« JET-BLACK | メイン | ハイパーレッドジャック<RIDE-ON編> »

スネークは、還る

ようやっとMGS4、一回目のクリアー。
早い人は先週末の段階で終わってたらしいので、やっぱりかなり苦戦した。

いやぁ、もう凄かったですね。
タイトルがタイトルだけに、見てる方へのネタバレ率が尋常じゃない(笑)ので、
内容に触れるのは避けますが、
確かにこれは、長い、長い『メタルギア』のエンディングに相応しい作品でした。

もう、色々と核心に迫ってくると、

「・・・なん・・・だって・・・?」
と、
「なぁ!なんだってー!」

しか言えなくなってくる私が居た。

そして、最後は泣けた。


考察屋・・・、というかこの作品の前では、私レベルではただの『うんちく好き』ですが、
そっち面でも見所は満載。

『MGS2』時、既に(現実側で)色々と発案されたり試験されたりしていた
次世代の軍事技術ネタを豊富に盛り込み、
更に、ひっくり返りそうなレベルに飛躍させていた状態だったので、
『MGS3』で、一旦過去の話になる、と聞いたときは、「無理もない」と思ったものです。
あの先なんて、それこそ当時は想像できるとすら思えなかったので。

そして、『MGS4』。
正味のところ、『MGS2』以上に飛躍した技術は、一見、登場していないような感じ。
しかし、凄すぎて現実味が欠けているようにすら思えた『2』の技術が、
我々が想像できるような戦場に"馴染んでいる"描写は、なんだか地味に凄い。

『2』の後半、雷電が主人公の時のように、
ナノマシンと仮想現実がもたらす、絡みつくような恐怖感は感じさせず、
その辺はやっぱり、スネーク&オタコンのコンビはそんなものに脅かされない、という事なのか。

色々と『ナノマシン』の一言に詰め込みすぎている気もしましたが、
しかし、確かにその一言で終わってしまう気もする。
理屈的には無限の万能性を保証してくれる(?)ガジェットなので、
演出の"らしさ"に全てが掛かっていると言っても良いかも。
その辺は、さすがというか気負い無く、あくまで"小道具"と割り切って使っている感じ。


しかし、さすがと言うべきか、
ストーリーは、『MGS』以降の全ての作品を伏線として絡めてきていて、
一回聞いただけではさっぱり分からない部分もあったり(苦笑)。

あと、『ポータブル』、外伝的なものかと思って未プレイのまま『4』に掛かってしまったら、
実は『4』へのネタフリ、結末への伏線的な重要な設定が含まれているらしく、
途中話にさっぱり付いていけないところもあってシマッター!とか。
月末に買ってこよう。

個人的に、半ば黒歴史になる事を懸念していた、元祖MSX版『1』『2』を
しっかり史実としてストーリーの中核に置いていたのが、とても嬉しかった。

まぁ、『2』ビッグボスが、"スナッチャー計画由来のサイボーグ"、っていう設定は
さすがにかなり濃いグレーゾーンに追いやられている感じでしたが(笑)。


ついでに言っておくと、

「オタコン!てめえ!この裏切りもの~~~!」

いや別にスネークを裏切っているわけではないのだが。
ネタバレなので言えないのが歯がゆい(苦笑)。

『2』の時から、「オマエなんか、もう称号剥奪だ!」とか思ってたんだが・・・。


あと、皆様、ムービーゲーと口を揃えておっしゃると思いきや、

骨の髄まで味わう事に

ええ、ぶっちゃけこんな時間(タイムスタンプ参照)まで掛かるとは思ってもみなかった。
ううう・・・、会社休みたい(泣笑)。

いや、だってー!
最終章になってどんどん盛り上がってきて、
あんな展開見せられたら、

「さーて、あとは明日のおたのしみ~。」

なんて言え る わ け  ね え だ ろ !?


まぁ、それはともかく。


MSXの頃から、好きなゲームの筆頭に常に含まれ、
最新作をかじりつくようにプレイしていた『メタルギア』。
それこそ、"一緒に年を取ってきた"この作品の、
最高のエンディングに立ち会うことが・・・、

いや、これはゲーム、
"主人公の一人"として、共に演じる事が出来たことが、本当に嬉しい。

最後のアクションシーンで、『R1』を押す指に全力を込めていた事、
エンディングロールでもコントローラーを手放さなかった事は、忘れないでしょう。


さーて、今度はやり込みモードですかねぇ。
(しんみりした空気がもっさりした空気へトランスフォーム。)

ちなみに、エンディングというかムービー時も操作に介入できる場合があるので、
(しかもクリア時得点に関わる)
コントローラーを手放せない、とも言える(オチを付けるなよ・・・。)。

HARD攻略は今回マジでキツそうなので攻略本の導入を待つとして、
今度こそ『(米国版NORMAL)』をやってみるかなぁ。

初回プレイは、完全な"殺さず"が出来なかったから、
(途中、辛いところがあって・・・、十何人か・・・(泣)。)
完全無殺か、あるいは逆か(合掌)・・・。

民兵を助けながら進んだら、案の定、プレイ後の『称号』に影響されましたが、
何か、それだけじゃない気もするんですよねー。
民兵、助けると進行がかなり楽になるけど、
それって思いっきり痕跡残してるっぽいので、ステルスゲーム的にはどうだろ、と。

完全未発覚とか、完全無傷とかの困難系はどうしようかな・・・。

コレに限らず、『天誅』とか『忍道』とか『ヒットマン』とか、ステルスゲーって、
真面目にやってると、なんか見つかった時点で萎えちゃう事が多いんですよねー。
『メタルギア』なんて、見つかった後の展開にすごい豊富なパターンがあるので、
見つかりつつ、でも良い気はするのですが・・・。
あと、減点にカウントされる行動は避けたくなっちゃうとか。

実は、初回時"手こずった"のもコレが大きい。
レーションなんてゲーム中5個くらいしか使ってない。
カップめんとリゲインも合わせても10は行ってなかったり。
コンティニューも2回だけ。
うち一回は、ラストバトルでやられてしまって、『EXIT』を選んだら・・・。
(ちょいバレ。一度はやってみる価値はあるかも?)

見つかりまくりー、食い物食いまくりー、で、クリアだけ目指すお気楽プレイも良いかもしれん。

あるいは、iポッドを聞きながら(笑)。


というわけで、緊急詰め込みプレイ、別名、

スネーク休暇

これにて終了でございます。
なんか先週末載せるはずが、何故かゾイド作例が載っていた
という、

「あ、ありのままを(略)片鱗を味わったぜ・・・!」

な事もあった気もしますが
今週末こそ『ハイパーレッド』の続きが載りマスよ!?ホントに!


いやー、楽しかった!
いや!まだまだ楽しむ。暮らしが破綻しない程度に。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://hakkourin.serio.jp/yojo/mt-tb.cgi/286