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2009年3月29日

闇を駆ける

・・・・・・、
うわ。
また更新頻度が減ってきてしまった。

正直なところ、金が無くてヘコみまくっています
半ヒキコモリ状態です。

前回のように、半ギレになって家を飛び出したところで、
今回は、本当に取り返しが付かないレベルで金が不足しているので、
結局ハッチャケようとした分、問題の大きさを再確認するだけになってしまって・・・。

いや!
ぶっちゃけ、先日も実は秋葉には行った!
月末だから!給料日だから!
しかし、現地で金下ろそうとして、
入金されていた給料のあまりの安さにのけぞり返ってしまったり

うぇ(泣)。
まんだらけの1周年イベントで、ハイパーレッドジャックと並び、
ずっと探していたトイが販売される、という報があったので、
ついに!ついに今度こそ本当に古トイ探求が終わる時が!
と思ったのですが、とてもとても予算が捻出できん。

今月は、エグゼリカも予約しちゃってるし(苦笑)。
それすらマホウノカードで引き落としをずらさないとどうにも(略

いいよ!もう帰るよ!手ぶらで!
ウワァァン!

と、打ちひしがれている当方に、意外な救世主登場!


ミクロマン・レッドパワーズ
『パーフェクトシャイニングテクター・シャイニングダーク』

パーフェクトシャイニングテクター・ダーク

マグネパワーズ系ミクロマンのラストバージョンですね。
マグネ系は、近年のそれのような、クネクネ動く可動範囲こそ無いものの、
遊び勝手の良さと、直球ヒーロートイ的デザインが、
トイ好きのハートに好印象のシリーズでした。

しかし、当時から情報に疎かったのかウッカリなのか、
当品の事は全然記憶に無し。ボンボン買ってたのになぁ。
"ざらす限定"と表記されているから、
ざらすが近所に無い&車を持ってなかった当時は、
売ってる現場すら見たこと無かったはず。


なんでコレが救世主かって、
安かったんですよ(笑)。
1,500円くらい。
しかも、およそ数年ぶりに遭遇する、全く未知のトイ!
久々にかなりワクワクした。

いやー、

" λ... "

だった心が、一気にテンション上昇。

どうやら、当方、ただ買物が好きというより、
宝探しが好きな模様。


というわけで、折角だからさらっとご紹介。

まずは、素の『ミクロマン・ダーク』状態。

ミクロマンレッドパワーズの標準構成に準拠。

ミクロマン・ダーク

大型のバックパックユニット、『エネルギーパック』が付属。
下部にハンドルグリップもあったりして、
なんか水中スクーターっぽい使い方も出来るのだろうか?

エネルギーパック

エネルギーパック背部に装着し、スイッチを押し込むと、発光!
超エネルギー、レッドジウムが輝きを放つ!

レッドジウムの輝きを!

高輝度LEDというものがまだまだトイに新鮮な時代でした。
目を灼きかねない(笑)強力な光に、おおう!となった記憶が。
しかも、当時物の電池がちゃんと生きててビックリ。

戦え!ダーク!

アクション!
近年のミクロほどには動かない・・・、ものの、
中々のポーザブル仕様。

足がちょっとバランスを取り辛かったり、肩があまり横に開けないですが、
ヒジヒザなどは過不足無い感じでしっかりした感触。
近年版の、ちょっと気を使うような繊細さは皆無なので、ガシガシ遊べる!

バストアップ

ダーク、バストアップ。
かなり小サイズの上、メッキ処理故、さすがに分かり辛いですが、
竜を模したフルフェイス&マスク仕様。
ボディ側のディテールも含め、結構細かいディテールが施され、
スモーククリア成型に金塗装が渋カッコイイ。

マグネアクション!

"マグネパワーズ"の名残?というか、継承ギミックとして、
足裏にはマグネット装備。サイズの割にそこそこ強力。
壁とかに立てるぜ。

そして・・・、

シャイニングテクター武装展開

『シャイニングテクター』!

"レッドパワーズ"の標準装備であるエネルギーパックの他に、
4つの大型武装、『シャイニングテクター』が付属!

下碗に搭載される火砲、『シャイニングブラスター』

シャイニングブラスター

フォアグリップ付きの大剣、『シャイニングソード』

シャイニングソード

巨銃、『シャイニングマグナム』

シャイニングマグナム

長大な格闘ガントレット、『シャイニングクロー』

シャイニングクロー

これらは、3mmジョイントでミクロマン本体に接続され、
またシャイニングテクター自体も、パーツ間は3mmジョイント接合であるため、
色々と分解・組み換えでオリジナル武装が可能!

