« 明日はいつだって白紙 | メイン | いかなるときも »

イグニッション、剛腕賢者

ようやくネット環境復活。
そして、新環境でのブログ作成第一弾。

全部座った位置で出来てビデオ視界に入れながら編集できるってイイワー。

東京拠点での最後のTFレビューがメガトロンならば、
東北拠点での最初のTFレビューはオプティマスが相応しい。

野獣の体持てし賢者

"サイバートロン"シリーズ
『オプティマスプライム(エイプ)』

いやー、欲しかったのですよ、コレ。
東京を発つ直前に、やっと入手。


パケを東京に置いてきてしまって正式名称とかスペックチャートが不明。
アチャー。

日本でいうところの"ギャラクシーフォース"シリーズ、
海外版"サイバートロン"シリーズよりリリースのビースト版オプティマス。

確か、"ユニバース"絡みのバックストーリーがあったような?

オプティマス、ビーストモード

まずはビーストモード

そう、今回のオプティマスはゴリラがゴリラっぽいロボに!シリーズの
最終作(今のところ)ですよ!

全体のデザインは、初代ビーストコンボイのリメイク。
造形的には、漫画っぽいアレンジの獣そのものだった初代に対して、
メカニカル調を強調された、メカニックビーストといった趣き。
これが中々様になっていたり。

ゴリラ的な巨腕にずんぐりした体躯が実にいかつい印象。

ビースト背面

盛り上がった背中に、獣毛とともに機械的ディテール。
飛行能力を持っていた初代ビーストコンボイの
オマージュ的なディテールにも見えるけど・・・?

ドラミング

可動範囲は中々優秀。手首の深く曲げられる方向が限られているのが難点か。
ウホウホなドラミングも難なく出来る。

怖い顔

そして・・・、
怖い顔
怖い顔のTF百選に難なくランクインしそう。
目に傷、口にキバ。怖いこと怖いこと。


さて、コイツにはたのもしいサポートオブジェクトが付いている。

ホバーボード

ホバーボード!

ゴリラが宙をゆく

メタルスビーストコンボイのごとく、
宙を行くゴリラ再び!

・・・やはり、"なんでゴリラがサーフィンを"と思ってしまう。

ボード上のピンと足裏の穴で固定。
ピンのレイアウトがいちおう、踏み替えた位置になっているものの、
やはり横を向かせることしか出来ない。

というか、サーフィンだから横を向いていていいんだけど、
頭が胴体と一体なので、前を向けない。
ううむ。

ヒィーヒィー!

こんな感じにするといいかも。
魔空空間へ飛翔って感じ。


では・・・、
トランスフォーム!

トランスフォーム!

前部パネルを開き・・・、

くぱぁ!

くぱぁ。

ゴリラから人へ

そして反転、直立。

何とも面白い変形パターン。

手足を接続するX字フレームは、スプリングテンションが入っており、
前部パネル展開でロックが外れ、ゴリ腕側が中央に寄って腰に、
ガワもアームを用いた移動でシルエットをきれいにまとめ上げていて見事。

ほとんど背筋を伸ばしただけの初代に対して、手足の上下を入れ替える、
という、考えてみれば理にかなっているけどやるとなると難しい変形を、
大胆な機構でまとめ上げていたり。

オプティマスプライム・エイプ

トランスフォーム完了!

ロボットモード!見事にヒロイックな体型へ!

やはり初代ビーストコンボイを強く意識したデザインながらも、
メカニカルなディテールとスマートなプロポーションを取り入れた
新たなスタイルに!
ゴリラがゴリラっぽいロボットに!シリーズと思いきや!
なんとゴリラっぽく無いじゃあないですか!
騙された!(ナニ!?)

オプティマス・エイプ背面

180度反転してても、ゴリラ時の背中がバックパックとして背面に来ている。
よくできている。
ゴリラのゴリラっぽい部分・・・、胸と顔面は、折りたたまれてリアアーマーに。

オプティマス・エイプ、バストアップ

ゴリラっぽくはないものの、獣毛に覆われた四肢と分厚い胸板が野性味を感じる。

腰が引き締まっていて、ちょっとセクシー。

オプティマス・エイプ、頭部
顔面。モールドのメリハリがしっかりしていて、中々の男前。

やはりここも初代ビーストコンボイを意識したデザイン、
さらに、アニメ版のフェイスマスクが開いた状態。
ヘルメット側にも、少し獣毛のディテールがあったりして、
ロボットモードに生物感のあったメタルスの要素も入っている?

