でも略、な仕上げなのに、
結局、途中でメゲる事2回。足掛け3日掛かってしまった。orz
まぁ、途中余計な事も色々やってもいたのですが。
しかしなんだ、
設定を読んでいると、コレ何かスゴイ。
おもわず、団長も飛びついてしまうくらい。
「ちょっと何よアンタ!すっごいじゃないの!
この、ちょろっとした砲口からどばどばビーム出して宇宙戦艦まとめて撃沈!とか!
呆れるほどバカでかいサーベル振り回して要塞ごと問答無用で斬る!とか!
イカしてるわ!燃えよ!燃え!
スーパーロボってのはこうじゃなきゃよね!」
「"2倍じゃなくて2乗化"とか"機体を量子化"とか!
もう"神"よね!"神"!こんな神か悪魔みたいな力を振り回して、何する気?
"世界を革新"!?良いわ!それ!バンバン革新でも開拓でもしちゃいなさいよ!
アンタとは気が合いそうだわぁー!」
「決まりよ!アンタ、ウチの団に入りなさい!
そーよね!よく考えたら、『御意見無用の無敵ロボ』っての抜けてたわよね!
これでもう、何者も我々を阻む事は出来ないわ!
強いて言えばイデ*ンかナイトオ*ゴールドくらいかしら!
でもでも!アンタもどうせまだ全力じゃないんでしょ!?
"純粋種として覚醒"?それってアレでしょ!
爆発的な怒りでパワーアップ!とか!?
勇気が無限の力になる!とかそういうのよね!まるで勇者お 」
"ゴッ"(固いもので頭を殴る的な擬音)
さて、団長にご退席いただいたところで、
『トランザムライザー』ですが。
組んだだけ&シール使用ながら、
それなりに見られるのが最近のガンプラの恐ろしいところ。
桜の如く艶やかな紅に彩られたダブルオー&オーライザー。
やや透明感のある光沢を含む表面質感、これが"グロスインジェクション"か。
成型材に何か添加してるのか、確かに、つやつや。
金型自体を磨いたグロス仕様みたいな鏡面的な光沢ではないですが、
なるほど、"トランザム中"という演出には合ってるかもしれません。
そして、合 体 !
違った。
いやしかし、しっかり騎乗してバランス取れるのが凄いというか笑えるというか。
合 体 !
ダブルオー+オーライザー合体形態、"ダブルオーライザー"。
更に、トランザムを発動した、
"トランザムライザー"状態。
こりゃ、動く動く!
動くデザイン、という事もありながら、もう、"技術"としか言いようがない!
長モノ武器も相まって、派手なポーズが格好良く決まる!
フトモモ、足首も、ボールジョイントに安易に依存せず、
しっかりした回転軸があるので、安定感も可動範囲も申し分なし!
腰の入ったポーズも違和感無くガッチリ決まる!
特に無理なポーズをきっちり安定させてくれる、足首の執拗な可動はスゴイ。
ガンダム系のデザインには前々から必須だと思っていた、
"ダム"((c)トニーたけざき)のあたりにヒザの軸がある事が、
ダブルオー系の画期的なところ。
ていうか人間以上に動いてるぞ。
GNドライブ部に接合された大型のバインダーも、複数の可動部で懸架され、
自在に表情、というか粒子噴出方向を指向でき、
それでいて、全っ然ぐらつきがたつきが感じられず、
いや、全く動かして遊ぶのがこれほど面白いとは、今のガンプラ!
今回の"余計な事"。
余りパーツが出るくらいなら、連結ランサーなんてイラネェヨ!
と、思ってはみたものの、
右手の事実上固定武装、GNソードIIIに負けないケレンな武器が左手にも欲しくて、
どれ、と持たせてみたら、うほっ!カッコイイ・・・!
これは何とかせねば、と、
ランナーの切れっ端で適当に連結パーツでっち上げてみた。
しまう時はこう。
要するに、タダの角柱(笑)。
別に違和感無いよね?よね?
連結シールドみたいに、単体できれいに連結したかったけど、
設定に無ty(略。
おお、やはり両手に長大な武器、カッコイイ!