そして、これら全てを集約し・・・、

装・着!

完 ・ 全 ・ 装 ・ 着 !

パーフェクト!

これが、『パーフェクトシャイニングテクター』

クローは脚甲に、マグナムは"シャイニングブースター"を分離しスネに装着、
ソードは2分割して、
"シャイニングボーガン""シャイニングダガー"として手甲のように装着。

完全武装

マグナムの砲身は、肩掛けに装備、
そして、ブラスターはアームを展開してパワーパックに接続、
背部から懸垂して前面を鎧う胸甲に。

完全装甲

この状態でも発光!
うお!カッコイイ!
クリア成型の装甲下から光が透けて実にいい感じ。

パワー全開!

ソードだけ元に戻して持たせて、"必殺剣!"な感じに。

重雷刃光

他にも、色々可能。
3mmジョイントと妄想力の限りを尽くし、組み替えて遊び倒せ!

孤高のダークヒーロー

決して豪華でも、精密でも無いのですが、
面白そうな事をこれでもか、と密に詰め込み、
小粒にまとまりつつも、細かい事気にせずガシガシと遊び倒せる、
正に"手のひらトイ"の味。
こうした"王道"は、いつでも無心に楽しめる、嬉しいトイです。

2009年3月22日

なして?

Wぅリィィィィ!
この鬱積感に堪えかねて
オレはこれからスゲエ衝動買いをするぜ!
なんか数千円じゃきかねえ金が飛んでくZEEEE!

・・・・・・と、節制気分に疲れた当方、
なんかよく分からん精神状態に至り、
こう、"スゴイ良いトイ"を求めて週末は秋葉に繰り出したのですよね。
もう、後先考えない気分で。

しかし、実は節制以前に特にそうそう欲しいトイが無かった件。


orz

「欲しいトイが無い」って、トイ者としては、ある意味、節制より辛い。

あー、いや、
本気で"後先考えない"ならば、それなりに買いたいものはあるのですが、
結局、現実的なこの"数千円"という予算枠がかなり微妙。

しかも、あまりくだらない無駄遣いすると、
後々より一層鬱屈した気分になってしまうので、
意識下には、常に"値段相応"というパラメータが激しく点滅していたり。

内心、結構期待していた、
リバとかまんだらけの、"ルーズ品"トランスフォーマーが、
なんか連休前半で狩り尽くされたようで、スッカラカン・・・。

もーいいYO!
先月、金がないから先送りしたヘケナス
(ヘンケイ!TFのサイクロナス)買って帰るよ!

・・・・・・アレ?どこにも無いよ?オカシイナア、アハハハハハハ・・・。
λ...


危うく、高速代&ガス代を出しておいて、全くの手ぶらで帰るところだったので、

ステラさん

フィギュアに手を出してみる。

"メガハウス RAH_DX ステラ・ルーシェ(Ver.2)"ですね。

コレが出来良いということを今更知った当方だったり。
しかも"未開封1,500円"とか、何とサイフに優しい。

なぜか脱衣するステラさん

信じられるか?コレ、軍装なんだぜ・・・。

というか、MS操縦してるシーン見なかったら、
この娘が軍人とか、誰が信じられようか。

いや、見ても信じがたいが。
ぼーっとしてるし、
くるくる回って海にボチャン、しちゃうダメっ子だし(邪笑)。

そこがいいのだが。


ついでに、なし崩し的に数日分の近況。

融合カノン、帰還

初期不良だったメガトロン様の融合カノン
紆余曲折しつつ、タカトミに修理依頼で送っていたのですが、
ほぼ丸一ヶ月で、無事に戻ってまいりました!

で。

まぁ、結果から言うと、直ってるんじゃない?というか。

正直、精査したらまだ曲がってる気がするのですが、
もう、面倒なのでそこまで重箱突っつきたくない(苦笑)。

ここで、ハタ、と、"修理"したのか"交換"したのか、と、思ったのですが、
特に識別できる点を把握しておかなかったので、はっきりしませんが、
多分、まるごと交換されたのでは、と。

何故か。
いや、ぶっちゃけ、送付前よりも、
部品同士の隙間とか、組立の"出来"が悪化してるので(泣笑)。

まぁ幸い、許容出来る範囲、という事と、
ほんとに面倒なので、もうこれ以上突っ込まない(泣笑)。


トイ分は、来週あたり、ヘケナス再販してたらそれで補給かなぁ・・・。

或いは、また
新製品を買えないんだったら(略)
モード発動で凌ぐか。

ああ・・・、金が使えないんだから発売されても困るけど、
金に糸目を付けなくなるようなトイが出てくれないだろうか、
いやしかし、ホントに金に糸目を付けなかったら、
今回は"ゲームオーバー"の可能性が非常に濃厚だから・・・。


