Body&Soul
「雌伏のときは終わる。さぁ!今こそ示そう!」
「古き勇者の栄光は、我がスパークと共に!」
さて、オプティマスプライム、ジェットファイア、と、
"リベンジ"シリーズの2大リーダークラスを(ずいぶん前に)ご紹介いたしましたが、
ついに、ここにその真価が結集!
・・・もうね、何というかね、
この記事の作成日時が11月30日。
コイツを持ち出して、前のレビューの続きとか、
増して時事ネタと言えるのは、
NESTシリーズでまた盛り上がってる今がラストチャンスでは無かろうかと。
てなわけで、
いざ、合 体 !
そういや、合体時の符丁とか無かった気もするけど、
とりあえず、
リンクアップ!
ジェットファイアのボディを、大きく広げるように変形。
ビークルモードに近い状態。
オプティマスの背面パーツを逃がし、
ジェットファイアのフック部分を引っ掛けて、ぐっと押し込むと、
ボスがガッチリ噛み合って固定。
ここ、クリアランスがタイトなんで、一瞬入らない?と思ってしまうけど、
思い切って押し込む、くらいのつもりで。
この合体のポイントにして急所でもある、脚部。
いわゆる"ゲタ"履かせなのですが、
オプティマスプライムの足裏が分離し、
その隙間にジェットファイアの足が入り込むようになっているのが面白い。
巨体化した分、足が2系統になっている、というようなメカニカル感のある意匠。
あ!オプティマスの肩のこの部分ってこのためのジョイントだったのか!
・・・というわけでは無いようですが、まるであてがったように、
この突起部分にジェットファイアの機首パーツが接合!
そして、ジェットファイアのベルトにつながった装甲を、
腹部の前で固定!
長さが足りない場合、ジェット爺がきちんと変形できてないか、
オプティマスとの結合が完全で無いと思われます。
ベルトを無理に伸ばさなくても十分届くのでご注意。
リンクアップシーケンス、クリア・・・。
"アフターバーナーユニット"出力25%・・・、30%・・・、
スタンバイ・・・、コンタクト!
合体完了・・・!ロールアウト!
ジェットパワー・オプティマスプライム
・・・す、すごい!
リーダーサイズ2体、という、前代未聞のボリュームでの合体!
大迫力!
でかい!重い!
実写映画という、ある意味トイ的にはやり辛いステージで、
主役ロボと2号ロボの合体、という大技を繰り出してくれるとは、と、
仕様公開時には大いに驚いたものです。
劇中では、瀕死の爺が自らのパーツをオプティマスに捧げる事で出現した、
特例的武装、といった位置づけでしたが、トイでは、2体合体にアレンジ。
ジェットファイアが背面を覆う強化ユニットに変形して装着。
基本的に、武器以外のパーツは何も外さずに変形しています。
劇中に登場したジェットパワーオプティマスとは、
かなりフォルムが異なっている感じ。
最も印象を異にしているのが、肩部上のジェットファイア機首パーツですが、
広く左右に張り出したフォルムは、これはこれで巨大感をさらに増してくれていて、
かなり好き。
ジェット爺の顔は、ここにむき出しだったり・・・。
まぁ、なんだ、"高性能な『シーカー』の航法システムをそのまま使用可能!と解釈。
前面の形状はほぼオプティマスそのままだけど、
シルエットの倍加によって、大きく印象が変化。
サイズが醸し出す存在感、ってすごい。
武装!
ジェットファイアの背面装甲の一部が分離して、杖と接合し、手持ちの武器に。
薄い板を折り曲げ、杖で補強したような構造。
ちなみに、オプ本体側の腕部装甲とのスペース取り合いの関係上、
オプの右腕にしかフィットしない。左腕の場合、装甲と干渉して少し浮く。
元は薄板だけど、シルエット的には中々、大型火器なイメージ。
空洞の中に、超エネルギーが収束してほとばしるような武器なんだぜ、きっと・・・。
ノーマルオプの場合、火器が付属して無いので、
この形態で初めて飛び道具を装備できる、という按配でした。
ジェットファイアのガトリングガンも、オプティマスの腕部に装備!
そして、バスターオプティマスとの合体では、
イオンブラスターをもちろん装備可能!両手に大火器!二挺重砲!
そして、ギミック!
ジェットファイアの背面パネルを武装として取り外した下に、新たなスイッチを発見!
これを押し込むと・・・、
なんか武装の作動音&発射音っぽい音が!
ぎゅわああああん、ちゅぅどおん!、みたいな。
この音声ギミック、取説にも何にも解説が無いので、見つけてちょっとビックリ。
書こうよ!取説とか!箱とか!
