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DON'T BE LONG

「Come on, GUARDIAN!!」

Power of Artifact、 われと共に


脅威の大物、"PROTECTOR"
レビュー全2回、
一回目からずいぶん間が開いてしまったものの、ついに後編の掲載。


茜色の騎士

・"変形!ヘンケイ!トランスフォーマー"『ホットロディマス』 レビュー

発動、闇に光を

・Fans Project 『PROTECTOR』 レビュー 1/2


というわけで、ホットロディマスにエクステンションパーツを装備した
"PROTECTOR"

プロテクター、前面

もう、ぶっちゃけて言ってしまえば、早い話ロディマス・プライム

"Protector"というのは、ものの本、ならぬwikiによると、
旧ロディマスプライムのUS版トイに記載された役職名と同一みたい。
翻訳エンジンいわく"護民官"。

日も米も、総司令官交代、という発表よりもトイ展開が先行していたための、
ロディマスが新司令官であることを誤魔化すための思慮の一端と思われる。

このプロテクターは、原作のアニメにもトイにも似せよう、という意図はさほど強くなく、
どちらかというとスリム寄りだった元デザインに比してマッシブで厚みのあるプロポーション。

原作ではマトリクスの力による?変化を、外装パーツ装着によって行うという、
トイ的ギミックの盛り込みを優先させている模様。

プロテクター、背面

先端が上向きに尖ったウイング形状は、劇中イメージ。
むしろ、ここと胸のファイアパターン、そして赤いカラーリングだけで
"そう"見えるっていうのが、ロディマスのキャラの強いところ。

武器は強化バレル装着状態でも背面に装着可能。

ウイングは、前回のとおり、説明書デフォよりも前傾した状態にしている。

ウイング、デフォルト位置

これがデフォルト。

ウイング、傾斜状態

傾斜状態。
変形時の回転軸で前に回している。

前回でも触れているが、コレをやると、バックパックを真っ直ぐに維持する部分に
若干の負荷がかかり、恐らく真っ直ぐに引き込む力が弱くなってしまうと思われる。
グラグラになってしまうわけではないので、個人的には、ルックス優先で許容できる。

やってみる方は、あくまで自己責任、ということで。

プロテクター、バストアップ

バストアップ。分厚い胸部装甲に、名刺代わりのファイアパターン。
ホットロディマスのエンジンディテールがそのまま露出するのがデザイン的なワンポイントか。

ファイアパターンが、レリーフ状に持ち上がるのは前回ご紹介の通り。
エンジン部分の処理と併せ、ロボットの胸としてはのっぺりした印象になりがちだった
ロディマスの胸部デザインを立体的にアレンジ。とてもカッコいい。

この分厚い胸板は補助冷却装置とか妄想しちゃう。
ファイアパターンの隙間から真っ赤な火の粉吹いたりするんだぜ?きっと・・・。

プロテクター、胸部・頭部装甲収納状態

こちらは、前回は分解された状態で載せていたボディアーマーとヘルメットの収納状態。
面白いのは、旧トイ版ホットロディマスと、
"胸部"・"後頭部にエンジン"の組み合わせの配置が同じになってること。

ファイアパターンは、収納状態ではアーマー本体側ときれいにツライチに。

プロテクター、全身

全身のバランス。
五体に増加装甲を装備し、全体的に大きくなっていたシャドーコマンダーに対し、
こちらは四肢を延長し、主に高さ方向に大きくなっている。

ちょうど、デラックスサイズからボイジャーサイズへサイズアップしているような。

・・・いま、大事なこと言った。

手足の長さだけの変化だと、腰や股間が細く見えがちだけど、
ちょうど上手いことにホットロディマスの変形ギミックを用いて、
股関節幅を調整可能。
ほんとにホットロディマスが"元からパワーアップ前提に作ってました"に見えてくるのが
今回の恐ろしいところ・・・。


アクション!

さぁ、戦いだ!

腕はホットロディマスでは無かった肩の横可動にヒジ上ロールを備え、
実によく動く。

・・・が、ホットロディマスの構造を利用した肩関節の構造から、
腕を前に回すとちょっと見た目が変になる。

あと、ヒザ関節の位置据え置きでスネを伸ばしているので、
足回りの可動はちょっと苦しくなってしまった。

足首も、変形用の関節を使って接地性が!と思いきや、
ほぼ90度引き込み固定の構造で可動には使いづらい。

大きなポーズを付けるにはちょっとクセがある感じ。

破走

しかし、股関節が変形用利用で実質二重関節で、内股方向の可動域と股間幅の調整が可能。
これを活かさない手は無い。

甲冑武踏

長くなった手足と、燃えるような赤と金に彩られた全身は、
派手なアクションもよく似合う!