あ、
"TFムービー2"トイは普通に期待してますよ?
それまでに景気が回復しねぇかな(邪微笑)。

2009年3月17日

さすがGN、なんともないぜ

お願いですから作戦考えてから戦って下さいみなさん、と、
懇願したくなった、今週の"ガンダム00"。

「やはり特攻兵器!?」

量子リンクで共時性通信が可能な強化人間?パイロットうじゃうじゃ居て、
トランザム化可能な機体をじょわじょわ量産して、
それをロケット弾の代用とは、
オイちゃん、悲しくって泣けてきたよ・・・。

動きがほとんど撃ちっぱなしのハンドミサイルとかと変わらないから、
有人ミサイルですらないんだよなぁ・・・。
普通に攻撃部隊として運用すれば、驚異的な戦力になっただろうに。

「進路を敵母艦へ!」
「艦内にオートマトンが!」

台所事情が切迫しまくって、船はあの一隻しか持ってないくせに、
どうして行き当たりバッタリで勝算の限りなく薄い特攻作戦に使うのか。

日本の旧海軍には、
過労で命を落とすくらい、作戦に注力した方も居られるというのに・・・。

どうすんですか、

「わかりましたスメラギさん!誤報です!ヴェーダここじゃないです!

とかだったらさ。

敵母艦を制圧してから近づくのが普通じゃなかろうか・・・。

晩飯食いつつ見てたダブルオーが、
あんまりツッコミどころ満載だったので、
危うく、リアルに「味噌ナス吹いた。」になるところだった。

2009年3月13日

やめる方法を教わってない

どうやら、財政難はヘルダイブ的まっ逆さまで確定、
当分好転せず、っていうか、
半年以内には干上がって進退窮まる事が確定した模様ですが、

そんな状況下だから、華麗にスルー決定だった、
メガハウスの"ハードエンブレム コブラ&エアバイク"
の出来が、悶えるくらいヤバイ件

いや・・・、雑誌写真だと、
なんかコブラの体つきが、"修行前"って感じに思えて、

「こんな貧弱BOYが不死身の男のわけが無い!」

と、安心してスルー出来ると思ってたんですが・・・。

現物、結構胸板の厚みが感じられて、立体で見ると、
アレ?バランス良いかも?っていうか、
顔、スゲエ似てない?コレ・・・!?
みたいな感じで、しかも、
"手配書ポストカード付き!(もちろん整形前)"
とか、アンタ分かりすぎだよ!な内容に、
オレの少年のココロがドッキドキバクバクと・・・。

い、いや、ダメだあ!場合が場合だ!
誇張抜きで死ぬぞ!今回は!

ししし、しかし、コブラを心の手本と仰ぐ身としては、
あの出来はうううぬぬぬ。

誰か、あっさり背中を押すとか引くとかしてください、もう・・・。


しんでしまう、と言えば、

誰だか知らないが、

止まってる車のワイパーに物を挟むな。

自転車のカゴにゴミを入れる感覚なんだろうが、
キミは、不特定多数を死に至らしめ得る行為を働いた、と、
大人の義務として教えておきたい。
ここで言っても伝わらないとは思うが。

一度、同じ事をされて、
いや、ドライバー側の始動前安全確認の範疇、というのも承知ですが、
その時はうっかり気付かず高速に乗って

新宿の大カーブ中、ずり上がってきて視界をふさがれた

という事があったので。
誰も死ななかったから、ネタ話になる。

2009年3月10日

暗闇に解き放つ勇気の炎


さて、回答編ですよー。

まずは!


はい、ぱっと見で「あ!」という点、
"ビッグキャノン"の後部、マンモス形態時の鼻
です!

ご存知の方はご存知の通り、デフォ状態だと、

施工前

この通り、
"長大なキャノン"というより、
煙突の付いたナニか

だったのですが・・・、
ココに関節を追加!

施工後

結果、この通り。
全体が一直線に近くなり、より"キャノン"っぽく見えるように!

施工中

作業中。
何が幸いかと、とりあえず当ても無く開けてみたら、
スッゴイ丁度いい位置に、
強度保持のためか、金属製のシャフトが通してあったり。
この軸をそのまま活かす事で、ガッシリした可動軸が簡単に出来たり。

さらに幸いな事に、

マンモスダイナマイト!

おお、"マンモスダイナマイト"のギミックが、
完全に生きている!