やや意外なことに、集光ギミックは全く無し。


アクション!
さぁ!戦いだ!

アクション!

可動範囲は中々良好。
・・・なのだけど、ちょっとクセが強い。
手首が回転しないのと、股関節の構造が特殊なのが扱いに慣れがいる感じ。

わたしにいいかんがえが!

手首は前後に90度まで折れ、指部分も同じく折れ可動搭載、親指も独立して可動。
こと、動く方向に関しては恐ろしく優秀。

これで何とかして手首の回転可動があればホントに完璧だったんだけど。

ホバーボード装備!

そして、頼もしいオプション、ホバーボードを装備!

ゴリラ時の足の裏。つまりロボット時の手のひらの穴に差し込んで保持可能。

考えてみれば、両モードでこうして装備できるとはいえ、
別体オプション付きのTFって珍しい。

ライドオ・・・ン?

さぁ!いざやライド・オン!

オ・・・ん?

実は、

ロボ足裏

・・・ロボ時の足裏には、穴が無かったり

エエー!?

ロボ時にホバー搭乗はパケ裏にも載ってる遊び方なのに、
ゴリラですらサーフィンできるのに、
ロボはホバーボードに固定できないのですよ・・・。

ゴリラがサーフィンってシュールな絵も悪くはないが、
やっぱりこのスマートカッコいいロボ形態で乗っけたい、
いや、乗っける分には乗るけど、乗せてちゃんと固定したい!

穴開孔

穴がないなら
空けてしまえばいいじゃない?

ゴリラ時はナックルガードで隠れるので問題なし。
とりあえず右足だけ空けてみた。
乗せた時にいろんなポジションにできるように、中心からややオフセット。

ピンの径はΦ4.5mmみたいだったので、
Φ4.4mmのドリルにタミヤの巨大ピンバイスで回してみたけど、
さすがにΦ3mmの下穴からの拡大が無茶だったか、
周囲がちょっとめくれちゃってイマイチな仕上がり。
でもテンションはちょうどいいくらいでまずまず成功。


と、

ライドオン!

いうわけで、
改めてライドオン!

うむ、ちょっとクセのある可動範囲だけど、サーフィンポーズはばっちり決まる!
・・・まったく、なんで最初っからこうしてくれないのか。

ウェイブオン!

この波に乗るしか!

ビーストコンボイは、背面の"コンボイジェット"で飛んでいて、
このオプティマスにもそれっぽいディテールがあるけど、
やっぱりこうしてホバーボードでかっ飛んでる方がキマッてるじゃない?

波乗りオプティマス

ウェイブアサルト!高速の飛翔!

柔軟な足周りの可動で、重心を反らしたポーズも可能。
前述の"ちょっとクセのある"フトモモ付け根の可動部は、こんな感じ・・・、
って分っかりますかね?
ボールジョイントは股関節から45度下向きに生えていて、
受け側のミゾは外観デザイン的内側にあって、みたいな。
外観気にしなければ、ミゾ側を常に手前に向けておけばいいんだけど・・・。

ウェイブクライマー

無改造なら、こんな感じに乗せればいいかも。
これはこれで、疾走感があって悪くない。


怒涛の如く舞え!

疾風怒濤、金剛破空


さーてさて、
"サイバートロン"シリーズのギミックといえば、
の、"プラネットキー"アクション。

もうさっきから写りっぱなしで差しっぱなしだけど、

こうしておかないと、余りパーツになるじゃないか。

では、改めて。
日本版"ギャラクシーフォース"なら、
"フォースチップ、イグニッション"
と言うべきところか。


サイバープラネットキー・・・

プラネットキー、発動!

パゥワァ!

アサルトブレード展開!

『アサルトブレード』展開!