なお、単体で使用していたELギミックは一応、仕様としては動作させない方針みたい。
"方針みたい"、ってのは、実質全部動作可能なんだけど、
スイッチ類を押せない、押しにくい配置にあえてしてるっぽいので。
オプティマスのオートモーフは、レバーが腰部ベルトの下、
ジェット爺は作動部全体がオプティマスの背中に隠れてるし、
飛行サウンドも、作動ボタンの凸が取り外したパネル側にあって、
スイッチ部が凹んでいる状態。
しかしまぁ、凹んでても押せば押せるし、オプは頭を直接動かすと音声発動するし、
爺は、背面ユニットのこの部分が、何気にオートモーフ時の音声スイッチなので、
ここを直接操作して発動可能。
さぁ!戦いだ!
この巨体にして、フルアクション!
・・・・・・、と言いたいところですが、
前述のメカニカルな足の機構が、実は可動のスペックにかなり影響してしまっていたり。
2本の足関節によって構成されるリンクの自由度の許す範囲で、
どうにかポーズとして成立する位置を探す感じ。
はっきり言って、かなり限られた解しかないと思われる。
股間のサドルは外してしまっても強度に全く差し支えないので、
"高機動時にボディを固定するパーツ"とか脳内解釈して、
ポージングの時は外してしまうのが吉。
というかそうでもないと、ジェット爺の脚部の自由度が無さ過ぎてお手上げ。
幸いに、というべきか、ジェットファイア、オプティマス、双方とも、
元々の可動範囲に恵まれているし、ちょっとくらいのずれは、全体の構造で吸収して
合体状態を維持できるので、理論的に制限される範囲よりは柔軟性がある。
・・・と言っても、実質、このくらいが精一杯かなぁ?
上手くバランスをとって、片足立ちに近い状態でヒザをカチ上げた状態にも出来る・・・、
といえば出来るけど、立たせる場所の凹凸まで計算に入れるくらいの、
かなりシビアなバランスな上に、さすがに強度的に不安。
裏テク。
イオンブラスターをつっかい棒に。
安定感とか強度とかいう言葉と皆無なので、
絶対、自己責任で実施のこと。
足裏の角度は皮肉な事に、絶対自立不能なくらい前傾した角度にまで動くんですよ。
しかし、この巨体を前傾させると、すんごい大迫力!
ううむ、手に持って遊ぶ、いわゆる"ブンドド"してる分には、
まぁ、困らないのですが・・・。
と、
いうわけで、ちょっと魔が差してみた。
撮影用のライトを固定するために使ってる金属製のバーを使って宙吊りに。
地摺り滑走!なポーズ。
うーわあ、こりゃ反則。カッコ良い・・・。
豪腕、烈火、嵐の如く!
劇中でメガトロンをふっ飛ばしてたエンジンポッドで砲撃!
肩パーツのアレンジで、肩越しに構えると真正面に向かないけど、
雰囲気は十分。
「動きにムダが多い!ボディに振り回されるな!」
「問題ない!もっとパワーを!」
「"アフターバーナーユニット"、超過駆動開始!110・・・120%!」
「ファイア!」
―最高のパートナー出逢う時、奇跡おこる―
というわけで。
リベンジシリーズ最大アイテム、
ジェットパワー・オプティマスプライムをご紹介でした。
素晴らしいボリューム、素晴らしいディテール、素晴らしいギミック!
トランスフォーマーという長寿作品の中においても、劇場公開実写作品、
という、類を見ない"お祭り"に、これだけの"本気"を投入してくれた製作スタッフに
惜しみない賛賞を送りたい。
惜しむらくは、脚部の可動だけど、
実際のところ、安全基準的にあえて固定同然の仕様にしたのかも?とも思えたりで。
ファンの間では、常識的に広まっている、"例の組換え"は、
デフォルト仕様の、"合体トイ"としてのまとまりに敬意を表して、
あえて今回は触れずにおきました。
確かに、アレなら足も割と動くのですが、
やはり変形合体としての凝り具合は、オリジナルのそれが勝っていると思われるので。
夏頃から盛り上がりに盛り上がった"リベンジ祭"も、ここに極まり、
ずっと追いかけてきた一ファンとしては、感無量とも言える思い。
ここまでやってしまって尚、
まだ3作目がある!という事実に戦慄しつつも期待したいところです。
コメント
最後のプライムのリベンジ、堪能しました~。
四門フルチャージ120%ファイア、格好いいなあ。例の組み替えからココ基準にやっと組み替え終わりますた。
お爺ちゃんが合体ユニットとして“しゃべっている”ことに感激。
滑走ポーズたまらんですね。
機首の角度は好みが分かれる所だと思いますが、なるほど横にすると有り得ない巨大感。
…大体いつものレビュー体験をさせてもらいましたが何か足りん。
あ、うちのプライム、バスターじゃないや…。
投稿者: ミフ | 2010年2月19日 00:10
プライム!合体じゃ!
を聞きたかったなぁ・・・。おじいちゃん・・・。
バスオプと合体させると何だか迫力が増したような気がするからオススメ。
まだ売ってるかな・・・?
まさかのボイジャー版ジェットオプ発売決定だったり、
こりゃあと2年寝かさないつもりだな!ハスブロ&タカトミ!
投稿者: やづま | 2010年2月23日 00:32