構造を良く見ると分かるのですが、3段構えに幸いな事に、
このマンモスダイナマイトのための鼻内部を牽引するベルトを
そのまま残した事で、可動軸部自体には全くテンションが無いのですが、
ベルトの動作抵抗で上手い具合に位置のロックになってたり!

で、力の向き的に、レバーを引くと鼻の位置が通常位置に引っ張られて、
その位置で踏ん張りが利き、鼻が曲がるギミックが作動する、と。

ううむ、出来すぎ。
もしかして、製品設計時にこのくらいの検討はしていたのかも。

もしそうなら、未実装になった理由が何かあるのか・・・?(ドキドキビクビク)


そして、もう一つは、コレ!
後ろから見ると一目瞭然ですが・・・、

バーニア基部

このフトモモに装着されているガワバーニア(笑)の基部を、
ボールジョイント化してみました!

元々のフレームは使用せず、
『関節技』を使って組んだフレームに置換しています。

多関節フレーム

しかし、コレ思ったよりも大変だった。
後述しますが、"変形難度が高い"という評判のこのビッグコンボイ、
その"難度"の要因は、これら"ガワ"の位置決めのようで、
ガワを懸垂するアーム類の長さ、位置など、
どうも、それらの設計は、かーなり微妙な調整の元に成立するようで。

ぶっちゃけ、慎重に調整しないと、変形しなくなっちゃうのですよ。

そして、見積もりミスで苦戦したのですが、
クリアランスがかなり厳しい。
だから、ボールジョイントの実装を断念したんだな・・・、納得。

とりあえず今回は、"関節技"のムチャなトルクにモノを言わせて、
中径のジョイントを使用して、さらに削ったり削ったり削ったりして、
強引に成立させてしまいましたが、
コレ、ムリしないで、空いてるスペースまでフレームを延長して、
3重関節くらいにしたほうが、いろいろスムーズになりそう。
次回の課題にしよう。

ちなみに、ガンプラ界隈では、ほぼ"最強"の呼び名をほしいままにする、
この"関節技"ですが、
こと、トイの改造となると、
大径サイズでどうにか使い物になるレベルです(苦笑)。

中径の場所、外れやすいんだわ・・・。

トイって、ホント、大雑把に遊ばれるものなんだなぁ、と。


さて、折角なので、レビューも載せてみますよ?

何気に、もう遠い過去の話になりつつある、
当サイトの前身のサイトには、
実はビッグコンボイのレビューが載っていた・・・、
のですが、何しろ、当時は撮影環境が、
ノートPCのWEBカメラしか無かった、という恐れ知らずだったので、
この機会にリベンジしておくのも良かろう、と。
旧サイト、欠片も残ってねぇしなぁ・・・。


それでは、レビューGO!

まずは、ビーストモード

マンモス形態

マンモスです!
なんとも、どっさりしたフォルム。
全身の毛皮まで造形されているため、見事なまでに塊状態。
可動部は耳と尾くらいですが、プロポーションは良好。
ロボット状態に負けじと迫力と存在感を放ってます。

ビッグコンボイのキャラクタ性も併せて、
マンモス、というチョイスは実に妙味があって良い。

マンモス背面

尾部周りに、ちょっとだけメカ部というか中身の足が露出してたり。
"ネオ"シリーズ、というか日本主導設計のビーストは、
従来のものより、"生々しさ"をスポイルし、
"生物に擬態したメカ"感を強調している感があり、
個人的にはこっちのアレンジのほうが好きだったり。

ビースト形態では、前述どおり可動しないので、
もっぱらマンモスの置物・・・、
かと言うと、そんな事は無い!

炸裂!マンモスダイナマイト!

ビースト形態における必殺技、"マンモスダイナマイト"を再現!

牙から超電磁振動波!

マンモス耳部を引くと、左右それぞれ牙が可動!
写真だと分かり辛いけど!(苦笑)

マンモスダイナマイト!

そして、頭頂部のレバーを引くと、軟質樹脂製の鼻が、
カチ上げるように曲がる!

牙からは超電磁振動波を発し目標の分子構造を破壊!
そして、鼻の一撃で打ち砕く、"マンモスダイナマイト"!(うろ覚え)

これが、ビーストギミックだ!

いや、パケにそう書いてある(笑)。

"ネオ"は、パッケージの装丁も凝ってて好きでしたねぇ。
出来れば掲載したかったですが、今回の個体は、
荒っぽく遊んだりガシガシ改造したりする用のジャンク修復品なんで無し。


鼻の可動化改造は、ビースト時でも実は有効だったり。

カチ上げろ!