副兵装、抜砲

サイドアームももちろん装備可能。
2挺拳銃が冴え渡る!

サイドアーム、グリップ位置

プロテクターの手首穴は5mm径、ホットロディマスは4mm径。
サイドアームには双方に対応するため、グリップが2つ備わっている。
前方の4mmグリップで持たせるとストック付きのサブマシンガン?風、
後方の5mmグリップを持たせて、ロングバレルの大型拳銃っぽく。

旋風

後ろのグリップだと、ストックを切り詰めた?分、取り回しは大幅向上。
腕の可動範囲も相まって、より激しい太刀回りが可能に。

弓銃使い

背中のウィングでクロスボウモード、もちろん使用可能。
むしろこちらのモードのほうが本領発揮、という感じ。

火力集中

全火力、集中!

目立った武装を持たなかったG1版に比べて、
マッシブなボリュームに負けないくらい火器も強化されている感じ。


灼火咆哮

――焔灼せし鼓動を胸に――


さて、拡張アーマーを積んでいたこのGUARDIAN、お気づきとは思いますが。

ガーディアン、本体

拡張アーマーを分離した後、実は半分以上が合体せずに残っている、ということ。

そして、つまりこれは、こういうこと。

装甲プラットホーム展開

装甲コンテナが、ぱっくりと展開・・・!
まぁ、前回の変形中レビューでちらっと見えたけど。

砲塔展開

上部のプラットホームが展開し、内部から2連装の大型砲が出現!

そう、原作版の"モビルディフェンサー"と同様、アーマー装着だけでなく、
支援兵器としての機能も備わっていたり。

ここからさらに、展開したプラットホームが回転、装甲面を上に向けて・・・、

ガーディアン・タンク形態

"Guardian Tank"形態

取説には書かれていないけど、サイドアームのプレス記事?に書かれていた。
メーカー公式なのかよく分からないけど、この呼称で合ってると思う・・・。

ロディマスの支援兵器というと、
あの"なんだろう、これ?いや砲座だけど"なモビルディフェンサーの印象が強いので、
この"タンク"形態は中々新鮮。

ガーディアンタンク前面下部

別アングル。
前回ご紹介の、"キャリアー"発進ギミックを利用した、

というか、キャリアー発進ギミックというのは実は取説には無く
ぶっちゃけ当方の勝手な解釈なんですが(←さらっと酷いことを告白した。)、

まぁ、そんなギミックを利用した内部フレームの変形により、"車輪"を展開している。
キャリアーの車輪をそのまま使用しているため、
どうやらキャリアーありきのギミック、キャリアーの強化形態、といった感じだろうか。

ガーディアンタンク背面

背面側。

開いた装甲を反転させただけ、という、ほとんどアイデア変形の域だが、
タンク、と言われればなるほど、と思ってしまうきれいなまとまり方。

そしてそして、

スクリーン展開

上部のスクリーンを起こし、

下部バケット展開

写真だと分かりづらいけど、下部のバケットを展開し・・・、

サイドアーム搭乗

サイドアーム搭乗!

ガーディアンタンク・サイドアーム搭乗状態

これは面白い。
小型ロボットを支援マシンに座乗させられるという発想は、
ゴッドマスター(Power master)の大型アイテム以来か。

古来、ダイアクロンなどで大いに栄え、
その後、色々の経緯を経て、日本では最近ではさっぱり見かけなくなった、
"プレイセット的遊び方の出来る変形トイ"の片鱗を確かに見た!

ガーディアン・フォース

ガーディアン、そしてサイドアーム。
ロディマスと共に戦え!


勝手プレイ編。


拡張アーマーをガーディアンに積んだままでも、
ガーディアンタンクになれるといえばなれるの巻。

ガーディアンタンク・フルアーマー

ガーディアンタンク・フルアーマーとでもいうところか。
ボリューム感が一回り増し、ホットロディマスと並べると、正に戦車、という感じで中々良い。
サイドアームのコックピット上に見えてるものは気にしてはいけない。

戦車と共に前進

プロテクター形態で使う大型銃も、
両手で構えれば使えるんじゃね?というオレ設定でホットロディマスに装備。
プロテクター時に用いるグリップを収納しフォトンレーザー本来のグリップを使えば問題なし。

FANSPROJECTの前アイテムとなる『シティコマンダー』系では、
増加装甲となる以外のプレイバリューが実はほぼ無いに等しく、
ロボットから分離したらただコンテナとして転がしておくしかなかった事に対し、
今回はこのガーディアンタンク形態、そしてサイドアームを絡めることで、
ホットロディマス状態でも十二分のプレイバリューを発揮する。
基地というわけではないが、基地トイ、としてカテゴライズしてもいい。

