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寓意のある風景

又は、
『嗚呼、素晴らしくそして救いがたいガジェット野郎共』

ガジェットのある風景

某『馬車道』にて。
(ひとんちでナニやってるんだこいつらは。)

兄者と晩飯を喰いに行った際、
二人合わせるとコテコテの重装備だと分かったので、つい。


ちらほらと置かれた煙草グッズは兄者のもの。
反射で柄が見えない(あちゃぁ)ですが、水兵ジッポーがカッコイイ。
近年の嫌煙傾向で、必ずでかでかと入れなければならない、
『吸ってると死ぬよ』警告文のおかげで、芸術文化と言っても良かった
煙草の箱のデザインが、死に瀕している、というのが嘆かわしい。

私は吸わないのですが、洗練された趣味のスタイルとして、
結構興味深かったりします、煙草。


で、

奥中央にさりげなく、かつ重々しく鎮座するVAIO TYPE-U(ゼロスピンドル)は兄者の持ち物。
やっぱりコレ、凄まじい代物ですね。

私も初代『VAIO-U』系列の『U-101』は所持しているのですが、
あの当時は、「す、すごい小さい!しかもハイスペック!」と思っていたのが、
さすがに、日進月歩のコンピュータ業界、今となっては、ソフマップ中古コーナーで
『性能 ☆☆☆★★(2/5)』
と評されてしまう有様。

同コンセプトの新機種の登場は心待ちにしていたのですが、
いや、まさかあんなスタイルで出てくるとは!

画面はくっきり、動作はスムーズ、そして、軽い!持ちやすい!
当然、普通のPCとなので、ワード、エクセルなどOffice系は勿論、
ゲームだって持ち出せる(笑)。

そして解像度が携帯サイズだけどワンセグまで内蔵。
ただ、多摩地区はイマイチ映りが悪いぞ(苦笑)。

モニタは感圧入力機能付き。スタイラス(伸縮式)を本体内に収納。
しかし、スタイラスを出す機会が少ないくらい、インターフェイスは良く整理されています。

まぁ、多少なりとも同じような仕事に関わっている者としては、
賞賛を送りたい出来のアイテムです。

・・・スゲエ高いけどね!


先にすごいものが出てきてしまったので、
ええ、もうどうでも良さげなのですが、手前にちょこんと映っているのが、
このワタクシの新兵器、『Willcom W-ZERO3[es]』。
はい、もうコレ系が好きな人間には普及しまくっていて、なにを今更なアイテムです。

正直、かなり(経済的に)頑張って買ったので、この普及っぷりが実にしょんぼり(笑)。

ZERO3[es]

夏のワンフェスのリアルタイム更新は、そう、こいつのおかげです。
そもそも、この手のスマートフォン、興味はあったのですが、
本格的に導入を決意した理由の一つは、ブログのリアルタイム更新を可能にしておきたかった、
という事があるのですよね。
で、携帯から更新、は、出来ないみたいですし、
ノートPC+通信カードで、携帯とは別に通信料金を出すならばいっそ・・・と。

あ、ノートPC+携帯電話は、料金がバカっ高なので却下。
(いや、非常手段として用意はしてあるのですが・・・。)


で、実際に使ってみて。
結構満足ですね。
ワード・エクセル、パワーポイント、
PDFビューア、メディアプレイヤー、PCメール、
そしてIE+OperaブラウザでWEB閲覧、PHSだからデータ通信は安価。
費用対効果という観点なら、十二分だと思われます。

まぁ、携行フルスペックPCを幾つも見てしまうと、
ウィンドウズモバイルの不便な点とか、そもそも根本的なパワー不足は実感してしまいますが、
兄者曰く

値段が10倍も違うんだからそんなもんだろ。」

確かに(苦笑)。
上記のスペックが、30000円くらいで手に入るのですから、
多機能・高額化が進んでいる携帯電話の現状も比べてみれば、
かなりお得なものと言えるでしょう。


しかし何と言うか、どうも手放しで誉めきれない部分もちらほら。

携帯電話の筐体(ボディ)の、凝りに凝った出来を見ていると、
どうも同じようなカテゴリの商品にしては安い感じがする筐体だなぁ、と(苦笑)。
やっぱり、成型品むき出しで、成型色も普通のつや消し黒、というのがいけないのだろうか?

あと、コレを買っていじっている皆さん、特に、ヘビーユーザーというかマニアな方々いわく、

「機能をあちこちいじる事が出来、いじり甲斐があって面白い。」

との事ですが、
それがもう、半ばイヤミかもという事がよくわかりました(苦笑)。
これはカスタマイズしなけりゃやってられない。
インターフェイスに関しては及第点はあげられません。
近年の携帯電話のように、片手で感覚的に操作できるのに慣れてしまっていると、
慣れるまで結構な苦労が・・・、というか慣れより諦めが必要かも。

私も、この週末、フリーウェア類をこれでもか、とインストールしまくって、
ようやく、まともに操作できる端末に仕上げました。
やれやれ・・・。

そして、携帯電話歴の長い私としては、何よりの弱点は、そう、PHSである事・・・。

よもや、部屋の中だと通話できない何ていう前時代的な現象に直面するとは
夢にも思いませんでした。
まぁ、これは地域差らしいですね。
全然不自由ない、という方もいらっしゃるようですし。

それにやっぱり、高速移動している乗り物だと通信も途切れがち。
というわけで、車スキーな私としては、結局、携帯電話も併用する事に。

あと、カメラ機能、特にマクロモードはちょっと・・・、な使用感。
ピントが全然合わない。
通常モードはまぁ悪くないのですが。
それでも、カメラ機能は全般的に、携帯より性能面で劣る感じ。


と、列記してしまうと、なんだかなぁ、という感じになってしまいますが、
やっぱり、結構気に入っています。
インターネットでちょっとした情報を即座に入手できたり、
出先でも急ぎのメールを受信したり、
例のスライドキーボードの使用感が、思ったより違和感無いので、
ちょっとした空き時間にテキスト作成ができたり、
そして、長年の念願であった、モバイルでのビデオ視聴!
何しろこれが嬉しい!

ソニーエリクソンのA5404Sを長年愛用している私、
この携帯の何よりの売りであるにも関わらず、
事実上、ぜんぜん使えない機能であったモバイルムービー機能・・・、

A5404Sのモバイルムービー

あの日、大枚はたいて手に入れた専用レコーダーで撮った荒いビデオを、
画面サイズは携帯の半分以下で、それでもモバイルで見れる、と電車の中で再生したら、
再生音量が小さすぎて、背景音に負けて全く聞こえなかった、涙のあの日以来・・・、

悲願が、ついに叶ったのです!

いや、なにしろ、普通にWMVが再生できるので、
データの変換さえコツをつかめれば、アナログテレビから録画した程度の
クオリティなら、体感的には維持したままで、しかもストレスのない重さで視聴可能。

涼宮団長

最近は、出先でもビデオ見まくりです。
ようやく、”積みビデオ”になっていた作品をいくつか消化できます。


ノートPCに機能的に劣る、とはいえ、
ではノートPCを持ち歩き、実際に何をしたいか、
として出てくる機能を的確に押さえた、と言えるこのアイテム、
前述したような欠点もあるものの、解決(もしくは諦め)できるものも多く、
常に手元に置く一台として、全く申し分ないものと言って良いと思います。

・・・あとの問題は、携帯電話と両立した状態で、
料金支払いが維持できるかどうか、か・・・。

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