レバーギミック抜きでも鼻を動かせるので、
マンモス状態でもちょっとポーズが付くようになったり。


・・・この軟質パーツ、久々に触ったら、何かベットベトしてる
ヤバイ、可塑剤が染み出してきている・・・。
ううむ、そういえば、少し曲がりづらくなったかも?
保存環境にも大きく依存するのでしょうが、
次の10年はもう、カッチカチになっちゃうかも・・・。


さらに、武装展開!

ハーケンランチャー展開

両側面、前足と後足の間から、"マンモスハーケン"射出装置が展開!

さらに、頭頂から背面、尾部まで展開させ・・・、

マンモスタンクモード

"マンモスタンクモード"!変形完了!

"謎形態"扱いされてしまう事もあるこのモードですが、
個人的には、
"装甲防御形態たるビーストモードから、砲門を展開させた状態"
と考えると、中々理屈が通っているようで、結構好きだったり。

タンク背面

前後逆に格納されマンモス背面を形成するビッグキャノンを、
正面向きに据えなおした状態、というのが分かるかもしれない背面カット。

「前述の鼻可動改造によって、
マンモスタンク状態におけるビッグキャノンの納まりも良くなったんだぜ、
と、やづまは自画自賛をしてみます。」(誰だオマエ。)


それでは、トランスフォーム!

トランスフォーム!

古典的表現では、"物体X"的な外装の展開からスタート。
ビースト系ではここで驚いてはいけない。

1次フレーム展開!

足回りや背面の外装パーツの取り回しが少々煩雑で手こずる事もありますが、
ボディ自体は、基本"2つ折り"。
あのマッシブボディをこのガワに押し込むために、細長くなってる感じ。
変形前後の要件を両立している肩の構造は単純ながらお見事。

ビッグキャノン、フォールディングポジション

肩回り外装およびビッグキャノンのFIXはこんな感じ。
というか、こんな感じが個人的に気に入っている(笑)。
取説だとどんな感じだったのだろうか、とか思いだせん・・・。


ところで、このビッグコンボイ、
ご覧の通りの"ガワ変形の雄"(笑)であることと共に、
そのガワの移動による変形がとても高難度、として有名な一品。

当方も、久々に触るので、かなり気合入れて掛かったのですが・・・、

アレ?
なんか、あんまり苦労しなかったヨ?

今回、改修したマンモス後足バーニア部分が、
従来構造だと変形の移動でいちいち干渉するのが解消されたのが
だいぶ大きいとも思えますが、それ抜きでも、そんなに困らない気が・・・。

むしろ、最近のユニバース(変形!ヘンケイ)とかのが、
よっぽど変態変形(笑)に思える。
というか、その辺に慣らされて、すっかり耐性が出来た模様。


そして、脊柱フレームをスライド。

・・・コンプリート!

実は、スライドしているのは頭部ではなく、胴体の方。
2つ折り時に、より薄く折り畳むためだと思われる。

設計的に頭部のボールジョイントがちょっとゆるくて、
首を出すとカクンカクンしちゃってるのですが、
なんかこのキャラの場合、首筋をポキポキ言わせているようで、
ちょっと不敵だぜ!と脳内補正。
(いや、直そうぜ。)

最後に、特徴的な頭部の"2本ヅノ"を展開し、完成!


ロボットモード!

ビッグコンボイ

もはや、言うこと無し、の完成度を誇るロボット形態。

マッシブなプロポーションの本体を、正に毛皮のアーマーのように包み、
力強いフォルムを形作るマンモス時の外装!

そして、背面には威容を誇る"ビッグキャノン"!

"ガワ変形の到達点の一角"と言って支障の無い、素晴らしい出来。
ガワ変形の長所たる、両形態の形状の両立はもちろん、
しばしばガワ変形の評価を落とす要因たる、変形後のガワを持て余してしまう、
という事も全く無く、むしろ、ガワ変形でしか成しえない、
ガワ変形の特性を活かしきったデザインは、見事の一言。

全身を収めるのに実に苦労するカット泣かせでもある(笑)。

ビッグコンボイ背面

背面は、ほとんどビッグキャノンとマンモス時の四肢が視界を占める。

素晴らしいことに、このビッグキャノン、
もちろん、変形時にはマンモスの外装の一部を成すのですが、
変形中に、一度も取り外す事無く
ロボット時のフォールディングポジションに移動可能なのです!