低車高形態

さらに、フレームをコンテナ形態の位置にして、低車高モードなんてのも良いと思ったり。
戦車なんて、車高が低ければ低いだけ、という側面もある?ので、
こっちのがいいんじゃない?とか思ったり。
でも、砲身を真正面に向けて水平射撃が出来なくなってたりするワナ。

ちなみに、"キャリアーが収納されちゃってるから、車輪が接地してないんじゃ?"
という懸念なら心配無用。

もともとどのモードでも接地していない(邪笑)。

いや、平らな面に置いて転がしてみたら、車輪が回ってなかった、というくらい
微妙な浮き加減なので、明らかに宙に浮いてる風じゃないので、そこはご安心を。

まぁ、見えてるタイヤが減って、タンクというか車両っぽさが減少というのは確かに。

隠し砲台

装甲プラットホームを開かず、砲の先端付近の装甲だけ持ち上げて、撃てる。みたいな。
大真面目に考えると、砲口からの衝撃波が装甲の中にこもって
大変なことになりそうだけど、雰囲気的には"隠し砲台"というか、
ロボット・イン・ディスガイズって感じで良いかも。

ヘルメット分解

シティコマンダー系を持ってる方なら、思わず試してしまうであろう。
やはり、コレもマスクが外れる構造になってたり。
差し替えフェイスの展開はあるのだろうか・・・。

付けられる

あの青い炎を余らせない考

延長大型バレルが取り付けられていたところに、一応はめ込むことは出来る。
写真だと、中途半端な位置になっているが、
当方所持の固体は、奥まで差し込むとパーツの合わせ目が押し広げられてしまったので、
とりあえずここまでにしている。分解して中を調整すれば問題ないかと。

大型砲の砲身とは、"干渉してるようで干渉してない、でも干渉してる"的な、
まぁ、接触してしまっているけど、見た目でどうってほど影響はしてない微妙なところ。

ほんのきもち、水平に向けられない、といった感じか。

ところで、この状態はいったい何?と聞かれたら、

火焔放射だ!くらえ!

とでも言っておけばいいと思う。

ここにも付けられる

ガーディアンタンク形態なら上記で構わない?と思うが、ガーディアン・コンテナ形態時とか、
低車高モードのときはちょっと干渉するので、どうしようと思ったら、
キャリアーの後部に付けたまま収納できた。

見事なくらい、干渉しない。
ファンプロさん、どんだけこの青い炎が好きなんだろう・・・。

というか、こんなパーツでも使うと決めたら絶対余らせないぞ!という気迫は実に天晴れ。

騎乗

そして、やはり支援マシンと聞くとやってみたくなる、
騎乗形態

アーマー装着状態だと、ちょっとサイズ比的に似合わなかったけど、
ホットロディマス+ガーディアンタンク・フルアーマーだと、お似合い。

防人

――進め、Artifactの使徒と共に――


墓所にて

兆候

覚醒

CARRIERの形状を見て、ピンと来る方はピンと来ると思われる。

ファンプロさんのウェブサイト掲載のコミックから解釈するに、
どうやら先代のリーダーの一部である『Carrier』・・・、
まぁ、もうぶっちゃけてしまうと、『ローラー』が、
叡智のアーティファクト、つまり『マトリクス』の力で蘇り、変化したものらしい。

古きCarrier、新たなCarrier

同じくFANSPROJECT製の『G3 TRAILER』に付属の『CARIER』と。
なるほど、似てる。
というか、車輪部分とか同パーツなんじゃなかろうか。


今回は、コミックと取説が普通に分離している仕様。

取説コミック

コミック中に取説、という試みは面白かったけど、
手間が掛かる割りに変形が分かりづらかった、ということなのか。

中敷き

箱の中敷きにもコミックのワンシーン。


ロディマスといえば、

"英雄志望"、"挫折と再起"

今回のコミックでは、正にそこをテーマにしていて、中々に泣かせる内容。
非公認"他人の空似"コミック(正に同人誌か)ながら、
実に感慨深い内容となっている。


――強さを求めて 戦い続けて――

強さを求めて、戦い続け

――儚い弱さに 気づく事 Remember――


取説にも何の記載もなく、
いきなりゴロリ、と入っていたボーナスパーツ?

ボーナスパーツ

手?コブシ?巴状に絡んだ指?に見えるが・・・。

握手

!!





















「You already had all these values before the Artifact chose you !」

遺志

(それらの資質は既に君の中にあったのだ、アーティファクトが君を選ぶ以前から!)

