不死身の男
それは、まぎれもなく・・・、
ヤツさ!
これだけは、手にしなければならなかった!
これだけは、載せたかった!
グリフォン製 1/6スケール
"COBRA THE SPACE PIRATE"
コブラ!
ようやく!
満足のゆく造形かつ、手に届く価格のコブラのフィギュアが!この手に!
発売から一ヶ月経ってしまったけど、このカッコ良さに時間なんて無意味!
ヒュー!
不死身の海賊コブラ!
うおおお!カッコいい!
いや、これはコブラだ!素晴らしい・・・!
プライズなどでは数度立体化されていましたが、
これぞコブラ、という満足のゆく造形は実にまれ。そしてこいつは絶品ですよ。
ヒュー!
"鋼のような筋肉"と言われた肉体!
コブラのフィギュアでまずココがハードルですよね。
女の子のフィギュアを作る人はずいぶん増えましたが、
男のフィギュア、それも肉体表現にこだわった方向のものはまだまだ少ない。
このフィギュアは、かなりオーバーなシャドー表現もあいまって、
なんかスゲエカッコイイ筋肉!
肉ダルマじゃないんだよなー、動くとギシリ、と音が出そうに引き締まっていて、
それでいて、獣のようにしなやかに動くような!
"あらわれて、私のヒーロー・・・!"
もちろん、サイコガンを構えた姿に差し替え可能!
左手に銃を持つ男!
袖口とリストバンドのところから腕を分解し、義手とサイコガンを差し替える。
添える右手も、ちゃんと2通り付いているのが芸コマ。
当方の固体はちょっと変形していて義手添えの方が浮いちゃってるみたい。
あとでドライヤー試すかな?
そして、顔!
ここがコブラのフィギュアで一番難しいと当方思っていたりするのですが、
これは実にいいコブラ!
いやー、当方の世代なら説明無用かもしれませんが、
お若い方は未読の方も多いでしょう、"コブラ"、
作中でしばしば語られる彼の客観的な容姿は、ズバリ
"三枚目"
なんですよ。
"目じりの下がった鼻のデカいニヤけた口もと"なんですよ。
「葉巻を咥えたまま喋る男にロクなやつはいない。」
なんですよ!
しかし!
ヤツが左手を掲げるとき、その瞳は鋭く、"黄金のキラメキ"を宿す・・・!
ああもう!詳しくはコミックス読め!
リメイク版は、CGコミックスのパイオニアたる寺沢氏の美麗なグラフィックに惚れ惚れしますが、
初代ジャンプ版がやっぱり好きだなぁ。
そして、角度によって不敵に笑っているようにも憂えているようにも見える、
実に見事な表情造形。
これも正にコブラのキャラクターを表していて、もう素敵。
「いるさっ!ここにひとりな!」
どんな状況をも不敵に笑い切り抜けるパワーとタフネス、頭脳を併せ持ち、
左手に仕込んだサイコガンはあらゆる敵を打ち砕く!
正にヒーロー!
黒バック。
暗い背景もよく映える。
このフィギュア、まるでフィギュア写真養成ギプスのごとく。
ちゃんと陰影を作れて写すと、見た目が全然違ってくる。
たまたまよく陰影が出た写真を手本に、光源の置きかたを変えてひたすら撮りまくったり。
同じアングルで10枚とかザラ。狙って陰影作れるようにならないとなぁ・・・。
白バックとは違う感じで陰影が強調されて、
陰影で見せる造形の今回のコブラには大はまり。
しかし、周辺の反射に期待できなかったり、背景への照明ムラがはっきり見えちゃったり、
ごまかしが効きづらいのでちょっぴり難しい?
暗いバックで光を透かすようにちょい逆光気味にすると、
輪郭や陰影が浮き彫りのようになって、まるでコミックから飛び出してきたような、
惚れ惚れする格好良さ!
「今日は最高潮なのさ!」
「惑星でも砕いて見せるぜー!」
コブラ・・・!
不肖当方、
人生訓の8割以上は、コブラに教えられたのですよ。
マジで。
ピンチの時こそ不敵に笑う、その生き様に、魅せられ、ずっと生きてきたのです。
"あの男は永遠のスーパーマンだっ"