マンモス時の四肢は、いずれもロボット時脚に配され、
フトモモ部の後脚はバーニア、
ふくらはぎの前脚は、ホバーのようなスカート形状がモールドされ、
それぞれ、機動用モジュールとして稼動するかのようなイメージ。

逆三角形基調の本体に取り付けられることで、全身のバランスを整えつつ、
機能的にも納得のゆく、良いデザイン。
マンモス時に使用し、"半ビークルモード"的な運用も想像させてくれるところも嬉しい。

ビッグコンボイバストアップ

上半身および頭部。

ダイナミックな全体形状に目を引かれますが、
細部のディテールも細密に施され、目を飽きさせない。

赤いクリアの胸部カバーは内側にもモールドがあり、透けて構造が見える演出。
中央のサイバトロンマーク(マクシマルズマーク?)は、金メッキ処理。
胸部だけで、かなりの豪華仕様。

そして、頭部!
どうでしょう、この引き締まった男前!
未だに、コンボイ顔では、このビッグコンボイが一番好きですね、個人的に。
そしてそして、目が金メッキ!
いや、もう、どうでしょう、この不敵な輝き!
クリアで集光、という定番も良いですが、何と言うか、
"金色の瞳"という、あたかも異能者である事を物語るかのような演出!

ビッグコンボイの、"伝説のワンマンズ・アーミー"というキャラクタ、
そして、このトイ、この瞳を見たとき、
当方の心のバイブルたる漫画、『コブラ』(寺沢武一著)にて、
コブラの瞳には"黄金のキラメキ"が宿る、という記述(意訳)が
ぱっと頭に浮かんだんですよね。

もう、その瞬間から、このトイにはベタ惚れです(笑)。


武装!

マンモスハーケン!

"マンモスハーケン"はもちろん、
ロボットモードでも使用可能!
スプリングでハーケンを射出可能!
スイッチは、マンモス毛皮の外装に違和感無いようデザインされている。

ハーケン二刀流・・・?

今木商事氏のコミック版だと、
ハーケンを手持ち武器として印象的に使用していましたが、
トイではハーケン軸径と手持ち軸径が全然違うのでちょっとムリ。
ここも、改修したいところ。

また、前腕下部のカバーが展開し・・・、

前腕兵装ベイ展開

"ダブルトンファー"展開!

ダブルトンファー!打突!

重厚なフォルムのビッグコンボイですが、可動範囲は中々良好。
格闘戦のポーズもガシリと決まる!

フトモモ基部は、開脚、前方回転、両方向にクリック有り。
開脚方向のそれは金属スプリング内蔵でいい手ごたえ&強度。
前方回転の方は未確認ながら、安定性は十分。
ちょっとクリアランスが狭いようで、
90度近く曲げると、腰側に当たる部分が・・・、要追加工(苦笑)。

足回りのガワ、もとい、機動モジュールが干渉して、
ヒザの曲げが浅いのがちょっと惜しい。
フトモモ部のバーニア基部改修は、ここで活きてくる。
無改造でも、一応可動範囲から逃がす事は出来るものの、
結構動かし辛く、また、フォルムを崩す方向にしか逃がせない事も多く、
全体的に高評価のこのトイにあって、惜しいマイナス点となっている。

足首上向き足首下向き

ポージングに大きく影響する足首は、こんな構造。
つま先側、かかと側が足首フレームのボールジョイントに取り付けられていて、
可動部分自体は多い・・・、のだが、
巨体に対して、ちょっと接地面が狭い感有り。
バランスよく立たせるのはやや気を使う。

ただ、考えられている点もあり。
実はこの足、写真を良く見ると分かるかもしれませんが、
かかとだけ下げて、重心を前方に傾けるポーズを支援できたり。
巨大なビッグキャノンを背負っていても、上のほうの状態の写真のように、
胸を張って直立出来たりするのは、実に良い配慮。


ところで、腕部が実は左右でディテールが違う。

右腕左腕

左腕の方が、全体的に"ゴツイ"感じ。
内蔵のトンファーまでディテールが違ったり。

ビッグコンボイの戦歴を物語る表現として、
戦いで破損した腕を修理した跡、みたいな記述を読んだ気がしたり。

ビースト系ではよくある左右非対称デザインですが、
このビッグコンボイでは、なるほど、そういう演出がいかにも似合う。

ロボットなのに義手・・・?とか気にしちゃいけない(笑)。
実にカッコイイではないですか!


肩部のマンモス頭部の裏側には、こんなディテール。

電磁兵装基幹?