意思

想い

「......I understand now !」

継承


そして、夜明け

まほろば

「Thank you , leader.」





















――" Don't be long 君との出会いで 胸に輝く勇気は "――


いざ、目覚めよ

いざ、立ち上がれ

――" 思いがけないほどに 大きく解き放たれた "――

その手を振り上げろ

その拳を握れ

――" 運命に負けないように、一生懸命 動き出そう "――

ガーディアン、力を示せ

これぞ、ガーディアンの真価。
二門の砲身に沿うように装甲が展開、巨大な弩(いしゆみ)のような形態に。

"バスターキャノン"とでも呼んでおこう。

バスターキャノン展開状態

2門の砲身、砲架に展開したシールドなど、原作のモビルディフェンサーの印象を残しつつ、
全体のボリュームを砲側へ持たせることで、より力強いシルエットに。

バスターキャノン、後方

シールドのようにも、弓のようにも見える装甲プラットホームの展開、
そして、フレームがガーディアンタンク時よりもう一段、伸展して砲架に。
砲架はガッチリしたクリックが入っていて、全体の重量を十分に支える。

キャリアー、砲基部分離

取説ではキャリアーは分離しているけど、合体したままでも変形可能。
むしろ、"キャリアーのパワーを直結・・・!"とか妄想するがいいさ。

砲安定モード

キャリアー懸架フレームを下ろして、砲安定装置、とか言ってみても良い。
実際、この方が安定する。

バスターキャノン、砲撃体勢

後方に展開したグリップを、ロディマスに握らせ、砲撃姿勢。

担ぎ上げるタイプの携行火器より構え方こそおとなしいが、
本体に匹敵するボリュームの可搬砲座を据えた状態は迫力満点。

バスターキャノン砲撃体勢、後方

腰を落としてグリップを肩の高さで構えると腰が入った感じでカッコよく決まる。

砲操作部

グリップやサイティングファインダーの集まった、操作部。
ガーディアンタンクのコクピットでもあり、特に特に干渉無くサイドアームの搭乗も可能だけど、
雰囲気的に乗せてない。

難があるといえば、どういうわけか、グリップが4mm径
5mm径のプロテクターの手首では据えるだけ。
おかげで派手な構え方が決まりにくいこと決まりにくいこと・・・。

一瞬、コレはホットロディマスで構えることも想定しているのでは!?
と思ったが、
ホットロディマスの手首は横を向かない

なんぞこれ・・・。

バスターキャノン、アクティベーション

しかし、この存在感は素晴らしい。
空間縦横ともに広がり、あおりのパースは本当に大迫力。

そして・・・、

第三バレル、接続

第三バレル、接続!

エボリューション!

サイドアーム、エヴォリューション!

リヒーター起動

オーギュメンター、点火!

最大出力!

最大火力!

最大迫力!

「トライブラストエリミネイター、アクティベーション!」


最大出力形態!

妄想変形、フォトンレーザーの延長バレルも使って3連バレル。
サイドアームをマイクロン的に合体させると機関出力が大幅向上!みたいな妄想。

爆発的なパワーがオーバーフローして背中から炎が噴き出してるぜ・・・!とか。


















「All a long,I was chosen.

守護者よ、その力を今示せ

because I had what it takes to commnd... to lead.. to PROTECT!

力と叡智の継承者

「Using the power within me, and the wisdom of the Artifact.
I will put an end to all evil!」

"全てにおいて十分に、私は選ばれた。
私にはそれに必要なものがあったからだ、
指揮し・・・、導き・・・、守護するための!"
私の中の力、そしてArtifactの叡智を行使し、
私は全ての悪に終止符を打つであろう!"

(取説コミックより、意訳)

―願いは叶うもの―

Don't ever

―たくましくなった 僕らのチカラで―

―現実を超えて―


と、いうわけで。

やりきった!

暮れに先行出荷分を受け取って、速攻レビューいってみるか!
と思って以来、早3ヶ月
まさか、こんな長丁場になるとは。

さておき、
話題のFANSPROJECTの新作、期待に違わぬすばらしい出来。

"ファンによる、ファンのために"を掲げる彼らにふさわしく、
正に、"我々が見たかった"ロディマスの姿を描いてくれた大作。

スタイリング、ギミック共に文句なしの格好良さ。
可動スペックに少々問題があるものの、
密度と広がりを併せ持つ、充実したプレイバリューは大満足必至。

以前は色々問題のあった品質面も、
もう本家ハスブロの製品と並べて全く遜色ないレベルになり、
それでいて"トイである"ことを忘れない遊び心あふれる造りは、
もう一端のトイメーカーとして十分な実力と思われたり。

そのあり方について、グレーと言わざるを得ない部分もあるものの、
だからと言って、たとえば彼らがハスブロの傘下になったり、
あるいはハスブロが同じような製品を作るよりも、今のスタイルが良い、いう気がする。

新たなる英雄、今ここに

姿を変えつつも変わらぬマインド。
それを体現したかのような、
今代至高のロディマスプライムのひとつである事は疑いない。

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