プラネットキーを奥まで差し込むことによってロック解除、
サーフボードの一部が横に展開し、ブレード形態に!

ちなみに、ギミック発動の手前の部分でも
プラネットキーを引っ掛けて差しっぱなしに出来る。つまり余らない
これ重要。

巨大ブレード!叩っ斬れ!

大型ブレード装備!ぶった斬れ!

ここでようやく、手のひらの穴が活きてくる。

斬り、そして撃つ!

そして、振り下ろしたそこには、砲口が!

ってさっきからずっと見えていたけど!ミサイルっぽいもの!

キャノン展開!吹っ飛ばせ!

プラネットキーを差しアサルトブレードを展開することで、
その下にある発射レバーにアクセス可能になる、という仕掛け。

おかげで暴発知らずで良し。リアル安全装置だなぁ。

ぶっ放せ!

キャノン状態でお約束のこのポーズがバッチリ決まる!
これは嬉しい。

全壊!

さぁ刻め!全壊のビート!

豪爆

解き放て、豪爆


というわけで、
オプティマスプライム・エイプでした。

ずいぶん長いこと探していたから、脳内美化が心配だったけど、
そんな懸念を吹っ飛ばす傑作TFでした。

ホバーボードでぶん殴れ!

ビーストウォーズ版を基盤としながら、
サイバートロンシリーズ当時のラインに昇華されたデザインは実に見栄えがします。

ホバーボードという大型オプションもプレイバリューに大きなプラスとなり、
実に面白い。

まぁ、逆に言えば、
変形以外の全ギミックがこの外部オプション的なホバーボードに集約されている、
という、ちょっと変わった構成も特徴的。

サムズアップ

ちょうどTFのデザインと機構が、
今現在のフォーマットにまとまり始めた先触れとなったシリーズの、
中でも異彩を放つ面白い一品。

まだまだ面白いラインナップがどんどん出てくるトランスフォーマー、
パワーアップした環境でどんどん載せていけるといいなぁ。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://hakkourin.serio.jp/yojo/mt-tb.cgi/584

コメント

おやのブログ版更新して。

>おやのブログ版更新して
一瞬、何の暗号かと思ってしまった・・・。

”八紘輪”側のブログの方ですね。
結局、SDXのスペリオルドラゴンを載せたっきりですね・・・。

SDXと関節構造考証を載せるほぼ専門のブログになる予定が、
両方ともまったく進行してなかったりで。いや、申し訳無い。

掲示板の方でちょっと触れた事もあるんですが、”関節構造”の方は恐らく当分動かない。
旧作SD体型フォーマット向けに特化した構造なので、
現在のメインストリームとなった”三国伝”の体型に対応できないのですよ、アレ。
いや、調整すればいけそうだけど、そもそも”三国伝体型”自体、ああいう動かし方をするものじゃない。
というか、三国伝体型自体、まだまだ、発展中のものと見ているのですよ、個人的に。
あの体型が、今後、可動と、外観プロポーションを改善させていく中でどう変化してゆくか、
そこを見極めないと、内部には手をつけられない。

で、SDXの方・・・。
これは一度買ってみて確信したのが、
完全に”懐ロボ”扱いになってる、ということ。
例えるなら、ウルトラマンを造形するならほっぺたには着ぐるみ同様、アバタ状のモールドが必要だ、
みたいな。
それはそれとして面白いけど、当方の目指すものとはベクトルが違う。
”現状保存”と”再構築”の違い。

そういった点で、三国伝SDXは非常に大きな期待をしていたのですが、
ううむ、まぁ、ぶっちゃけ、”組み立て済みBB戦士”の域は脱出出来てない、
という印象で、正味のところ、現状ではとりたてて大きく扱いたいとは思わなかった。
まぁ、BB戦士側の発達があまりに著しいというのもあるのですが・・・。

シリーズが続行されるなら、それはそれで価値が出てくると思われますが、
単発で終わってしまったら、何とももったいないアイテムになりますね。


と、SD絡みになるとついつい長文になってしまいますが、
そんなわけで、ドン、と立ち上げたはいいけど書く事が無かったりで。
ううむ、BB戦士パチ組み写真とか載せてみるか・・・