前述の、超電磁振動波とかの発生装置基部かと思ってたら、
アニメ後期OPでミサイルぶっ放しててオイル吹いた。

個人的には折衷案として、電磁系兵装基幹で、
電磁魚雷(なんだそりゃ)とか発射したりも出来るとか?
このスペースに物体弾頭は辛い(笑)。


そして、背面の"ビッグキャノン"は、もちろん装備可能!

ビッグキャノン!装備!

迫力満点!強大無比!
破壊力を体現するかのような、ビッグコンボイに相応しい必殺兵装!

例によって、失くすので(苦笑)しまったままですが、
キャノンは付属の弾丸を発射可能!

しかも、このギミックはちょっと凝っていて、
上下2連装の砲身にそれぞれ装填した弾丸を、
砲身上部のダイヤルを回転させる事で、連続発射させられるのです!

多連装というのはよくあるギミックですが、
連続発射というのはTFでは珍しい?

ただ、またちょっと惜しい点。
どうも、ビッグキャノンのみならず、前述のマンモスハーケンも含み、
このトイの発射ギミック全般ですが、
非常に暴発しやすいのです・・・!

ハーケンなど、変形中、外装にかすっただけで発射されるし、
ビッグキャノンなどは、2連装の片方に装填中にもう片方が暴発して、
2発入れるのに非常に苦労する、という始末。

フック部分の設計がどうもあまり煮詰められていないようで、
改修しないと、とても安定して遊べない・・・。

ビッグキャノン展開

気を取り直して(笑)、キャノンの各部可動ギミック。
使用時には、グリップガードを開き、グリップを展開させる。
変形動作時の自由度を増すためと思われますが、
四角い砲身とビースト頭部部分の境界で、中折れするように可動。
ここから薬莢とか出るんじゃね・・・?とか脳内設定で遊ぶと良い(笑)。

また、ビースト背面を形成する装甲は、
ボールジョイントと、クランク形状のフレームで懸架され、
ある程度自由に可動。
どっちに向ければ正解か良く分からん、というのが正直な所(苦笑)。
防弾版でも、冷却アレイでも、エネルギーリフレクターでも、
都合良く脳内で再生して、好きな向きにして遊ぶと良い(笑)。

そして、ビッグキャノンを構えろ!

砲撃!打撃!

その巨大さにも関わらず、実にしっかりとホールド可能!
肩の基部は大径ボールジョイント、
そして、上腕と手首の回転ギミックが無い替わりに、
ヒジが前方と側方2方向の可動を備え、見事なまでにポーズがキマる!

爆撃!猛撃!

砲自体の重心も、後部のマンモス頭部ユニット側にあるので、
実はバランスは良好だったり。

鼻の可動化によって、こういうアングルでの見栄えは実に向上している、と、
やづまはやづまは自分で自分を(もういいそのネタ)。

フルパワー!

「ビッグキャノン、GOォウ!」

両手構えっぽいポーズもイケる!
("っぽい"だけど(苦笑)。)
2連装を同時発射すると、
相乗反応で威力が絶大になるんだぜきっと・・・!(ワクテカ)

バックファイア!

リアビューだってイケる!
足腰回りの可動の素性の良さが発揮されるカット。
ヒザと足首の可動範囲の制限があるものの、関節配置自体は良好なので、
バランスさえ取れれば、この通り!

そして、ここで、フトモモバーニアの改造が最大限活きてくる!
ぶっちゃけ、こういうポーズの時に、干渉しまくりだったのですよ・・・。

信ずるものは、我がキャノン!

伝説のその破壊力、記憶に刻め!


そして・・・、

開放・・・!

胸部は実は開放可能、その内部には・・・、

英知の象徴

なんと、"マトリクス"が!

最近でこそコンボイ系ではよくある(?)ギミックですが、
確か、マスプロ商品では初の快挙だったような気が。

その力を、解放する・・・!

そして、取り出して、両手に持たせることが可能!
そう、あのポーズになるのです!
キャノンを構えるため、と思われた、ヒジの多重関節ですが、
実はこっちが本命では、とすら思われる(邪笑)。

ホントに、"ネオ"時のタカラスタッフは、イイ感じにぶっ飛んでましたねー。
"ユニクロン・ネオ"の件といい・・・。

マトリクスパーツは、金メッキの筐体に、中央にクリアパーツはめ込み。
胸部外装までクリアパーツの重ね合わせなので、
何か、上手く小型LEDとか仕込めば、
マトリクス/胸部発光!なんてのも夢じゃない気が・・・、これも次回の課題か。

You Gotta Touch!

YOU GOTTA POWER!