右手がふさがると、GNソードIIが片手でしか使えないので、
フル装備に出来る連結モードはイイ感じです。
"セブンソード"に代わって得た、新たな断罪の刃。
振るいし双腕は神判か、堕落か。
「トランザムっ!ラぁイザアアアあああああァ!」
必滅断罪殲滅奥義"ライザーソード"。
問答無用ぶっちぎりの威力を見せ付けていた必殺技も再現。
てっきり、"トランザムライザー"が技名かと思っていた。
刹那君がよく叫んでいたから。
劇中のあまりのチートキャラっぷり(邪笑)にもはや笑った。
もう、あれだ。
艦船とか要塞とかは、
ダブルオーが出てきたら、もう、オシマイって事ですな。
ところで、いつもは
余りパーツになるくらいなら(略)
と、しまいっぱなしのクリア刃ですが、
今回はGNソードIIIのライザーソード状態の迫力と、
ダブルオー本体をも上回る長刃と化すGNソードIIのカッコ良さのために、
装備させてみたり。
いや、何しろ、
余らねぇし(邪笑)。
言ったじゃないでスか!
「主君の仇と余りパーツが憎い!」
と!
ところで、このキット、
クリアパーツ4色(台座を入れれば5色)も使ってるんですね。
一色しか無いクリアパーツをどの色に割り振るべきか?
なんて論争はもう遠い過去か・・・。
"オレが考えたGN兵器"シリーズ
"GNオメガキャノン"
高濃度圧縮粒子を、強力な粒子制御能力で収束し、撃ち放つ。
たぶん、破壊力はセラヴィのフルバーストの3倍。
そもそも劇中でやってた気がする。
"GNメガバスター"!
GNソードII・ライフルモード二門の粒子収束偏向能力を限界まで発揮。
たぶん、ケルディム並に命中する。威力は5倍くらい。
弱点は、GNソードIIIが余る。
"GNオメガスマッシャー"!
ツインドライブが生み出す莫大な量の高濃度圧縮粒子を臨界状態に、
理論限界を超えた超粒子収束制御能力で一つに束ね撃ち放つ、
トランザムライザー、最強最後の砲撃兵装。
一撃でメメント・モリを3回滅ぼせる。
欠点は、危険すぎて惑星上では使用できないこと。
ゴメンナサイ。orz
というわけで、久々のガンプラ、"トランザムライザー"でした。
まったく、たまーに作ると、その進化っぷりに驚くガンプラ。
今回のトランザムライザーは、HGとしても結構ボリュームのあるほうでしたが、
組んでいて全くストレスを感じさせず、
(まぁ、当方の作業時間の遅さは別問題ですが(苦笑))
組みあがってみれば、ギミック満載、見た目抜群、な、
驚くべきパフォーマンスを発揮するキットでした。
唯一心配だった、遊び勝手、というか、取り回しも、
普段、トランスフォーマーとか頑丈なトイばっか触っている当方的にも、
とりあえず普通に遊んでいて壊れない確実な構造。
合体・可動・武器いっぱいで、トイファンとしても、かなり満足。
これで、量販店実売1,410円とかあり得ねぇ・・・あり得ねぇよガクガクブルブル。
劇中では、有象無象の区別無く、無敵っぷりを遺憾なく発揮し、
ついには乗ってる刹那君が新人類に覚醒しちゃったりで、タイヘンな代物でしたが、
最終回補正で、最後はあっさり破壊されて、アレー?
ラストバトルを、先代主役機エクシアに譲るための演出でしょうが、
それまで、あんまり無双だったから、ねぇ。
リボンズガンダムが、ホントにツインドライブの性能を発揮できていても、
ぶっちゃけ待ち逃げしちゃえば、所詮擬似太陽炉なんだから、
そのうちタイムアップで停まるんじゃね?
とか思ってしまう邪悪な当方(邪笑)。
あとは、刹那君があの無表情のまま目の光彩の描き込み無くして、
停止したリボンズガンダムを
「・・・・・・駆逐する。」
「・・・・・・破壊する。」
と、抑揚無く呟きながら、ひたすらフクロにしてれば、
そのうち中のリボンズさんも、
「スンマセンしたっ!マジ、スンマセンしたっ!パネッス!マジ!スンマセン!」
とか言い出さないかなぁ(悪)。
念のため、
「イヤだよぉ・・・!死にたくないよぉ!」
と、泣き出すまでボコボコにすれば確実じゃないかな?
ホントに破壊すると、十八番の意識転送で復活しそうだし。
ゴメンナサイ。
orz
余禄。
「・・・あるーはれーたひーのことー。」
「まほーみたいにゆーかいなー。」
「あああ・・・。」
いや、figmaも相変わらず、出来すごいな、って話だったのですが。