「さぁ、闇に光を照らしてくれ!」

・・・とは、言わなかったんですけどね、"ネオ"では(笑)。

アニメでは、最終決戦で、マトリクスをビッグキャノンに装填し、
"マトリクスキャノン"に。
(トイ非再現。モーフィング変形だったし。)
今木商事氏のコミックでは、かなりユニクロン戦争~2010オマージュな使い方で、
最後に、ビッグコンボイが・・・(泣)。

どうも旧作TFの"マトリクス"と役回りが違うようで、
"総司令官の象徴"ではあるけど、唯一無二的なものではない模様で、
"ネオ"アニメ中では、アウトロー気質であるはずのビッグコンボイが、
このマトリクス経由でしばしばベクターシグマ(TFの神、と劇中解説)に
乗っ取られ、新兵たちに含蓄深い講釈を述べたりしては、

「また俺らしくないことを言ってしまった・・・。」

と、ハックされてる自覚があるのか無いのか。


と、いうわけで、
"伝説のワンマンズ・アーミー"こと、
『ビッグコンボイ』の、改修&レビューでしたー。

さらっといくつもりが、
思い入れ補正で、いや、止まらない、止まらない。

印象深いものの、さすがにもう古いか、と、思いきや、
なんの、まだまだ全く一線級でした。

TFとはある意味異質な、アクションフィギュア的性格を多分に内包することで、
キャラクター性そのものをトイ化してしまった、異端のTF、
しかして、その方向性における完成度の高さによって、
全ての問題をねじ伏せている、正に、"ワンマンズ・アーミー"な一品。

記憶に刻むに値する名品、と言えるでしょう。

2009年3月 4日

宇宙の果てまで聞こえるかこの衝撃

そうだよ!
新製品を買えないんだったら、手持ちのモノをいじり倒せばいいんだよ!

な、ナンダッテェ!

いや、心の中のキバヤシが目を覚ました所で、
こんな一般論が出てくるだけなので、どうしようも無いのですが。


というわけで、

蛮咆、高々と

言わずと知れた、名作、
"トランスフォーマー ビーストウォーズ ネオ"より、
『ビッグコンボイ』です!

しかも!
いじり倒した、ということで、
実は、このビッグコンボイ、
ちょっとした仕様を追加しております!

ビッグキャノン、砲撃体勢

さて、何処でしょう?
写真にはバッチリ写っております。

死角無し!

さらにヒント。
"ビッグキャノン"の砲撃状態を、よりカッコ良くするために、
2ヶ所ほどいじっております!

さあ、答えは次回


・・・・・・いや、ここで時間切れになっただけなのですがね。
いじる作業のほうで夜中になってしまった。だが満足。

2009年3月 1日

制御不能、熱い炎

考えてみれば、無職浪人時代って、
最低限の生活費(小麦粉とモヤシ、というほど酷くは無かったが(笑))以外は、
せいぜい2万も使わずに趣味ライフしてた気が。

一番大きい出費が、ISDN代ポケベル代だった、というのが、
やや時代を感じつつも、慎ましさ?を表現できていると思われます。

で、何か欲しいものが突発的に出来ると、

工 事 現 場でセメント袋を担ぐわけですが。

・・・今だから言える、というか今でも言っちゃイカンのかもしれませんが、
正しく、例の日雇い派遣です。

まぁ、鉄骨渡りは置いておいて(邪笑)。

だから、やたら秋葉に出向いて、
目に飛び込んだものに物欲を傾けないで、
よく吟味した上で、どうしても欲しいものはネットで一括購入、とかすれば、
実はかなり節約できるんじゃないか、とか、細々と思ったりしたりなんだりで。


というわけで、
家でじっくりとネットをチェックしてみたりして、










"トリガーハートエグゼリカ 店頭体験会のお知らせ"
"先着で書き下ろしポストカードをプレゼント"

エンジン始動!
進路!中央道登り方面!


って、オイコラー!
倹約はよ!やたら出向かずに、って言ったじゃないか!今!

「バカ言ってんじゃねぇバカ!このバカ!(ガングレイブOD風に。)
タダだぞ!プレゼントだぞ!タダより安いモンはね ぇ ん だ ぞ !」

ヤベエ、寝過ごした!先着って何人目くらいまでだ!?

第3(計画性)・第2(経済性)・第1(倫理性)リミッター解除!
アクセル床まで踏んじまえ!


余裕だったし。

フェインティアさんズ

フェインティアさん、通常ショットスゲエ強力。


ああ・・・、数時間前のオレよ、
正解は、"タダより高いものは無い"だし、
そもそも、一番高くつくのは、買物以前に、

秋葉まで往復3千円を超える車のコストなんだが・・・。